映画『キャプテン・フィリップス』のあらすじと元になった事件『マースク・アラバマ号乗っ取り事件』について紹介しています!
制作年:2013年
本編時間:134分
制作国:アメリカ
監督:ポール・グリーングラス
脚本:ビリー・レイ
原作小説:『キャプテンの責務

主要キャスト紹介

(C) 2013 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
リチャード・フィリップス…トム・ハンクス
コンテナ船マースク・アラバマ号の船長。
コンテナ船の輸送中のソマリア海沖で海賊に捕まってしまう。

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アブディワリ・ムセ…バーカッド・アブディ
海賊のリーダー。ソマリアの海沿いの村の漁師だが、村長に命じられて海賊をさせられている。
アダン・ビラル/海賊一員…バーカッド・アブディラマン
ノール・ナジェ/海賊一員…ファイサル・アメッド
ワリド・エルミ/海賊一員…マハト・M・アリ
シェーン・マーフィー/アラバマ号一等航海士…マイケル・チャーナス
マイク・ペリー/アラバマ号機関長…デヴィッド・ウォーショフスキー
ケン・クイン/アラバマ号舵手…コーリイ・ジョンソン
ジョン・クローナン/アラバマ号の三等機関士…クリス・マルケイ
フランク・カステラーノ/ベインブリッジ号艦長…ユル・ヴァスケス
SEAL指揮官…マックス・マーティーニ
ネモ/アラビア語通訳…オマール・バードゥーニ
アサド/海賊(モハメド・アリ) ほか
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あらすじ紹介
あらすじ①:
2009年3月。バーモント州アンダーヒルに住むリチャード・フィリップス船長(トム・ハンクス)は、中東オマーンのサラーラ港からケニアのモンバサ港までコンテナ船を運ぶ仕事をすることになりました。
リチャードはコンテナ船マースク・アラバマ号に乗り、一等航海士のマーフィー、機関長のマイク等と挨拶して船を出航させました。
※機関士:船内底にある機関室でエンジンなどの管理を行う
船はジブチに寄ってからソコトラの南で水路を出て、そのまま南下してソマリア海盆を通りケニアのモンバサ港に到着する予定です。
(航路 引用:https://www.historyvshollywood.com)
同じころ、ソマリアの海沿いの村では、村の男たちは村長の命令で海賊行為を強要されていました。
村長が村の漁師アブディワリ・ムセに海賊を命じると、ムセは少年のアダン・ビラル、救命ボートの操縦ができるワリド・エルミ、隣町に住む力自慢のノール・ナジェを引き連れて海に出ます。
ムセたちは母船のレーダーで襲う船を選び、単独でケニアの方向に来ていたマースク・アラバマ号を襲うことに決めました。
翌朝、リチャードが船員達と緊急時訓練を行っていた最中、レーダーに2隻の不審な船が近づいていることに気が付きます。
リチャードは助けを求めようと海事局に電話しますが繋がりませんでした。
2隻のボートに乗っているのは海賊ムセたちで、ムセはマースク・アラバマ号に侵入しようとしますが、あと少しと言う所でボートのエンジンが壊れて失敗しました。
フィリップスは船員を集め、ソマリア海域を過ぎるまで勤務時間を2倍にして警戒態勢を続けると指示すると、船員から「海賊と戦うほどの給料はもらってない」ブーイングが出ます。
フィリップスはモンサバ港に着くまで逃げ道がないことを説明し、船員たちを黙らせました。
翌朝。ムセ達は直したボートで再びマースク・アラバマ号に近づきます。
フィリップスが再び海事局に連絡すると今日は繋がり、海事局は「すぐ軍事機関から応援をよこす」と応えてくれました。
ムセはフィリップスに無線で「沿岸警備隊だ。検査するから船を停止しろ」と嘘の呼び掛けをします。
嘘を見抜いたフィリップスはホースで海水を噴射するなどして必死で乗船拒絶しますが、ムセたち4人は隙を見付けて船にはしごをかけてマースク・アラバマ号に乗り込んでしまいました。
あらすじ②:

