映画「闇金ウシジマくんPart2」あらすじネタバレ・解説|楽な道を選び続けた男の末路

漫画原作の人気シリーズ第2作目。
闇金融屋カウカウファイナンスの社長、丑嶋馨(山田孝之)は、
未成年のヤンキー 加賀マサル(菅田将暉)を見習いとして雇うことにした。
だがマサルは丑嶋の課す辛い試練に耐えきれず、すぐに辞めることになる。
その後、マサルは見よう見まねで闇金まがいの仕事をはじめ、丑嶋の客を奪い、仕返しを始めた。
未成年のフリーター藤枝彩香(門脇麦)は、偶然出会った新人ホストの麗(窪田正孝)に恋をして、
麗のナンバー1になるという夢を応援するために丑嶋から借金し、体を売り始めた。

制作年:2014年
本編時間:133分
制作国:日本
監督:山口雅俊
脚本:福間正浩、山口雅俊
原作:漫画/真鍋昌平『闇金ウシジマくん』”ヤンキーくん”編、”ホストくん”編

 

闇金ウシジマくんPart2|出演者・キャスト紹介

丑嶋馨(うしじまかおる)…山田孝之
闇金融屋カウカウファイナンスの社長。
街の同業者や若者たちから一目置かれている。

柄崎(えざき)…やべきょうすけ
カウカウファイナンス社員。
丑嶋の中学時代の同級生で丑嶋を慕っている。

高田(たかだ)…崎本大海
カウカウファイナンス社員。元ホストのイケメン。
女性客の取り立てを主に担当している。

戌亥(いぬい)…綾野剛
丑嶋の幼馴染みの情報屋。職業柄、様々な情報を丑嶋に流してくれる。

加賀マサル菅田将暉
無職のヤンキー。
丑嶋に気に入られてカウカウファイナンスで働くことになったが、
辛い課題に耐えきれずすぐにクビになった。

愛沢浩司(あいざわこうじ)…中尾明慶
暴走族「愛沢連合」の総長。性格は自己中心的で残忍。
丑嶋、犀原と同い年で、学生当時はこの2人と並んで恐れられていた。
暴走族は普通は10代で卒業するものだが、
自身が唯一優越感に浸れる場所であるため執着し続けている。
メンツを保つために犀原から金を借りてしまい、返済が間に合わなくなり追い詰められていく。

愛沢明美木南晴夏
愛沢浩司の妻。丑嶋の客。

神咲麗(かんざきれい)…窪田正孝
クラブエアーの新人ホスト。
偶然出会った藤枝彩香に名刺を渡し、彩香が初めての指名客となった。
少しずつ人気が出始めると車やマンションをくれるような太客が現れ、
捕まえておくために枕営業をするようになる。

藤枝彩香(ふじえだあやか)…門脇麦
高校中退後、喫茶店で働いているフリーター。
実家暮らしだが、家族は冷たく常に孤独を感じている。
神咲麗と出会ってからホストクラブに通うようになり、神咲に恋心を抱く。
次第にエスカレートしていく神咲の要求に答えるために丑嶋から借金し、体を売り始める。

蝦沼(えびぬま)…柳楽優弥
日雇い労働者。犀原茜が管理している職場で働いている。
たまたま目にした彩香に一目惚れし、ストーカーとなる。

犀原茜(さいはらあかね)…高橋メアリージュン
実写版のオリジナルキャラクターで、原作の滑皮の立ち位置となるキャラクター。
闇金融ライノー・ローンの女社長。丑嶋を過剰にライバル視している。
やくざの熊倉に取り入ろうとして、熊倉から怪しい商売の管理を押し付けられた。
美人だが食べ方が汚い。

