映画「闇金ウシジマくんPart2」あらすじネタバレ|ヤンキーくんとホストくん | 映画鑑賞中。

映画「闇金ウシジマくんPart2」あらすじネタバレ|ヤンキーくんとホストくん

ヒューマンドラマ(クライム)

映画『闇金ウシジマくん2』のあらすじを紹介しています!

漫画原作の人気シリーズ第2作目。
闇金融屋カウカウファイナンスの社長、丑嶋馨が雇った未成年ヤンキーの加賀マサル、新人ホスト麗にハマる未成年フリーター藤枝彩香と、彩香のストーカーの蝦沼のストーリー。

 

制作年:2014年
本編時間:133分
制作国:日本
監督:山口雅俊
脚本:福間正浩、山口雅俊
原作:漫画/真鍋昌平『闇金ウシジマくん』”ヤンキーくん”編、”ホストくん”編

 

キャスト&キャラクター紹介

丑嶋馨(うしじまかおる)…山田孝之
闇金融屋カウカウファイナンスの社長。
街の同業者や若者たちから一目置かれている。

柄崎(えざき)…やべきょうすけ
カウカウファイナンス社員。
丑嶋の中学時代の同級生で丑嶋を慕っている。

高田(たかだ)…崎本大海
カウカウファイナンス社員。元ホストのイケメン。
女性客の取り立てを主に担当している。

戌亥(いぬい)…綾野剛
丑嶋の幼馴染みの情報屋。職業柄、様々な情報を丑嶋に流してくれる。

加賀マサル菅田将暉
無職のヤンキー。
丑嶋に気に入られてカウカウファイナンスで働くことになったが、辛い課題に耐えきれずすぐにクビになった。

愛沢浩司(あいざわこうじ)…中尾明慶
暴走族「愛沢連合」の総長。性格は自己中心的で残忍。
丑嶋、犀原と同い年で、学生だった頃はこの2人と並んで恐れられていた。
暴走族は普通は10代で卒業するものだが、現在も心の拠り所になっていて執着し続けている。
犀原から金を借りてしまい、返済が間に合わなくなり追い詰められていく。

 

神咲麗(かんざきれい)…窪田正孝
クラブエアーの新人ホスト。
偶然出会った藤枝彩香に名刺を渡し、彩香が初めての指名客となった。
少しずつ人気が出始めると、太客を捕まえておくために枕営業をするようになる。

藤枝彩香(ふじえだあやか)…門脇麦
高校中退後、喫茶店で働いているフリーター。
実家暮らしだが、家族は冷たく常に孤独を感じている。
神咲麗に恋心を抱き、ホスト通いするようになる。
神咲の要求に答えるために丑嶋から借金し、体を売り始める。

蝦沼(えびぬま)…柳楽優弥
日雇い労働者。犀原茜が管理している職場で働いている。
たまたま目にした彩香に一目惚れし、ストーカーとなる。

犀原茜(さいはらあかね)…高橋メアリージュン
実写版のオリジナルキャラクターで、原作の滑皮の立ち位置となるキャラクター。
闇金融ライノー・ローンの女社長。丑嶋を過剰にライバル視している。
やくざの熊倉に取り入ろうとして、熊倉から怪しい商売の管理を押し付けられた。
美人だが食べ方が汚い。

熊倉(くまくら)…光石研
若琥会(にゃこかい)の経理を牛耳っているヤクザの若頭。
丑嶋に300万円の支払いを無理強いする。

・その他のキャスト
村井(犀原の部下)…マキタスポーツ
愛沢明美(愛沢浩司の妻。丑嶋の客)…木南晴夏
摩耶(カウカウファイナンスの受付兼事務)…久保寺瑞紀
尚樹(連れ去られたホスト)…落合モトキ
里中美奈子(尚樹の太客)…大久保佳代子
ユキミ(バカラ狂いのホステス)…本仮屋ユイカ
日野牧子(神咲麗の太客)…キムラ緑子
下村(ウソ虫歯)…バカリズム
大成(No.1ホスト)…相葉裕樹
焼き鳥屋の店主…伊藤正之
葉山朋子…希崎ジェシカ
将吾(ホスト)…川久保拓司 ほか

