『ザ・ギフト』(’15)ネタバレ解説考察|子供の父親、最後のプレゼントの意味、ゴードンの目的は? | 映画の解説考察ブログ

『ザ・ギフト』(’15)ネタバレ解説考察|子供の父親、最後のプレゼントの意味、ゴードンの目的は?

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サスペンス

映画『ザ・ギフト』のあらすじ紹介、考察をしています!

ゴードンの復讐はどのようなものだったのか、サイモンは何をしたのか、などについて書いています。
鑑賞済の方のための考察記事なのでネタバレにご注意ください。

原題:The Gift
制作年:2015年
本編時間:108分
制作国:アメリカ
監督・脚本:ジョエル・エドガートン
主題歌:『Keep In The Dark』Temples

 

キャスト&キャラクター紹介

ザ・ギフト
©2015 STX Productions, LLC and Blumhouse Productions, LLC. All Rights Reserved.
サイモン・キャレムジェイソン・ベイトマン
セキュリティ会社勤務のサラリーマン。
営業成績は良好で社長夫妻に気に入られているエリート。
引っ越しを機に再会したゴードンを異常に警戒している。

 

ザ・ギフト
©2015 STX Productions, LLC and Blumhouse Productions, LLC. All Rights Reserved.
ロビン・キャレムレベッカ・ホール
サイモンの妻。インテリアデザイナー。
約1年前に流産し、まだ立ち直れていない。
現在は在宅でできる仕事をしながら主婦としてサイモンを支えている。

 

ザ・ギフト
©2015 STX Productions, LLC and Blumhouse Productions, LLC. All Rights Reserved.
ゴードン・モーズリージョエル・エドガートン
サイモンのハイスクール時代の同級生。
ハイスクール卒業後は軍隊に入ったが、現在は除隊して職を転々としているとキャレム夫妻に語るが、本当の職業は不明。
自称バツイチだが、これも真偽は不明。
夫妻との再開後、頻繁にキャレム家に顔を見せるようになる。
ルーシー(キャレム家の隣人)…アリソン・トルマン
ロン(ルーシーの夫)…アダム・ラザール=ホワイト
ケヴィン(サイモンの上司)…ティム・グリフィン
ダフィー(ケヴィンの妻)…ビジー・フィリップス
ウォーカー刑事…ボー・ナップ
ミルズ刑事…ウェンデル・ピアース
フランク・デール(サイモンの会社の社長)…ナッシュ・エドガートン
ウェンディ・デール(フランクの妻)…ミラー・フォークス
グレッグ(サイモンの同級生)…デヴィッド・デンマン
ジョーン(サイモンの姉)…ケイティ・アセルトン
ダニー・マクドナルド…P・J・バーン ほか

 

あらすじ紹介

あらすじ①:引っ越してきたキャレム夫妻と同級生ゴードン


(サイモンとロビン 引用:https://www.buzzfeed.com

仲睦まじい夫婦のサイモン・キャレム(ジェイソン・ベイトマン)と妻ロビンレベッカ・ホール)は、サイモンの地元カリフォルニアに庭と池付きの大きな一軒家を購入しました。
以前はロビンの地元シカゴに住んでいましたが、彼女が流産で鬱病になり、生活をリニューアルするために引っ越しました。
ロビンは元気なフリが出来る程には回復していますが、まだ心の傷は深いです。

サイモンとロビンは家具店で買い物をしていた時、サイモンのハイスクール時代の同級生ゴードン・モーズリー(ジョエル・エドガートン)と25年ぶりに再会します。
サイモンは笑顔で対応しますが、内心ゴードンを不審がっています。

翌日からゴードンはキャレム家に頻繁に表れては何かと新切にしてくれたりワインなどをプレゼントしてくれるようになります。
ロビンは素直に喜びますが、サイモンは気味悪げにします。

数日後。ロビンはプレゼントのお礼にゴードンを夕食に招待しました。
仕事を終えたサイモンが帰宅してから3人で夕食を食べます。
ゴードンはサイモンの学生時代の優等生ぶりを絶賛する様子をサイモンは始終冷めた表情で見ています。
一方でロビンは、ゴードンの「辛い経験も、将来は自分の糧になる」という言葉に心打たれます。

ザ・ギフト
©2015 STX Productions, LLC and Blumhouse Productions, LLC. All Rights Reserved.

ゴードンが帰った後、サイモンは「ゴードンとは別に親しくなかったから、旧友のような態度は不快だ」とロビンに訴えます。
ロビンはサイモンに相談なしでゴードンを食事に誘ったことを謝り、「きっと人付き合いが下手なだけ。でもあなたが嫌ならもう呼ばない」と答えました。

 

あらすじ②:不気味なゴード

ある夜、キャレム夫婦が仕事関係のパーティーから帰宅すると、ゴードンからコイと魚の餌がプレゼントされていました。
ロビンが素直に喜ぶ一方、サイモンは怒りだして「庭に勝手に入られて気味が悪い」「彼は高校の頃みんなから気味悪がられ嫌われてた」と言い、冷蔵庫のメモボードに『不気味なゴード』と当時のあだ名を書き殴りました。