熊倉(くまくら)…光石研
若琥会(にゃこかい)の経理を牛耳っているヤクザの若頭。
丑嶋に300万円の支払いを無理強いする。

・その他のキャスト
村井(犀原の部下)…マキタスポーツ
摩耶(カウカウファイナンスの受付兼事務)…久保寺瑞紀
尚樹(連れ去られたホスト)…落合モトキ
里中美奈子(尚樹の太客)…大久保佳代子
ユキミ(バカラ狂いのホステス)…
日野牧子(神咲麗の太客)…キムラ緑子
下村(ウソ虫歯)…バカリズム
大成(No.1ホスト)…相葉裕樹
焼き鳥屋の店主…伊藤正之
葉山朋子…希崎ジェシカ
将吾(ホスト)…川久保拓司 ほか

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闇金ウシジマくんPart2|あらすじ前半

無職の未成年ヤンキー加賀マサル(菅田将暉)は、
友人たちとバイクを盗んで乗り回した挙句、セルフ事故で壊してしまった。
そのバイクは暴走族の総長 愛沢浩司(中尾明慶)の愛車だったため、
マサルたちは愛沢率いる15人の集団にリンチされた。
愛沢はバイクの弁償と慰謝料を要求したが、マサルは無職で金がなかったので、
マサルに金を借りさせようとカウカウファイナンスに連れて行った。

社長の丑嶋(山田孝之)は、話を聞いてマサルの度胸を気に入り、
マサルは客ではなく見習いとして丑嶋の下で働くことになった。
その日からマサルは頑張って働き、
やがて丑嶋の部下の柄崎高田もマサルを認め始めた。

仕事に慣れてくると、マサルは次第に
「闇金の客は全員クズだ」と、客を見下すようになった。
そんなマサルの様子を見た丑嶋はある日、
事務所にマサルの母親を呼び出した。
マサルの母親も丑嶋の客だったのだ。
丑嶋は、「マサルの母親は今返済できないみたいだから、
裸の写真を撮れ」とマサルに命じた。
マサルは写真を撮れず、土下座して謝った。
丑嶋は許さず、その日にマサルは見習いをクビになった。

マサルは事務所から出たその足で、男から闇ルートの通帳を購入し、
見習い期間中に得た知識を活用して金儲けしようとたくらんだ。
事務所を去る際、ちゃっかり債務者リストを盗んでいたマサルは
丑嶋への仕返しに、カウカウファイナンスよりも
金利を安くしてリストの客に金を貸し、丑嶋の客を片っ端から横取りしていった。

丑嶋の元にマサルを連れてきて返り討ちにされた愛沢は、
良い年して暴走族””愛沢連合””の総長をしている少々イタイ半グレ男だ。
連合と言っても、メンバーは家出少年たちと愛沢を入れて5人だけだ。
愛沢はメンツを保つためにライノーローンの犀原茜(高橋メアリージュン)から金を借りていた。
家出少年たちも連合に入れていた愛沢は、
毎日のように少年たちに食事をおごったりしなければならず
交際費がバカにならなかったからだ。
犀原からの借金は現在、利子を含めて200万円に達していた。

マサルから慰謝料を含めて200万をせしめようと丑嶋の元へ行ったが、
丑嶋からは”絆創膏代”として1000円しかもらえず、
愛沢はマサルと丑嶋を目の敵にしていた。
さらに愛沢は結婚していて子どももいるが、
妻の明美(木南晴夏)は子どもをほったらかして
夜な夜なホストクラブに通い詰めていた。
育児のことでたまに明美を責めても
「お前が甲斐性なしだからだろうが!」と怒鳴られた。
愛沢は借金で首がまわらなくなっていたが
妻にも相談出来ず、とにかく金に困っていた。

そんな時、闇金まがいの仕事を始めたマサルの
羽振りが良いのをねたんだ友人が、このことを愛沢にチクった。
愛沢は再びマサルから金を奪おうと動き始めた。

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新人ホストの神咲麗(窪田正孝)は、
かつては寿司屋の見習いとして働いていた。
女性客に人気が出たことから心機一転、
金持ちになるためナンバー1ホストを目指すことにした。
働き始めてから数か月が経っても指名客はつかず、
このままだと店舗ルールで給料がゼロになるので焦っていた。
そんな時、麗は立ち寄ったゲームセンターで出会った
彩香(門脇麦)に何の気なしに名刺を渡した。