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加賀マサル(ヤンキーくん)のあらすじ

未成年ヤンキーの加賀マサル(菅田将暉)は、働きもせずちゃらんぽらんな生活を送っていた。

ある日、マサルは半グレ集団『愛沢連合』の総長・愛沢浩司(中尾明慶)のバイクを、愛沢の物とは知らずに盗んだ挙句に破壊して、15人の愛沢集団からリンチを受けた。
愛沢はバイクの弁償と慰謝料を要求したが、マサルは無職で金がなかったので、愛沢はマサルに金を借りさせようとカウカウファイナンスに連れて行った。

愛沢からひと通り話を聞いた社長の丑嶋(山田孝之)はマサルの度胸を気に入り、愛沢には絆創膏代として1,000円を渡して適当に追い払い、マサルを客ではなく見習いとして雇うことにした。
その日からマサルは頑張って仕事を覚えてめきめき成長し、やがて丑嶋の部下の柄崎高田もマサルを認めるようになった。


(マサル 引用:Twitter

仕事に慣れてくると、マサルは次第に「闇金の客は全員クズだ」と、客を見下すようになった。
そんな様子を見た丑嶋はある日、事務所にマサルの母親を呼び出した。
彼女もまた丑嶋の客だったのだ。
丑嶋は「こいつ(マサルの母)返済できないみたいだから、裸の写真を撮れ」とマサルに命じた。(返済が遅れたら最終的に風俗で働かせるため)
マサルはどうしても写真が撮れず、土下座して謝った。
だが丑嶋は許さず、マサルは見習いをクビになった。

マサルはクビになり事務所から出たその足で闇ルートの通帳を購入し、見習い期間中に得た知識を活用して金儲けしようとたくらんだ。
事務所を去る際、ちゃっかり債務者リストを盗んでいたマサルは、丑嶋への仕返しにカウカウファイナンスよりも安い金利でリストの客に金を貸し、丑嶋の客を片っ端から横取りしていった。

愛沢は、良い年して暴走族『愛沢連合』の総長をしている少々イタイ半グレ男だった。
総長としてのメンツを保つためにライノーローンの犀原茜(高橋メアリージュン)から金を借りていた。
家出少年たちも連合に入れていた愛沢は、毎日のように少年たちに食事をおごったりしなければならず、交際費がバカにならなかったからだ。
犀原からの借金は現在、利子を含めて200万円に達していた。

本当はマサルから200万円を捻出しようと思いカウカウファイナンスに行ったのに、丑嶋はマサルを気に入ってしまうし、プライドも傷つけられたので、愛沢はあの日からマサルと丑嶋を目の敵にしていた。
さらに愛沢は結婚していて子どももいるが、妻の明美(木南晴夏)は子どもをほったらかして夜な夜なホストクラブに通い詰めていた。
愛沢が育児のことでたまに明美を責めても「お前が甲斐性なしだからだろうが!」と激怒された。
愛沢は借金のことを明美にも相談出来ず、とにかく金に困っていた。

そんな時、闇金まがいの仕事を始めたマサルの羽振りが良いのをねたんだ友人が愛沢にチクり、愛沢はマサルから金を奪おうと動き始めた

一方、丑嶋は情報屋の戌亥(綾野剛)からの情報で、最近客が減ったのがマサルの仕業だと確信を得て、同時にマサルの金を愛沢が狙っていることも知った。
マサルが仕事に使っていた通帳は、以前丑嶋がその筋の男に売った足のつかない通帳だった。
丑嶋はマサルが使っている通帳とセットの銀行カード(通帳を売った後も緊急事態用に所持していた)を使い、マサルの口座の金を全額引き落とした。


