あらすじ転:真犯人を名乗る人物現れる
その後、例の動画をアップしたとかたる人物からテレビ局に接触がありました。
局がテレビ出演を依頼すると「曾根崎と牧村も出演してくれるならOKする」と言われ、牧村と曾根崎も出演を承諾しました。
テレビ出演の日、真犯人を名乗る男は「今は普通に会社員をしているから」と覆面姿でスタジオに現れました。
横柄な態度のその男は『真犯人である証拠』として、事件の映像を収めたDVDを提出します。
事前チェックで放送NGが出たため、スタジオにいる人々だけでDVDを再生すると、映っていたのはアパートが燃えた後に里香が絞殺される映像でした。
男は「これは繰り返し楽しむために撮っておいたものだった。これは犯人じゃないと撮れないだろう」と自慢げに語ります。
黙って映像を見ていた曾根崎と牧村はほぼ同時に男に襲い掛かり、スタジオは大混乱になりました。
騒動が落ち着くと、仙堂は曾根崎に「本当にあの男が犯人で、あなたはニセモノなのか?」と問い詰めると、牧村が「この本は私が書いた」と言いました。
実は曾根崎の正体は里香の婚約者の小野寺拓己でした。
小野寺と牧村は時効関係なく犯人を追い続けると誓い、協力して真犯人をあぶりだそうとしていたのです。
小野寺は事件の時効を過ぎた直後に絶望から飛び降り自殺を図り、奇跡的に一命を取り留めた後、犯人を突き止めると誓いました。
そして4人目目撃者の山縣医師に協力を仰いで整形手術をしてもらい、現在の曾根崎の顔を手に入れています。
牧村は捜査で得た情報を元に告白本を執筆し、小野寺がニセの犯人であり本の執筆者『曾根崎雅人』として話題になって金を稼げば、嫉妬した真犯人が出てくるだろうと予想したのです。
しかし、真犯人を名乗る男もまた『真犯人から依頼を受けた代行屋』だったことがわかり、DVDも謎の依頼主が用意しただったことが判明します。
その後、曾根崎改め小野寺は山縣医師に車を借りて、牧村には何も言わずにどこかに行ってしまいます。
山縣医師から連絡を受けた牧村は、車のGPS情報を頼りに小野寺を追いました。
あらすじ結:真犯人と結末
(牧村と曾根崎と仙堂 ©2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会)
小野寺が仙堂の別荘に行ったことを知り、牧村は何となく事態を把握しました。
その日、仙堂は密着取材で取材陣2名を別荘に案内していました。
仙堂が部屋を見せて回っている最中、窓ガラスが割られているのを見つけると顔色を変えて地下室に向かいます。
たくさんのモニターが置かれたその部屋には小野寺が居ました。
小野寺は、その部屋にあった6件の殺人の犯行映像をモニターに映すと「里香が婚約していたことをお前が知っていたのがおかしいと思い、犯人だと気づいた」と言いながら、仙堂の腹にナイフを突き刺します。
『東京連続絞殺事件』の真犯人は仙堂でした。
仙堂はジャーナリスト時代に行っていた海外の戦場で反政府組織に捕まり、一緒に捕えられた友人を目の前で絞殺され、自分だけが解放されて生き残りました。
日本に戻ってからもトラウマに苦しめられた結果、誰かを自分と同じ目に遭わせたい衝動を抑えられなくなったと明かしました。
小野寺が刺したナイフは急所を外れていました。
仙堂は腹からナイフは引き抜くと「君と私はとても良く似ているようだ。あの女(里香)は『震災の時に死んでおけば良かった』とほざくようなつまらない奴だった。最初から死にたがっている奴を殺すのは楽しくなかった」と言いながら、自身の首に電気コードを巻き付けて「死ぬなら絞殺が良い」と小野寺にコードを渡しました。
牧村が仙堂の別荘に着くと、小野寺はまさに仙堂を絞殺しようとコードを引っ張っている所でした。
牧村は「そいつは法的に罰することが出来る」と告げて、小野寺を止めました。
仙堂が里香を殺したのは、録画映像から28日の午前0時以降だったことが判明し、時効が無くなる対象になることがわかったのです。
仙堂は逮捕されて事件は解決しました。
その後の捜査で、仙堂の別荘の庭から里香の遺体が出てきて埋葬されました。
事件が落ち着いた後、小野寺は世間に顔が知られていることもあり、しばらく日本を離れることにしました。
出発の日には牧村、美晴、山縣医師が見送りに来ます。
小野寺は「里香の命日にまた帰ってきます」と言い、日本に別れを告げました。
仙堂は「死刑まで時間があるから」と事件の告白手記を執筆し、出版社と契約して発売日が決まりました。
その後、仙堂が収容されている刑務所内部に戸田が忍び込み、仙堂にナイフで襲いかかりました。
以上です!この記事がお役に立てていたらハートマークを押してもらえると嬉しいです(^^)
・関連記事
感想などお気軽に(^^)