彩香は高校を中退後、カフェで働いているフリーターだった。
将来が不安で、貯金のために実家暮らしを続けているが
家族は冷たく、いつも孤独を感じていた。
母親とすでに家を出ている姉は、世間体を気にして
””高卒フリーター””の彩香に「恥ずかしい娘・妹だ」と冷たく当たり、
父親は会社をリストラされてから無職で無気力だった。
彩香はこのゲームセンター内のあるゲーム機で常に1位をキープしている常連客で
ここで1位であり続けることが、他のことで1番になれたことがない彩香の、
ある種のステータスであり喜びだった。
後日、ホストクラブに行ってみた彩香は
麗の「ナンバー1になりたい」という願いに
いつの間にか自分の願いを重ね、麗に恋心を抱くようになった。
彩香が麗にとって初めての指名客となり、
自身がついた麗は次第に実力を発揮していき、
ぽつぽつと指名客がつくようになっていった。

ある日、彩香が無理して麗のためにボトルを入れようとしたとき、
麗は彩香の財布事情を心配して「無理するな」と断った。
その様子を見ていた現ナンバー1の大成(相葉裕樹)は
「女は金の落とし場所を探してここに来てる。
節約なんてさせても、その分他で使うだけだ。」と麗を諭した。
この言葉に納得した麗は、次第に”いかに金を落とさせるか”
に執着するようになった。
そんなとき、麗の母親が自宅で自殺した。
何かが吹っ切れてしまった麗は自分の夢に固執するようになり、
彩香にも徐々に金をせがむようになった。
同時期に、麗は金持ちの中年女性客マキコ(キムラ緑子)に気に入られ、
高給マンションや車をあてがってもらう代わりに枕営業をするようになった。

一方彩香は、次第に増えていく麗の要求に応えるため、
出会い系サイトで体を売るようになった。
朝帰りすることが増え、それに比例して増えた
世間体ばかり気にする母親の文句に耐えられなくなり、
家出して、麗の自宅に居させてもらうことになった。
麗は「他の客にバレたらやばいから2、3日だけだぞ」と彩香に合カギを渡し、
自身は太客マキコのところへ行ってしまった。

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闇金融屋ライノーローンの犀原茜は、
丑嶋をなぜか異常にライバル視しているやり手の女社長だ。
犀原はある日、若琥会(にゃこかい)の若頭である
熊倉(光石研)から、怪しい仕事の管理を頼まれた。
経理を牛耳っている熊倉に取り入りたかった犀原は、それをすぐに引き受けた。
それはホームレスや生活保護くずれのような、
普通の会社では雇ってもらえないような男たちを集めて
劣悪な環境の産業廃棄物処理場で働かせる仕事だった。

この現場で働き始めた日雇い労働者の蝦沼(柳楽優弥)は、
日当1万円だと聞いてこの仕事に飛びついた。
勤務初日、バスに乗せられて現場へ運ばれ、キツイ肉体労働を終えた。
給料は日払い制で、勤務後、蝦沼に渡されたのは3000円だった。
蝦沼が給料を渡した男に抗議すると、
日当は1万円だ。だが往復の交通費2000円、
昼に支給した昼食(賞味期限切れのレトルトカレー)代1000円、
作業着のレンタル代など全て差し引かれた後の金額がこれだ。
他で雇ってもらえないお前らを使ってやってるんだ、ありがたく思え!
と男は答えた。
蝦沼は悔しかったが他に仕事のあてもなく、黙って従うしかなかった。

仕事を終えたある日。蝦沼はカフェから出て来た彩香に一目惚れし、
その瞬間からストーカーになった。
自宅までついて行って名前を覚え、
ネットで検索してSNSのアカウントを特定し、
暇さえあれば更新されていないか見るようになった。
昼間は医療廃棄物処理など危険な仕事をしながら、
仕事後は彩香を見張り、彼女に近づこうとする男には
陰湿な嫌がらせをするなどして忙しい毎日を送った。

