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エイミーが自殺しようとしていた理由、自殺をやめて戻った理由
エイミーの復讐計画には当初は自殺も含まれていましたが、エイミーはデジーの別荘でニックが出演した番組を見てニックの元に帰ることにしました。
当初の計画の中にエイミー自身の自殺も含まれていたのは、ニックを死刑に追いやって自分は自殺してやろう(ある意味心中)と考えてしまうほどニックを恨み、愛していたからです。
日記を書くシーンで泣いていた日もあったことがエイミーの愛と憎しみの深さを証明しています。
エイミーが自殺をやめたタイミングは恐らくカレンダーから付箋を剥がした時で、社会的に死んでいくニックに爽快感を覚え、「こんな男のために死ぬのはばかばかしい」と思えた瞬間があったからだと思われます。
そしてデジーの別荘でテレビを見て帰ることにしたのは、エイミーに語りかけるニックの態度こそがエイミーの好きなニックであり、おまけにニックが「君を傷つけた罪は償う」「一生かけて君に誓った男になる」と発言したからです。
しかしエイミーは元々自殺するつもりで準備して逃げたので、帰ってしまうと失踪時の状況とつじつまが合わなくなる(床の血や日記の内容など)ので、もし刑事にちゃんと問い詰められていたらどう言い訳していたのか見たかったです。
エミリーがデジーと別れた理由
エイミーが資産家のデジーと別れることにしたのは、彼がストーカー気質だったことはもちろんですが、1番の理由は恐らくデジーはエイミーの理想のキャラにはたとえ演技でもなってくれなかったからだと思われます。
デジーは支配的で一方的に愛を押し付けてエイミーをコントロールしたがるばかりで、デジー自身はエイミーの好みの男になろうとする努力を全くしていませんでした。
デジーとエイミーはなんとなく雰囲気が似ていてニックよりもお似合いだと思ったので、結ばれないのがちょっと残念でした。
タイトル「ゴーン・ガール」の意味
ゴーン・ガール(gone girl)は「消えた女の子」という意味です。
ひとつはエイミーの失踪事件を表し、もうひとつはニックが「いい女(good girl)」を失うという結末も言い表したダブルミーニングのタイトルになっています。
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