(駄菓子屋前で情報交換する丑嶋と戌亥 引用:https://ameblo.jp

その後、丑嶋はカウカウファイナンスのケツ持ちのヤクザ熊倉(光石研)から300万円を訳の分からない理由で要求されるが、用意せざるをえなくなった。

その頃、マサルは愛沢に捕まって『バイクの件』で200万円を請求されていた。
愛沢に200万渡せば即解放される約束だったが、マサルの口座の金は丑嶋が全額引き落とした後だったのでマサルは一文無しだった。
マサルはリンチされ、ビニール袋をかぶせられたまま放置されたが、危ういところを柄崎に助けられて丑嶋の前に連れていかれた。

丑嶋は『顧客が奪われたことで発生した損害金、債務者リストを盗んだ罰、そして慰謝料を含めた合計300万円』をマサルが丑嶋から借りたことにして10日後に利息の150万(トゴの金利)を取り立てると宣告した。
マサルは土下座して「何でもするからまた働かせてほしい」と頼んだが、丑嶋は「もうお前は信用できない」と拒絶した。

愛沢は、あてにしていたマサルの200万円がなくなって困り果てていた。
家出少年たちとマサルの友人を引き連れて愛沢の自宅で計画を立て直していると、犀原から金の催促の電話があった。
ビビった愛沢は「金が無い」と言えず、明日の15時に200万円支払う約束をしてしまった。
何も考えずに約束してしまったのでどうしようかと慌てていた時、愛沢の部屋にマサルが飛び込んできて「皆で協力して丑嶋の金を奪おう!」と提案した。

マサルは丑嶋に300万円の借金を背負わされた経緯を愛沢に話し、『明日はカウカウファイナンスの給料日で必ず金を銀行から引き出すので、明日の朝から尾行して金を引き出したときに襲って奪えばいい』と言い出し、愛沢は深く考えず二つ返事でOKした。

愛沢が墓地に隠していた護身用の銃を取りに行っていたとき、再び犀原から電話があった。
犀原は「今、偶然近くを通りかかって愛沢の自宅前にいるため、もし金が準備出来ているなら欲しい」と言う。
本当は明日15時の約束だったが、犀原はイラついていたため『もし金があるというのが嘘だったらリンチしてやろう』と思い、わざわざ自宅前に行き電話したのだった。
愛沢は突然のことに動揺し、恐怖のあまり返事をせずに電話を切ってしまった。
またすぐ犀原から着信がきたが、愛沢は恐くて電話をとることができなかった。
しかし、こんな対応をしてしまったら後で会った時にどんな仕返しをされるかわからない。
そうこう考えている内に犀原からの着信は止んだ。
『明日15時までに200万用意できれば何とかなるだろう。』
そう考えることにした愛沢は、近くでイチャついていたカップルを暴行して気晴らしすることにした。

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翌日。昨夜襲ったカップルも拘束して車に乗せたまま、愛沢とマサルはカウカウファイナンスを見張って人が出てくるのを待った。
やがて出てきた柄崎と高田を尾行していると2人は銀行に入ったので、銀行から出た直後に拉致して車に乗せた。
愛沢とマサルの予想では、柄崎と高田は銀行で全社員分の給料数百万円をおろして持っているはずだったが、2人は金を持っていなかった。
焦って高田が持っていた通帳を見ると、口座に500万円を入金した履歴があった。
よく考えてみれば、今のご時世に給料が手渡しなはずはない。
愛沢は予想を外したマサルを怒鳴りつけたが、もう後戻りはできないので、柄崎と高田に銀行口座の暗証番号を吐かせるべく、近くのラブホテルに移動した。

同じ頃、丑嶋はイラ立っていた。
丑嶋は「銀行を出てから5分以内に電話しろ」と指示していたのに、予想した時間を過ぎても柄崎から着信がないからだ。
丑嶋は待ちきれず柄崎と高田の携帯に電話をかけたが、2人とも携帯の電源が切れていた。
何かあったと判断した丑嶋がすぐ戍亥に電話すると、戍亥は何か手がかりがないか銀行周辺を調べてくれることになった。
丑嶋は受付事務員の摩耶(久保寺瑞紀)に金庫の中の金などの大事なものを一式渡し、身を隠すように命じた。
事務所に残った丑嶋は警察対策のため、顧客名簿にシュレッダーをかけ始めた。
※この時丑嶋はまだ柄崎と高田が愛沢に拉致されたことを知らなかったので、2人が警察に捕まっていた時のための行動を取った。
警察に顧客名簿を押収されたらマズイためシュレッダーをかけた。