そしてある日、彩香がホストの家に寝泊まりしていることを知った蝦沼は
彩香の帰宅を待ち伏せして「ホストなんてやめとけ!」と詰め寄った。
これが蝦沼が彩香に初めてかけた言葉だった。
彩香は恐怖を感じて部屋に逃げ込むと
麗に連絡して帰りを待ったが、その日も麗は帰ってこなかった。

以降はネタバレ含みます。
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闇金ウシジマくんpart2|あらすじ後半(ネタバレあり)

客が激減してしまった丑嶋は、これがマサルの仕業だと見当をつけていた。
情報屋の戌亥(綾野剛)の情報から、マサルの仕業だと確信を得た丑嶋は、
同時にマサルの金を愛沢が狙っていることも知った。
マサルが使っていた通帳は、以前丑嶋がその筋の男に売った通帳だった。
丑嶋は、緊急事態用に取っていた通帳とセットの銀行カードを使い、
マサルの口座の金を全額引き落とした。
その後丑嶋は、ケツ持ちのヤクザである熊倉から
私用の金300万円を要求され、用意せざるをえなくなった。

その頃、マサルは再び愛沢に捕まっていた。
愛沢に200万円を渡せば解放される予定だったが、
口座の金は丑嶋が全額引き落とした後だった。
マサルはリンチされ、ビニール袋をかぶせられたまま放置されたが、
危ういところを柄崎に助けられ、丑嶋の元へ連れていかれた。

丑嶋はマサルに、損害金と債務者リストを盗んだ慰謝料300万円を請求し、
10日後に利息の150万を取り立てると宣言した。
マサルは土下座して、また働かせてほしいと頼んだが、
丑嶋は「もう信用できない」と拒絶し、マサルを無理やり帰らせた。

愛沢はあてにしていたマサルの200万円が消え、困り果てていた。
家出少年たちとマサルの友人を引き連れて自宅で計画を立て直していると、
犀原から金の催促の電話があった。
ビビった愛沢は「金が無い」と言えず、明日の15時に払いに来いと命じられた。
いよいよやばい状況になったとき、
愛沢の部屋にマサルが飛び込んできた。
そして「皆で協力して丑嶋の金を奪おう!」と提案した。

マサルは、自身が丑嶋に借金を背負わされた経緯を話し、
明日はカウカウファイナンスの給料日だから丑嶋は必ず金を引き出すこと、
明日の朝から尾行して金を引き出したときに奪ってしまえば、
闇金だから警察に言われることもないと補足した。
後がなかった愛沢は二つ返事でOKした。

愛沢が墓地に隠していた銃を取りに行ったとき、
再び犀原から電話があった。
明日15時の約束だったが、犀原はイライラしていたため、
もし金があるというのが嘘だったらリンチしてやろうと、
今すぐ回収することに決めたのだ。
犀原は今、愛沢の自宅前にいると言う。
愛沢は上手く返事ができず、恐怖のあまり電話を切ってしまった。
すぐにまた犀原から着信がきたが、電話をとることができない。
しかし、こんな対応をしてしまえば、後で何をされるかわからない。
とりあえず明日15時までに金を用意できれば何とかなるだろう。
愛沢は焦る感情を抑えようと、とりあえず近くにいたカップルを襲った。

翌日。昨夜襲ったカップルも車に乗せたまま、
愛沢はマサルとカウカウファイナンスを見張った。
やがて出てきた柄崎と高田を尾行し、
銀行から出てきた2人を襲い、車に乗せた。
愛沢とマサルの予想ではこのときに2人は
給料数百万円を持っているはずだったが、
2人は金を持っておらず、通帳には500万円を入金した履歴があった。
愛沢はマサルを怒鳴りつけたが、もう後戻りはできない。
柄崎と高田に口座の暗証番号を吐かせるべく、
近くのラブホテルへと移動した。

