映画『ソルト』解説|ラスト考察、続編は?テッドは何をした?ソルトの行動理由など | 映画の解説考察ブログ

映画『ソルト』解説|ラスト考察、続編は?テッドは何をした?ソルトの行動理由など

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ソルト アクション

映画『ソルト』の解説・考察をしています!
ラスト考察、続編はあるのか、テッドは何をした?、KGBの計画、ソルトの行動理由、などについて書いています。

鑑賞済みの方のための記事です。まだ観ていない方はネタバレにご注意ください。

ソルト

原題:Salt
制作年:2010年
本編時間:100分
制作国:アメリカ
監督:フィリップ・ノイス
脚本:カート・ウィマー

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キャスト紹介

イヴリン・ソルト/チェンコフアンジェリーナ・ジョリー
幼い頃…カシディ・ヒンクル
ロシア担当のCIA職員。突然CIAに現れたロシア人男性の告白で二重スパイであることがバレてCIAに追われる。

テッド・ウィンターリーヴ・シュレイバー
CIA職員。ソルトの直属の上司。

ウィリアム・ピーボディキウィテル・イジョホー
CIA職員。防諜部所属。
※『防諜』は敵国側によるスパイ活動を防いだり、組織内部に潜む二重スパイなどを特定、逮捕して組織の情報が外部に漏れるのを防ぐ活動です。

マイク(ソルトの夫)…アウグスト・ディール
オレグ・ワシリエヴィチ・オルロフ(ロシア人諜報員)…ダニエル・オリブリフスキー、ダニエル・ピアース
シュナイダー(ロシア諜報員)…コリー・ストール
CIA受付…ゾーイ・リスター=ジョーンズ
CIA職員…ガイウス・チャールズ、マイク・コルター、ケヴィン・オドネル
メッドフォード国防長官…アンドレ・ブラウアー
ハワード・ルイス大統領…ハント・ブロック
マトヴェーエフ(ロシア大統領)…オレク・クルパ
サーシャ・チェンコフ(レスラー、ソルトの父)……ウラジスラフ・コウリコフ
アーニャ・ヌレキョワ(チェスプレイヤー、ソルトの母)…オリャ・ズエヴァ ほか

 

あらすじ紹介

CIA所属でロシア担当諜報員のイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、北朝鮮での潜入捜査の際に身元がバレてしまい、監禁と拷問を伴う尋問を受けました。
CIAの方針では諜報員が捕まった場合は機密保持が優先されて救出活動は行われず、捕まった諜報員はそのまま一生投獄されるか殺されてしまうケースが多いですが、ソルトは恋人マイクの働きかけによって解放されました。
北朝鮮解放から1ヵ月後にソルトとマイクは結婚して幸せに暮らします。

約2年後、その日ソルトはマイクとの結婚記念日で早めに帰宅しようとしていたところに慌てた様子の職員が現れました。
オルロフと名乗る『ロシアから亡命した元諜報員』だという男が、CIAに情報提供したいと言っているそうです。

ソルトと上司のテッド(リーヴ・シュレイヴァー)、防諜部のピーボディ(キウィテル・イジョフォー)がオルロフに会うと、オルロフは「ロシアでは孤児を集めて子どもの頃から二重スパイに訓練する秘密の施設がある」と明かした上で、ソルトがその二重スパイの1人だと告げました。

テッドは「あんなのデタラメだ」とソルトをかばいますが、ピーボディはソルトを拘束しようとします。
オルロフはソルトに夫の話をしたので、心配になったソルトはマイクに電話をかけますが、繋がりませんでした。
ソルトはピーボディの警告を無視して無理やりCIAから脱走し、マイクが居るはずの自宅に走ります。




解説・考察・感想など

2014年に観たはずだったんですが、全然内容を覚えていなくて初鑑賞並みに楽しめました(笑)
アンジェリーナ・ジョリー無双も楽しめるので、アンジーファンには最高の映画だと思います。
個人的には、アンジーはやっぱり金髪より黒髪だなと思いました(笑)

大統領殺害あたりから怒涛の展開でソルトの目的がわからなくなりかけたので整理してみます。

ソルトの正体は?

ソルトはCIAに現れた男オルロフが話していた通り、ロシアの二重スパイで本当の名前はチェンコフでした。
オルロフが話していた『誘拐された子どもの話』はソルトの身の上話で、彼女はレスラーとチェス名人の子で『有能なスパイになる素質を持つ子ども』だったから拉致されたのです。

拉致された少女チェンコフはロシアで訓練を受けたあと、事故で両親を亡くしたアメリカ人の少女イヴリン・ソルトとしてアメリカで暮らし始めます。
本物のイヴリン・ソルトは両親と一緒に事故で亡くなっていて、チェンコフはソルトに成りすまして『生き残った女の子』になったのです。

ソルトはロシアのスパイとしてアメリカでCIAの職員になった二重スパイでしたが、夫マイクを心から愛したことでロシアへの愛国心は薄れるどころか、大切な人を奪われた憎しみに変わっていました。
ソルトは二重スパイをやめてロシアに背く決意をし、ロシアが長年温めた計画を失敗させようと動きます。

 

テッド(リーヴ・シュレイヴァー)の正体と目的は?

テッドもソルトと同じくロシアから派遣された二重スパイでしたが、CIAに勤務している間はソルトはテッドの正体を知りませんでした。
テッドはソルトの正体を知っていた仲間のはずでしたが、個人的な感情によりソルトを裏切っていました。
裏切りの詳細は各項目で説明します。

 

オルロフはなぜCIAに現れた?

ソルト

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オルロフはロシアから亡命してきた元スパイとしてCIAに現れ、ソルトが二重スパイだとバラしました。
オルロフがCIAに現れたのは、ソルトとテッドに『Xデー』(計画の始まり)が近いことを知らせるためです。

オルロフは「また会いに行く時まで待ち続けろ」とソルトに言い残し、まだ10歳前後だった彼女をアメリカに引き渡した(Xデーが決まる何年も前)ので、ソルト自身もXデーがいつなのかを知らずにいたからです。

また、オルロフに『ソルトが二重スパイだ』と言わせ、マイクを拉致して殺すように仕向けたのもテッドの仕業だったことがラストで判明しました。
テッドの目的はソルトに与えられていた重要ミッションを代わりに遂行してヒーローになることと、失恋の腹いせだったので、テッドはオルロフに「ソルトは恋愛に夢中だ」などと話して、オルロフを不安にさせたと思われます。

 

次のページに続きます!

2ページ目は『KGBの計画とは?』『ロシア大統領殺害を偽装した理由』『ラスト考察』『別バージョンの存在』『続編は?』などです。




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