時間は14時を過ぎた。柄崎も高田も暗証番号を吐かず、愛沢はイラついて内輪もめを始めた。
そんな中、愛沢の怒鳴り声を遮って高田が口を開いた。

暗証番号は本当に社長しか知らないんだ!社長に直接聞いた方が早い!
俺たちは銀行を出てすぐに社長に電話することになってたんだ!
早くしないと、危険を感じた丑嶋がカード止めて、口座の金もパソコンで別の口座に移すぞ!時間ないなら早くしろよ!

高田は、今頃丑嶋は警察対策で顧客名簿を処分しているだろうと予測していた。
金融屋にとって顧客名簿は何よりも大切だ。
被害を少しでも少なくするために、1秒でも早く丑嶋に現状を知らせる必要があると判断した高田は、愛沢が丑嶋に連絡するよう促したのだ。
愛沢は焦りすぎてわけがわからなくなり、別の部屋でマサルと作戦会議を始めた。

愛沢とマサルが会議している間。
高田は、恐らく巻き込まれてここにいるだけであろうマサルの友人に目を付けた。
高田はマサルの友人に「もし警察沙汰になってもお前のことだけは黙っておいてやるから、俺の携帯の電源を入れてリダイヤルボタンを押してくれ!このままだと必ず誰か死ぬ!」と説得し、リダイヤルボタンを押してもらった。

その直後、愛沢とマサルが作戦会議を終えて戻ってきて「銀行に来た奴が暗証番号を知らないのはおかしい!だから丑嶋には電話しない!」と答えた。
高田は携帯越しに聞いている丑嶋に聞こえるように、大きな声で愛沢とマサルに拉致されていると喋った。
高田の携帯が通話中になっていることに気付いた愛沢とマサルは、こうなったら柄崎と高田を人質に丑嶋の事務所に乗り込んで金庫の金を奪い、さらに口座の暗証番号も吐かせようと決めた。
愛沢はマサル、柄崎、高田を連れて、残りのメンツはホテルに残してカウカウファイナンスへ向かった。

愛沢達は事務所に向かう途中、戌亥を轢きそうになった。
愛沢とマサルは戌亥が誰なのかを知らなかったのでそのままスルーしたが、戍亥は愛沢とマサルを見つけ、とっさに車を追いかけてGPS発信機を張りつけた。

カウカウファイナンスに愛沢とマサルは乗り込んだが、そこに丑嶋はいないし金庫の中も空っぽだった。
丑嶋の居場所はマサルの携帯アプリからGPSで見れるので、丑嶋を追いかけることにした。
この時すでに、犀原との約束の15時を過ぎていた。

愛沢とマサルが丑嶋の携帯のGPSの場所に近づいた時、突然アプリの地図上から丑嶋の居場所を示すマークが消えた。
丑嶋はちゃんと狙いがあってここまで2人を誘導し、頃合いを見て携帯を壊したのだ。
2人は車から降りて周辺を探し、丑嶋がとある雑居ビルに入っていくのを目撃した。
こっそり中の様子をうかがうと、丑嶋は愛沢もマサルも知らない男(熊倉)と会っていて、ある程度まとまった額の現金を持っているようだった。

愛沢とマサルは相談し、まずマサルが店の裏側から忍び込んでブレーカーを落として店内を真っ暗にする。
そして丑嶋が常に持っているスペアの携帯に柄崎から電話をかけさせて、愛沢は着信の光を頼りに丑嶋を襲い、顔バレせずに現金を奪う
という計画立てた。