同じ頃、丑嶋は柄崎から電話がないことにいら立っていた。
丑嶋はいつも「銀行を出てから5分以内に電話しろ」と指示していたからだ。
2人が銀行から出たであろう時間が過ぎ、
少し待っても電話がなかった丑嶋は2人に電話をかけたが、
2人とも携帯の電源が切れていた。
何かあったと判断した丑嶋はすぐ戍亥に電話すると、
戍亥は「警察に介入されたらまずい」とアドバイスし、
手がかりがないか銀行周辺を調べてくれることになった。
丑嶋は受付事務員の摩耶(久保寺瑞紀)に金庫の金など
大事なものを一式渡し、身を隠すように命じた。
事務所に残った丑嶋は警察対策のため、
顧客名簿にシュレッダーをかける作業を始めた。
※警察に顧客名簿を押収されたら闇金業をしている証拠になってしまうため。

時間は14時を過ぎた。柄崎も高田も暗証番号を吐かず、
愛沢はイラついて仲間と喧嘩を始めた。
そんな中、怒鳴り声を遮って高田が口を開いた。

暗証番号は本当に社長しか知らないんだ!
社長に直接聞いた方が早い!
俺たちは銀行を出てすぐに社長に電話することになってたんだ!
早くしないと、危険を感じた丑嶋がカード止めて
口座の金もパソコンで全額移すぞ!時間ないなら早くしろ!

高田は丑嶋が今頃、警察対策で顧客名簿を
処分しているところだろうと予測していた。
金融屋にとって顧客名簿は何よりも大切だ。
被害を少しでも少なくするために、
1秒でも早く丑嶋に知らせる必要があると判断した高田は、
愛沢に、丑嶋に連絡するよう促したのだ。
愛沢は焦っていてわけがわからなくなり、
別の部屋でマサルと作戦会議を始めた。

愛沢とマサルが会議している間。
高田は、巻き込まれてここにいるだけであろうマサルの友人に目を付けた。
高田はマサルの友人の1人を
「もし警察沙汰になっても、お前のことだけは黙っておくから
俺の携帯の電源を入れてリダイヤルボタンを押してくれ!
このままだと必ず誰か死ぬ!」
と説得し、携帯の電源を入れてリダイヤル発信させた。

愛沢とマサルは高田の前に戻ってきて
「銀行に来たやつが暗証番号を知らないのはおかしい!」
と主張し、丑嶋には電話しないと答えた。
高田は携帯で聞いている丑嶋に聞こえるように、
自分たちが愛沢とマサルに拉致されていることを大声で喋った。
高田の携帯が通話中になっていることに気付いた愛沢とマサルは、
こうなったら柄崎と高田を人質に丑嶋の事務所に乗り込んで、
金庫の金を奪って、さらに口座の暗証番号も吐かせようと決めた。
愛沢はマサル、柄崎、高田を連れ、
後のメンツはホテルに残して丑嶋の事務所へ向かった。

愛沢達は事務所に向かう途中、スーツの男を轢きそうになった。
このスーツの男は戌亥で、愛沢とマサルは戌亥を知らなかった。
戍亥は愛沢とマサルを見て、とっさに車に発信機を張りつけた。

愛沢とマサルが事務所に乗り込むと、そこに丑嶋はいなかった。
丑嶋のGPSはマサルの携帯から見れるので、
追いかけて直接脅して金を奪おうということになった。
この時すでに、犀原との約束の15時を過ぎていた。

2人の車が丑嶋の居場所に近づいた時、
突然携帯のマップ上から丑嶋の居場所を示すマークが消えてた。
丑嶋はある狙いをもってここまで2人を誘導し、携帯を壊したのだ。
2人はあたりを探し、丑嶋が建物の中に入っていくところを目撃した。
こっそり中の様子をうかがうと、丑嶋は男(熊倉)と会っていて、
現金を持っているようだった。
※愛沢とマサルは熊倉のことを知らない。

