「大脱出2」ネタバレあらすじと感想|矛盾探しが逆に楽しくなる | 映画の解説考察ブログ - Part 2

「大脱出2」ネタバレあらすじと感想|矛盾探しが逆に楽しくなる

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あらすじ⑥:結末

大脱出2
(キンブラルに捕まったブレスリン © 2018 GEORGIA FILM FUND 60, LLC)

数週間後、とうとうブレスリンも拉致されてハデスに投獄されました。
キンブラルは「お前が甘く見たAIが管理するこの施設から脱獄できるものならしてみろ」と挑発しました。

その後、ブレスリンと再会してやる気を取り戻したシューは『プランB(予測できない行動で敵の裏をかく方法)』を一緒に考えました。

まず、ユシェンがズーキーパーに『特許に関する偽の情報』を喋ります。
ブレスリンは部下のハッシュ(50セント)が開発した『歯に埋め込むタイプの通信機』で外部との通信に成功し、ハッシュはハデスを管理するAI「ガリレオ」のハッキングに成功しました。

ハデスの場所をハッシュに特定してもらうには、電波を発信する基地局を作ってハデス内から電波を発信する必要がありました。
ブレスリン達は必要な部品をかき集め、ユシェンに頼んで簡単な基地局を作ってもらいました。

やがてハデスの場所が特定でき、あとは脱獄するだけです。
ハッシュが3分間ガリレオのシステムをダウンさせ、その間に一同はズーにある隠し扉を押し開けて脱出し、医務室に走りました。

他の囚人達も隠し扉に気付いて逃亡しますが、復活したAIに捕まったり殺されたりで、残ったのはブレスリン、シュー、ルーク、レギオン2人、アカラの6人だけになりました。

レギオン2人は医務室にあるパソコンで何か重要な作業を始め、アカラは2人を守るために医務室に残りますが、この後3人ともAIに見つかって殺されてしまいました。

AIの異常に気付いたキンブラルはハッキングをブロックし、扉を全て閉鎖して毒ガスを噴出します。
ブレスリン、シュー、ルーク、ユシェンは毒ガスから逃れるために空気孔の上に上がりますが、ルークが毒ガスの蔓延する廊下に落ちてしまいました。

シューはルーク救出に向かい、ブレスリンはユシェンを連れて制御室に向かいます。
この後、シューは追いかけて来たズーキーパーと対決してシューが勝利しました。

ブレスリンとユシェンは制御室に到着し、駆けつけてくれたデローサがハデスの外壁を破って侵入し、次々にシステムを破壊してついにガリレオを完全停止させました。

シューは制御室でユシェンと再会すると、出口を見付けて脱獄します。
外に出てみると、ハデスはジョージア州アトランタにある教会の地下にあったことがわかりました。

一方ブレスリンは広間でキンブラルと対決し、あっさりキンブラルを殺しました。

無事にハデスから生還したブレスリンは、キンブラルに出資して『ハデス』を作らせ、前作の監獄『墓場』の創設にも関わったという謎の大富豪を突き止めることを決意しました。

 

感想など


(引用:https://dramapanda.com

前作はそれなりに見ごたえがあったのに、本作は何というか、色々と置いてけぼりになっている箇所があって残念でした。
中国が制作に関わっておかしくなってしまったんでしょうか?笑

スタローン主演のはずなのに出番が少なくて、シュー演じるホアン・シャオミンがほぼ主演になっています。
デイヴ・バウティスタ演じるデローサも表紙に載っているから活躍するかと思ったのにあんまり出番がなかったし(笑)

バウティスタ氏について知識が皆無だったんですが、アメリカでは有名な元プロレスラーの役者さんなんですね。
雰囲気が好きなので、今後も活躍してほしいです。
他にも有名な格闘家のタイロン・ウッドリーが黒人囚人アカラ役で登場しています。

今回は解説ではなく、よくわからなかった点をいくつか挙げていこうと思います(笑)

まずユシェンがバンコクでパーティーに参加するのにシューが同行した時ですが、パーティーって言ってたのにめちゃくち道端の屋台みたいなところで酔いつぶれてるだけだったんでよくわかりませんでした。

囚人コックのレッドも、厨房の行き来にわざわざ人目に付くズーにある隠し扉を使っていましたのもよくわかりませんでした。
人目を避けようと思ったら普通は独房と厨房を行き来させますよね。
ズーにある隠し扉を毎日使ってたら他に気付く囚人も出てくるはずですし、謎でした。

一番ツッコミどころが多かったのはレギオンの3人組です。
まずなぜ彼らはスキンヘッドを維持できたのか?
頻繁に剃らないとスキンヘッド維持できないですよね。
電気ショック拷問で髪が焼けたのでしょうか。

3人とも元々毛がないのかもと思いましたが、頭皮もヒゲも普通に青かったので謎しか残りません。
セリフもほぼ「我らはレギオン」しか言わないしコントみたいでした。

あとは、レギオンが保護室に入るまでの過程でシューがレギオンの対戦相手の食事に何か細工してましたけど、そもそもレギオンの対戦相手をどうやって事前に知ったのか謎でした。

脱獄の時に医務室に残ったレギオン2人はもしかしたらパソコンで何をしていたのかすらはっきりわからないまま殺されてしまいちょっとかわいそうでした。

ガリレオをハッキングして中国語を喋らせた時も「不具合」で済ませてしまう警戒心の低さもやばいですよね(笑)

シューとズーキーパーの戦いや、ブレスリンとキンブラルの戦いも見せ場を作るためだけの戦いみたいになっていてなんか残念でした。

ついでに言えば、シューとアカラが信頼関係を築く過程や、シューとユシェンが作ってた基地局の材料を集める過程、ブレスリンとデローサの過去の話なんかを知りたいです。

デローサはブレスリンの仲間全員と顔見知りだったようだけど、どんな関係なのか結局わからず終いだし、かっこよかったけどまじで謎だらけでした(笑)

めちゃくちゃ粗探ししてしまいましたが、見ていたら矛盾点を探すのが楽しくなって書き連ねてしまいました。笑

ちなみに公開後、スタローン氏は『この映画は私が関わった中でも最低の出来だった』というコメントや、SNSで大脱出2について「あれはひどかったよね!」というような自虐的なコメントをしていて、こんなつもりじゃなかった感がヒシヒシと伝わってきました。

感想の一番上に貼った画像なんですが、よく見たらホアン・シャオミン(シュー役)がスタローン氏を殴っている構図(顎に拳が触れてる)になっていたのでシャオミン調子乗りすぎやろと思ってしまいました笑

映画評論家の宇多丸さんのラジオでは、意味分からなかった点の解説をさらに詳しくされています(笑)
下記はラジオの書き起こし記事です。

TBSラジオ:宇多丸、『大脱出2』を語る!

次作もあるようなので、機会があれば見てみます!

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