マサルは店の裏に柄崎を連れていき、ブレーカーを落として柄崎に発信させた。
愛沢は着信の光を頼りに携帯電話の持ち主に襲い掛かった。
その時、愛沢の予想よりも早く電気がついて、襲ったはずの丑嶋が自分の後ろに立っていることに気が付いた。
丑嶋の隣には犀原もいる。
愛沢が自分が襲った人物を見てみると、血まみれで倒れていたのは熊倉だった。
柄崎が電話をしたのは丑嶋ではなく熊倉だったのだ。
愛沢はわけがわからないままヤクザに捕まった。

一方、マサルは愛沢と電話を繋ぎっぱなしにして一部始終を聞いていた。
受話器の向こう側の状況に夢中になり、その間に柄崎が逃げたことに気が付かなかった。
柄崎が店の外に逃げ出すと、近くで戍亥が高田を救出して車で待ってくれていた。
戍亥は愛沢の車に取り付けたGPSを頼りに車を追いかけ、2人が大声で相談しているのを盗み聞いて、メールで丑嶋に2人の計画を教えていたのだった。
そして愛沢とマサルが柄崎を連れて車から出た後、高田を救出したのだ。
マサルはその後、危険を察知してこっそり逃げた。
丑嶋は、用意していた300万円は熊倉が倒れたため持ち帰ることにした。

その日の夜。愛沢は犀原に連れられて高速道路のわき道を歩いていた。
犀原は「お前の生命保険で借金を払ってもらうことにした」と愛沢に告げ、走行中のトラックの前に飛び出させようとしていた。
愛沢は怖気づいていたが、丑嶋からのトドメの電話で抵抗する気力を失い、大人しくトラックの前に飛び出して轢かれた。


(丑嶋と話す愛沢 引用:https://ushijimakun.org

後日。愛沢の生命保険金を手に入れた丑嶋と戍亥は居酒屋で祝杯を上げた。
愛沢がトラックに轢かれる直前に電話した時、丑嶋は愛沢の妻の明美を説得し、愛沢を生命保険に加入させていた。
本来なら生命保険加入は本人でなければならない(妻でもだめ)が、丑嶋の債務者に生命保険会社で働いている客がいたため、融通してもらったのだ。
明美は愛沢の生命保険金で、現在もホストクラブに通い詰めている。
愛沢は命は助かったものの重体で、生命保険金に加えて障がい者給付金がおりたため、柄崎と高田の治療費を引いてもおつりがくる程儲かった。

マサルは丑嶋への恨みが忘れられず、愛沢の銃を使って丑嶋、柄崎、高田を襲おうとしたが、すぐに高田と柄崎に取り押さえられた。
マサルが「殺すなら殺せ!」と騒ぐので、丑嶋は「殺して何になる?お前はウチの債務者だろ。
店の損害金300万と、今日までの利息が375万、延滞料100万、それとさっきの銃で25万追加。合計800万な!」と答えると、銃を川に投げ捨てて立ち去った。
マサルの「絶対殺してやる!!」と叫ぶ声がむなしく響いた。

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藤枝彩香と神咲麗(ホストくん)のあらすじ

新人ホストの神咲麗(窪田正孝)は、寿司屋の見習いとして働いていた頃に女性客から人気だったことから自信を持ち、金持ちになるためすし屋を辞めてナンバー1ホストを目指すことにした。
ところが、ホストクラブで働き始めてから数か月が経っても麗に指名客はつかず、このままだと店舗ルールで給料がもらえなくなるため焦っていた。
そんな時、麗はたまたま立ち寄ったゲームセンターで出会った少女彩香(門脇麦)に、話の流れで何気なく名刺を渡した。


(ゲームセンターで出会った麗と彩香 引用:http://tawagoto.cocolog-nifty.com

彩香は高校中退後、カフェで働いている未成年のフリーターだ。
漠然と将来が不安で貯金するために実家暮らしを続けているが、家族は彩香に冷たく、いつも孤独を感じていた。
母親と、既に実家を出ている姉はいつも世間体を気にしていて、中卒フリーターの彩香に「恥ずかしい子」と冷たく当たり、父親は会社をリストラされてからというもの無気力で就活すらしていなかった。

