『竜とそばかすの姫』ネタバレ解説考察|鈴の王子様はどっち?仮想世界なら歌えた理由など | 映画の解説考察ブログ - Part 2

『竜とそばかすの姫』ネタバレ解説考察|鈴の王子様はどっち?仮想世界なら歌えた理由など

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竜とそばかすの姫 SF
©スタジオ地図

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竜に攻撃されたアカウントが凍るのはなぜ?

竜のファイトスタイルはデータが壊れるまで相手を打ちのめす最悪のスタイルだと語られていました。

そんな竜に攻撃されたアカウントたちが凍ってしまうのは、アカウントを利用できない状態を意味する『アカウント凍結』に由来していると思われます。

 

竜の正体は?背中の痣の原因は?

竜とそばかすの姫

©2021スタジオ地図

竜の正体は鈴と同じく父子家庭に育つ少年 恵でした。

『U』に登録される仮想世界の中の姿は、本当の自分の姿が反映された姿になります。
竜の背中のアザは、竜の中の人である恵が父親から浴びせられる罵声を背中で受けていた行為に関係しています。

父の罵声は見えない握り拳となって恵の心を背後から殴りつけ、罵声によって付いた心の傷が背中のアザとしてアバターにあらわれていたのです。

この模様はアザだと言われたから痣だと認識しましたが、痣は怪我の一種ですし竜が羽織っていたマントの上に付いていたのでぶっちゃけ全く痣には見えませんでした。

竜のマントは知を守りたいという気持ちから派生したと思われるので、知を守るために知に変わって受けた傷という意味でマントの上に痣があったのかなと解釈しています。

 

クリオネ『天使』の正体は?

歌っていたベルの前に現れて、竜が大切にしていた『天使』の正体は恵の弟の知で、恐らく発達障害者である知の心の純粋さが表現されたアバターでした。

もし恵がいなければ、知の心はどうなっていたかわかりません。




恵と知の父親はなぜ鈴に怖気づいた?

恵と知の父は、鈴には力で圧倒的に有利でしたが、恵と知を体を張って守ろうとする彼女を殴ることはできませんでした。

恐らくあの時の鈴の目は、今は亡き恵と知の母で父の妻だった女性にそっくりだったからではないでしょうか。

 

鈴は誰と結ばれるのか

鈴はずっと忍に片思いしていましたが『美女と野獣』の流れをくむとしたら鈴が結ばれるのは恵(竜)であるのが自然です。

また、ヒロちゃんが「忍は鈴のお母さんみたい」とも発言していたことを踏まえると、やはり鈴は将来恵と付き合うことになる気もします。
ただラストの忍の「これで対等に付き合える」という発言は若干意味深だったので、これは制作側が鑑賞者に向けて残した余韻ということで、観た方が好きに想像すれば良い事柄だとも思いました。

 

劇中歌一覧

劇中に登場した楽曲を載せておきます。

「心の瞳」
作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし
編曲:横山潤子
歌:杉並児童合唱団
「Blunt Words」
作詞・作曲・編曲:Ludvig Forsell
歌:ermhoi
「歌よ」
作詞・歌:中村佳穂
作曲・編曲:Ludvig Forsell
「いざ、リラを奏でて歌わん」
歌:森山良子、岩崎良美、中尾幸世、清水ミチコ、坂本冬美、中村佳穂
「心のそばに」
作詞:細田守、中村佳穂、岩崎太整
作曲:岩崎太整
編曲:岩崎太整、坂東祐大
歌:中村佳穂
「はなればなれの君へ」
作詞:細田守、中村佳穂、岩崎太整
作曲:岩崎太整
編曲:岩崎太整、坂東祐大
歌:中村佳穂

以上です。読んで頂きありがとうございました。
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参考サイト様

シネマトゥデイ:細田守監督『竜とそばかすの姫』モチーフは『美女と野獣』

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