© 2013 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
操縦室にはフィリップス、舵手のクイン、三等機関士のクローナンが残り、フィリップスは他の船員には、船を停止させて機関室に隠れているように命じました。
ムセたち4人は操縦室でリチャード達と対峙すると、銃を向けて「金を渡せば大人しく帰る」と脅します。
フィリップスは「金庫に3万ドルある」と答えますが、ムセは「もっとあるだろ」と応じませんでした。
そうこうしているうちに船が止まり、ムセたちは慌てます。
フィリップスは「船が故障した」と嘘をついて諦めさせようとしましたが、ムセは「船を直すから船員を全員ここに集めろ」と言い出しました。
フィリップスが「他に船員は居ない」と言い張ると、ムセは「調べるから機関室に案内しろ」と命じます。
フィリップスはムセにバレないように無線で海賊が機関室に行くことを船員達に知らせ、出来るだけゆっくり機関室に向かいました。
フィリップスがムセたちを連れて機関室に入ると、裸足だった海賊アダンがガラスを踏んで怪我をしました。
幸い機関室からは皆逃げていて誰もムセに見付かりませんでしたが、ムセは「船底も調べる」と言います。
そこで、船員の1人が海賊に見つかりそうな危険を冒してなんとか電気系統を遮断しました。
電気が消えて懐中電灯しか明かりが無くなると、ガラスで怪我をしたアダンは「もう歩けない」と座り込みます。
フィリップスは「手当しよう」と言い、アダンを操縦室へ連れていきました。
ムセは船底に残って船員探しを続けますが、一人になるのを待っていた他の船員たちに捕まりました。
フィリップスはムセと交渉し『救命ボートと3万ドル』を渡すことでマースク・アラバマ号から降りてもらうことになりましたが、海賊に救命ボートを渡す過程でフィリップスは拉致されてしまいました。
あらすじ③:

フィリップスが拉致された救命ボート © 2013 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
その頃、米駆逐艦ベインブリッジ号の艦長フランク・カステラーノは、マースク・アラバマ号の船長がソマリアの海賊に人質に取られたことを知り、フィリップス救出に向かいました。
ムセはフィリップスに「あと2日もあれば港に着く。お前の会社が身代金を払えばすぐに開放する」と告げました。
フィリップスが人質になったことはアメリカでも注目を集め、海軍本部はムセ達が上陸するまでにフィリップスを救出する目標を立てました。
海軍特殊部隊のSEALも来てくれることになると、カステラーノはSEALが現場に到着するまでの間のフィリップス救出の指揮を執ることになりました。
救命艇に食料は一切なく、海賊たちは興奮作用のある葉っぱを噛んでやり過ごしていました。
リチャードは水すらろくに飲ませてもらえません。
ムセは村長の右腕フーファンに海賊の成果を報告すると、フーファンは「もっと金を絞り取れ。できないならもう戻って来るな」と冷酷に告げました。
その時、ベインブリッジ号がムセ達の乗る救命ボートの近くに到着し、警報を鳴らしました。
ムセたちはベインブリッジ号と無線を繋ぎ、身代金1000万ドルを要求すると、通訳は「難しいが頑張ってみる。翌朝そちらに食料と水を送る」と答えました。
翌朝、カステラーノの部下が食料と水を持って救命ボートに接近し、ムセに「船長の姿を見せろ」と要求しました。
ムセはフィリップスを見せ、改めて身代金を要求します。
フィリップスが隊員と言葉を交わすと、ナジャが「会話の許可は出してない」と怒って発砲したので、隊員は食料を渡さず退避しました。
しばらく経ち、ムセはリチャードに「これが終わったら俺はアメリカに行く。アメリカで車を買う」と夢を語ります。
ムセは極度の疲労と緊張状態が続いたため、体調が悪そうです。
その時、再びベインブリッジ号からボートが2隻、救命ボートに近づいてきました。
フィリップスはムセに「降参すべきだ」と説得しますが、ムセは「今更無理だ」と拒否しました。
夜になり、SEALがベインブリッジ号に到着しました。
フィリップスは小便がしたいと言って救命ボートの外に出してもらい、隙をついて海に飛び込みますが、異変に気付いたムセに連れ戻されてしまいました。
救命ボートに戻されたフィリップスは怒ったナジャに殺されかけますが、ムセに助けられました。
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