彩香はゲームセンターにある格闘ゲームが好きで、常に1位をキープしている常連客だった。
このゲームの中で1位であり続けることが、他のことでは1番になれたことがない彩香のある種のステータスであり喜びだった。

数後日、麗のホストクラブに行ってみた彩香は、「ナンバー1ホストになりたい」という麗の夢に自分の心境を重ねると共に、麗に恋心を抱くようになった。
彩香が麗にとって初めての指名客になり、自信がついた麗は徐々にホストとしての能力を開花させ、ぽつぽつと指名客がつくようになっていった。

ある日、彩香が無理して麗のためにボトルを入れようとした時、麗は彩香の財布事情を心配して「無理するな」と断った。
その様子を見ていた現ナンバー1ホストの大成(相葉裕樹)は「女は金の落とし場所を探してここに来てる。節約なんてさせても、他で使うだけだ。」と麗にアドバイスした。
妙に納得した麗は、それから客の財布事情を心配するのはやめて『客からどれだけ金を引き出せるか』に執着するようになった。

そんなある日、麗の母親が自宅で自殺した。
風呂場を締めきって練炭を焚き、大好きだったスポーツ新聞を読みながら酒を飲み、お気に入りの歌を聴きながら逝ったのだ。
母親がなぜ自殺したのか、理由は麗にもわからなかった。
母親の自殺で何かが吹っ切れてしまった麗は、さらに『ナンバー1ホスト』の夢に固執するようになり、彩香にも金を求めるようになった。
さらに、麗は金持ちの中年女性客マキコ(キムラ緑子)に気に入られ、高級マンションや車を自由に使わせてもらう代わりに枕営業までするようになった。

一方彩香は、麗の要求に応えるために出会い系サイトで買春するようになった。
朝帰りが増え、それに比例して増えた母親の世間体ばかり気にする小言に耐えられなくなった彩香は、家出して麗の自宅に居候させてもらうことにした。
麗は鬱陶しそうに「他の客にバレたらやばいから2、3日だけだぞ」と言い彩香に部屋の合カギを渡し、その夜はマキコの所へ行ってしまった。

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闇金融屋ライノーローンの犀原茜はある日、若琥会(にゃこかい)の若頭である熊倉(光石研)から、いかにも怪しい仕事の管理を任された。
経理を牛耳っている熊倉に取り入りたかった犀原は、二つ返事で「わかりました」と答えた。
それはホームレスや生活保護くずれのような、普通の会社では雇ってもらえない男たちを集めて劣悪な環境の産業廃棄物処理場で働かせる仕事だった。

日雇い労働者の蝦沼(柳楽優弥)は『日給1万円』と聞いてこの仕事に飛びついた。
勤務初日。男たちは朝早くに集合してマイクロバスで現場へ運ばれ、キツイ肉体労働をする。
仕事が終わると給料を受け取り、集合場所までバスで送ってもらって解散だ。
蝦沼が給料袋を受け取って確認すると、中に入っていたのはたったの3000円だった。
給料をもらった男に抗議すると、男は「日当は1万円だ。だが往復の交通費2000円、支給した昼食(賞味期限切れのレトルトカレー)代1000円、作業着のレンタル代など全て差し引かれた後の金額がこれだ。他で雇ってもらえないお前らを使ってやってるんだ、ありがたく思え!」と凄んだ。
男の言う通り蝦沼には他に仕事のあてが無いため黙るしかなかった。

仕事を終えたある日。蝦沼はカフェから出て来た彩香に一目惚れし、その瞬間からストーカーになった
彩香を見たその日に自宅まで後を付けて名前を覚え、ネット検索してSNSのアカウントを特定し、暇さえあれば更新されていないかチェックした。
こうして蝦沼は、昼間は医療廃棄物処理など危険な仕事をし、仕事後は彩香を見張り、彼女に近づこうとする男には陰湿な嫌がらせをするなどしてしばらく忙しい毎日を送った。