マサルの案で、店の裏に忍び込んでブレーカーを切り、
丑嶋が常に持っているスペアの携帯に柄崎から電話をかけさせて、
愛沢が着信の光を頼りに丑嶋を襲い、
顔バレせずに現金を奪うという計画立てた。

マサルが店の裏に柄崎を連れていき、
ブレーカーを落として柄崎に発信させた。
愛沢は携帯の着信の光を頼りに男に襲い掛かった。
愛沢が金を奪って逃げるより早く電気がつき、周囲が明るくなった。
そして愛沢は、自分の後ろに丑嶋が立っていることに気が付いた。
丑嶋の隣には犀原もいる。
愛沢は混乱して自分が殴っていた人物を見ると、
それは丑嶋が会っていた男、熊倉だった。
柄崎が電話したのは丑嶋ではなく熊倉だったのだ。
結果、愛沢はヤクザたちに捕まってしまった。

一方、マサルは愛沢と電話を繋ぎっぱなしにして
愛沢の様子の一部始終を聞いていた。
電話に夢中になり、その間に柄崎が逃げたことに気が付かなかった。
柄崎が店の外に逃げ出すと、そばで戍亥が高田を救出して車で待っていてくれた。
戍亥は愛沢の車に付けたGPSを頼りに車を追い、
2人が大声で計画を話しているのを車の外で聞いて
メールで丑嶋に2人の計画を教えた。
そして2人が柄崎を連れて車から出た後、高田を救出してくれたのだ。
マサルは愛沢の状況を察知してこっそり逃げ出した。
丑嶋は熊倉が倒れたため300万円を持って外へ出た。

その日の夕方、丑嶋は
「失った顧客情報はパソコンからデータを拾えば何とかなる」
と話し、駄菓子屋で戌亥と祝杯をあげた。
これで熊倉に300万円を渡す必要もなくなったし、
愛沢とマサルも同時に撃退できた。

その日の夜。愛沢は犀原に連れられて高速道路のすぐそばを歩いていた。
犀原は「生命保険で金を払ってもらうことにした」と
愛沢に告げ、走行中のトラックの前に飛び出させようとしていた。
愛沢は怖気づいたが、丑嶋からのトドメの電話で
抵抗する気力を失い、大人しくトラックの前に飛び出した。

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着々とナンバー1への道を這い上がっていた神咲麗は、
今月の売り上げの締め日と、自身の生誕祭を同時に迎えていた。
誕生日は売り上げアップが狙えるので、
麗にとってはナンバー1にのし上がるチャンスだった。
麗は客に次々に電話をかけ、もちろん彩香にも念押しした。

彩香は出会い系のみで売りをしていたが、
それだけでは麗から要求された金額に追いつかなくなった。
困った彩香は18歳になる誕生日の前日、
彩香は丑嶋から金を借り、さらにAV出演することを決めた。

その夜、ナンバー1の大成とは200万円の差がついていた。
焦る麗の元にマキコが現れて高いボトルを次々に頼んでくれたが、
この日は当然、大成の所にも太客数名が集まっており、
マキコ1人では太刀打ちできなかった。
マキコは早々に「もう諦めなさい」と帰ってしまった。
打つ手がなくなり頭を抱えていた麗の前に、
AV撮影を終えた彩香が現れた。
彩香は今までバイトで貯めていたお金と、
AVで得たお金や借金した金など合わせて450万円を麗に渡し、
「私のナンバー1は麗だよ」と笑った。
こうして彩香のおかげで麗はこの月、ナンバー1の座に輝いた。

店を出ると、麗は彩香にキスをして
来月も頼むな!」と言った。
彩香はこの言葉にショックを受けた。
この1回だけで終わりだと思っていたし、
このとき、麗に渡した450万円が彩香の全財産だったからだ。
しかもこのために借金までしてしまった。

