映画「イニシエーション・ラブ」のあらすじ紹介と解説・考察をしています!
伏線とミスリード描写を気づいた限り拾いました。
鑑賞済みの方のための考察記事です。まだ見ていない方はネタバレにご注意ください(_ _)
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※本ページの情報は2024年8月時点のものです。最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
キャスト&キャラクター紹介
©2015「イニシエーション・ラブ」製作委員会
鈴木(たっくん)…松田翔太、森田甘路
静岡での大学時代に人数合わせで誘われた合コンで繭子と出会った。
ダイエット前の鈴木が森田甘路、ダイエット後が松田翔太で話は進む。
©2015「イニシエーション・ラブ」製作委員会
成岡繭子…前田敦子
鈴木が一目ぼれした女性。
静岡市で歯科助手として働いている。
©2015「イニシエーション・ラブ」製作委員会
石丸美弥子…木村文乃
就職後、東京に転勤になった鈴木が職場で出会った同僚。
美人で気立ても良く、社内の男性陣から人気がある。
望月大輔(鈴木の友人、合コンメンバー)…森岡龍
北原鉄平(合コンメンバー)…矢野聖人
大石肇(合コンメンバー)…藤原季節
松本優子(合コンメンバー)…吉谷彩子
青島ナツコ(合コンメンバー)…松浦雅
渡辺和美(合コンメンバー)…八重樫琴美(Chubbiness)
松島ジュンコ(美弥子の後輩)…大西礼芳
日比まどか(美弥子の後輩)…佐藤玲
桑島課長(鈴木の上司)…山西惇
梵ちゃん(鈴木の同僚)…前野朋哉
濱辺部長(鈴木の上司)…木梨憲武(友情出演)
石丸詩穂(美弥子の母)…手塚理美(特別出演)
石丸広輝…(美弥子の父)片岡鶴太郎(特別出演)
天童太郎(劇団の演出家・美弥子の元彼)…池上幸平
ホテル受付…村岡希美
カップル男…夛留見啓助
カップル女…三浦葵
洋服屋の店員…小松美咲
DJの声…山寺宏一 ほか
解説、考察や感想など
張られていた伏線を気付けただけ拾っていきます。
時系列がバラバラになっていると思いますが、
出来るだけわかりやすく書いていこうと思います。
sideA、Bに分けられていた理由
物語はsideAというタイトルで始まり、中盤からのダイエットに成功した鈴木が松田翔太へ変わる際にsideBへと変わります。
なぜA、Bなどと分ける必要があるのか疑問でしたが、わかった後になるとこれも大きな伏線だったことがわかります。
鈴木(たっくん)が同一人物ではなかったから分かれていたのです。
ルビーの指輪
(指輪をはめている繭子の手 引用:http://claif.blog.fc2.com)
ユウキと繭子が初めて出会った合コンで、繭子は「自分で買った」と言ってルビーの指輪をしていました。
本当は、これはタツヤからプレゼントされたものです。
後に繭子は「指輪をなくした」とユウキに語りますが、本当は指輪はタツヤに返しています。
繭子がデートをキャンセルした理由
繭子はユウキと付き合う前、一度デートの約束を「体調不良」でキャンセルします。
後に、繭子はユウキに「ひどい便秘だった」と笑いながら話していますが、本当はタツヤとの子どもを堕ろした直後で、まだ体調が万全ではなかったからです。
ウソとは言え堕ろした子どもを排泄物に例える表現はやめて欲しかったですが、そこに繭子の性格の悪さが出ているのかもしれません。
また、繭子が妊娠したかもしれないとタツヤに打ち明けたとき、タツヤはただただ動揺していました。
この反応を見た時、繭子は完全にタツヤと結婚する気をなくしたのでしょう。
タツヤのプロポーズを断り、この数週間後に繭子はユウキと付き合い、二股を始めています。
繭子はタツヤとは自然消滅か、向こうから別れ話を言い出すのを待っていたと思われます。
『アインシュタインの世界』
ユウキが初めて繭子の部屋に入った時、本棚を見て『アインシュタインの世界』という理系の本があるのを見て驚いています。
繭子は適当にごまかしていましたが、これはタツヤが繭子に借していた本です。
ユウキと繭子の初夜
ユウキと繭子は付き合うことを決めた直後にHしています。
繭子は「初めての相手がたっくんで良かった!」とこぼしていますが、これも繭子のウソで、伏線です。
タツヤともまだ別れていないし、繭子はその時が初体験でもありません。
カニ
繭子がカニを持ってユウキとはしゃぐシーンがあります。
このカニは元々タツヤと食べるために繭子が準備していたものですが、タツヤが食べずに帰ってしまったため、ユウキと食べています。
ホテルの予約
11月に「クリスマスは一緒にディナーしてホテルに泊まりたい」と繭子がおねだりし、ユウキはダメ元でホテルに電話します。
すると「ついさっきキャンセルが出たばかりです」と言われ、あっさり部屋の予約ができました。
終盤にわかりやすく描かれますが、このキャンセルが出た部屋は、元はタツヤが予約していた部屋でした。
この頃タツヤと繭子は完全に破局して、タツヤはホテルの予約をキャンセルしました。
その直後にユウキが電話をしたから予約が取れたのです。
部屋が取れたと聞いた繭子は「どこかに失恋したカップルがいたんだ~」と言います。
繭子にとっては偶然出た発言ですが『失恋したカップル』とは彼女自身のことを指しています。
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