(夕飯を食べながら彩香を監視する蝦沼 引用:Twitter

そしてある日、彩香が麗(ホスト)の家に寝泊まりしていることを知った蝦沼は、麗のアパート前で彩香を待ち伏せして「ホストなんてやめとけ!」と詰め寄った。
これが、蝦沼が彩香に初めてかけた言葉だった。
見知らぬ男から突然恋愛アドバイスをされた彩香は恐怖を感じ、部屋に逃げこみ怯えながら麗の帰宅を待ったが、その日も麗は帰ってこなかった。

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着々とナンバー1への道を這い上がっていた麗は、売り上げの締め日と、麗自身の生誕祭が重なる月を迎えた。
誕生日は大幅な売り上げアップが狙えるので、麗にとってはナンバー1にのし上がれる大チャンスだった。
誕生日の数日前から麗は客に電話をかけまくり、もちろん彩香にも「生誕祭の日は絶対に来て欲しい」と念押しした。

彩香は出会い系だけで買春していたが、それでは生誕祭までに麗が欲しがっている金額が準備できないとわかった。
彩香は18歳になる誕生日の前日に丑嶋から金を借り、さらにAV出演することにした。

麗の生誕祭の夜。ナンバー1の大成とは売り上げに200万円の差がついていた。
マキコが来店して麗のために高額なボトルを数本頼んでくれたが、この日は大成の太客も数名スタンバっていて、マキコ1人では太刀打ちできない状況だった。
マキコは早々に「もう諦めなさい」と帰ってしまった。
頭を抱えていた麗の前に、AV撮影を終えた彩香が現れた。
彩香は今までバイトで貯めていたお金と、買春やAV出演で得たお金、借金した分合わせて450万円を麗に渡し「私のナンバー1は麗だよ!」と笑った。
こうして彩香のおかげで麗は念願のナンバー1の座に輝き、宴は朝まで続いた。


(シャンパンタワーを楽しむ彩香と麗 引用:https://dougamill.com

翌朝。店から出た彩香は麗から「来月も頼むな!」と言われてショックを受けた。
昨晩使った450万円が彩香の全財産だったし、『ナンバー1』はこの1度で終わることだと思っていたからだ。
麗は彩香の表情が曇ったことに気付かなかった。

翌日。麗は彩香に「早く出てけよ!2、3日だけって言ったろ!」と言いながら、太客とのデートの準備をしていた。
その直後、麗はピザ配達員に成りすました蝦沼に突然バットで殴られた。
蝦沼は部屋に入りこむと麗に馬乗りになり、顔を何度も殴りつけた。
やがて麗が動かなくなると、蝦沼は「彩香、愛してる。お前を救えるのは俺だけだ!」とつぶやきながら彩香に近づいた。
彩香が悲鳴を上げた時、借金の取り立てに来た丑嶋が蝦沼をバットでフルスイングし、蝦沼は麗の隣に倒れた。


(乱闘中の丑嶋と蝦沼と怯える彩香 引用:https://ch.nicovideo.jp

表情ひとつ変えず金の催促をする丑嶋に、彩香は「今、全然お金ありません」と言いながら、震える手で所持金を全て丑嶋に渡した。
そのとき、彩香は5円玉を床に落とした。
丑嶋は金を受け取ると「落ちた5円、拾わねえのか? 拾わないとお前は変われねえぞ」と言い部屋から出ていった。
※彩香が麗と出会う前、カフェの客が5円玉を落として「それ位いいや」と拾わなかったのを見て、彩香が「5円でも大事なお金ですから」と拾って手渡す場面があります。

その後、麗は彩香にフラれた上に顔に大きな傷跡が残ってしまい、ホストを辞めて再び飲食店で働き始めた。
麗は、練炭で自殺した母親や、彩香のことを考えて涙を流しながら焼き鳥を焼いた。

彩香はその後、借金を返すために丑嶋から紹介された、住み込みで働ける風俗店で働いた。
彩香はもうすぐ完済し、今後は闇金から金を借りることはないだろう。

主題歌:Superfly『Live』エンドロール2曲目
イメージソング:Superfly『万華鏡と蝶』エンドロールの1曲目

 

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