翌日。麗が出かけるのを止めようとする彩香に、
麗は「早く出てけよ!2、3日だけって言ったろ!」と言いながら、
太客とデートに行く準備をしていた。
そのときインターフォンが鳴り、ピザの宅配の男が来た。
麗は「ピザなんか頼んでんじゃねえよ!」と文句を言いながらドアを開けた。
彩香はピザなんか頼んでいなかった。
麗の部屋の前に立っていたのは、
ピザの配達員ではなく、バットを持った蝦沼だった。

蝦沼は麗に襲い掛かり、麗の顔を何度も殴った。
やがて麗が動かなくなると、

「彩香、愛してる。お前を救えるのは俺だけだ」

とつぶやきながら彩香に近づいた。
彩香が悲鳴を上げた時、丑嶋が金の取り立てにやって来た。
蝦沼は丑嶋も倒そうとしたが返り討ちにあい、麗の隣で気絶した。
彩香は「今、全然お金ありません」と言いながら、
震える手で所持金を全て丑嶋に渡した。
そのとき、彩香は5円を床に落としていた。
丑嶋は金を受け取ると
落ちた5円、拾わねえのか?拾わないとお前は変われねえぞ
と言い捨てて出ていった。
※彩香が麗と出会う前、彩香が働いている喫茶店で客が5円を落として「それ位いいや」と拾わなかったのを見て、彩香が「5円でも大事なお金ですから」と拾って手渡す場面があります。

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後日。愛沢の生命保険金を手に入れた丑嶋と戍亥は居酒屋で祝杯を上げた。
丑嶋は愛沢の妻の明美に、旦那の生命保険に加入させてから
犀原に話し、愛沢の事故を起こさせた。
明美は現在も、以前と変わらずホストクラブに通い詰めている。
愛沢は命は助かったものの重体で、
生命保険金と障がい者給付金で、
柄崎と高田の治療費を引いてもおつりがくるとのことだ。

麗は顔に傷跡が残ってしまい、ホストをやめた。
彩香にもふられ、再び飲食店で働き始めた。
麗は、練炭で自殺した母親のことを考えて涙を流しながら焼き鳥を焼いた。

彩香は借金を返すため、丑嶋から紹介された、住み込みで働ける風俗店で働いていた。
彩香はもうすぐ借金を完済し、今後、金を借りることはないだろう。

マサルは丑嶋への恨みが忘れられず、
丑嶋、柄崎、高田が道を歩いていたところを銃で襲った。
銃は愛沢が持っていたものだ。
マサルはすぐに高田と柄崎に取り押さえられ、
マサルは「殺すなら殺せ!」と騒いだ。
暴れるマサルを見つめて丑嶋は答えた。

「殺して何になる?お前はうちの債務者だろ。
店の損害金300万と、今日までの利息が375万、
延滞料100万、それとさっきの銃で25万追加。合計800万な」

丑嶋は銃を川に投げ捨てて立ち去った。
マサルの「絶対殺してやる!!」と叫ぶ声が街にむなしく響いた。

主題歌:Superfly『Live』エンドロール2曲目
イメージソング:Superfly『万華鏡と蝶』エンドロールの1曲目

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エンドロール後

ウソ虫歯 下村(バカリズム)の取り立てに来た丑嶋と柄崎。
落ちた5円玉を下村に拾えと言ったが、下村は「いいよ5円位。それより、あと5万円貸して。虫歯治したいんだよ」と言った。
丑嶋は落ちた5円玉を拾い、太い輪ゴムと合体させて手で使う簡単な武器を作った。
柄崎に下村の口を開けさせて「虫歯治してやるから、治療費浮かせて利息払え」と言い、下村の虫歯に向けて5円玉の武器を放った。

『ヤミ金は犯罪です。
(もちろん、気に入らない人のカバンに
こっそり変なものを入れたり、
人の頭めがけて金属バットを
フルスイングすることなども、
絶対にあってはならないことです。)

命に代わる借金はありません。
ひとりで悩まないでご相談を。』

 

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