翌日、またサイモンが居ない時間帯にゴードンが家に来ました。
ロビンは困りながらも家に入れると、ゴードンはテレビの接続やゴミ出しををしてくれましたが、そのまま不機嫌そうに帰ってしまいました。
ロビンはメモボードの『不気味なゴード』を消し忘れていたことに気付き、ゴードンはこのメモを見て怒ったに違いないと思いました。
ロビンはゴードンにかわいそうなことをしてしまったと思うと同時に、サイモンのことを考えるとゴードと疎遠になることにどこか安心していました。
しかしその後、ゴードンから電話があり何事も無かったように「僕の家で食事しないか」と誘われました。

ロビンとサイモンは、ゴードの贈り物や突然の訪問が迷惑だと直接伝えた方がお互いのためになると思い、ディナーに行くことにしました。
サイモンとロビンが言われた住所に行くと、そこには立派な豪邸があったので2人は驚きました。
ゴードンの職業は知りませんが、普段着からは彼がお金持ちに見えなかったからです。

ロビンとサイモンが家に入った直後、ゴードンは誰かと電話で話すと「急用が出来た。すぐ戻る」と言い残して車で出かけてしまいます。
ゴードンが居なくなった途端、サイモンは散々ゴードンの悪口を言いながら勝手に部屋を見て回りました。

やがてゴードンが帰ってくると、サイモンは「ゴードンと2人で話がしたい」と言ってロビンを外に追い出します。
外からでも2人の様子は見えたのでロビンが見張っていると、サイモンは明らかに一方的に何かを喋り続けた後、家から出てきました。
サイモンは「荒治療が必要なときもある」とつぶやいてそのまま帰宅しました。

 

あらすじ③:ペットの失踪

数日後。その日はサイモンの昇進をかけた大切な面接がありました。
面接の後、サイモンは上司のケヴィンから、同僚のダニー・マクドナルドがサイモンと1つの席を争うライバルだと知らされました。

その日、キャレム家の池のコイが全部死に、ペットの愛犬ボージャングルが居なくなる事件が起きました。
サイモンはゴードンの仕業だと決めつけて先日の豪邸に行きますが、その家から出てきたのは見知らぬ老夫婦で、ゴードンとは赤の他人でした。
2人は警察に通報しますが、それからロビンは『常に家に誰かがいるような感覚』に襲われて精神不安定になり、眠れない夜が続くようになります。

2人の刑事が調べた結果、あの豪邸はサイモンが会った老夫婦の家で、ゴードンはあの日忍び込んで勝手に使っていたことがわかりました。
「ゴードンを逮捕してくれ」と怒るサイモンに、刑事は「令状を取るには、彼の違法行為の証拠がないと動けない」と答えます。
キャレム家に監視カメラなどはないので、証拠は何もありませんでした。

その日の夕方、1人で家に居るのが怖くなったロビンはお隣のルーシーの家にしばらく居させてもらいますが、洗面台に精神安定剤があるのを見付けると思わず盗んでしまいました。

その日の深夜、ペットのボージャングルは無事に帰ってきてロビンはひとまず安心しますが、サイモンは怒りを抱えたまま眠りました。

 

あらすじ④:ゴードンの謝罪、病むロビン

数日後、サイモンとロビン宛てにゴードンから謝罪の手紙が届きます。
手紙には『家をごまかした件に悪意はなかった。僕の本当の暮らしはとても見せられなかった』『過去のことを水に流そうと努力していた』などと書かれていました。

ロビンは『過去のこと』が気になりサイモンを問い詰めますが、サイモンは「彼のことはもう忘れよう」と言うだけでした。
その日から、ロビンはサイモンへの不信感が募り、ゴードンの夢をよく見るようになりました。

ある日の昼間、ロビンは自宅の廊下で強烈なめまいに襲われて気を失い、気が付くと翌日の朝になっていて、ベッドに寝ていました。
寝室からリビングに出ると、サイモンがロビンを待っていました。
サイモンは、ロビンがルーシーから盗んだ精神安定剤を見つけていて「薬はやめると約束しただろ」と怒ります。

ロビンはゴードンの件が原因で不調になっていると打ち明けて「今ここでゴードンに電話して仲直りしてほしい」と求めますが、サイモンは拒否して「倒れたのは薬のせいだ」と決めつけます。
結局ロビンが折れて表面上は仲直りしますが、ロビンはサイモンへの不信感がより深くなりました。

 

あらすじ⑤:ロビンの妊娠とゴードンの過去

約9か月後。ゴードンとの交流はなくなり、ロビンとサイモンは待望の赤ちゃんを授かり、出産が迫っていました。
ロビンは赤ちゃんの準備で忙しくしながらも、ゴードンのことはいつも心の片隅にありました。

ある日、ロビンはショッピング中に偶然ゴードンを見かけて話そうとしますが、ゴードンは逃げるように去ってしまいました。

数日後、サイモンの母と姉がロビンに会いにきてくれたので、ロビンは思い切って姉のジョーンにゴードンについて聞いてみると、当時のことを教えてくれました。

当時『男子高校生が男にレイプされている』と通報があり、その被害者がゴードンでした。
この件を警察に通報したのはサイモンと友人のグレッグでした。
その後『ゴードンはゲイ』という噂が広まり、ゴードンは同級生や地域住民から疎外されいじめられたそうです。

気になったロビンはサイモンが出勤した後で部屋を調べると、カギがかけられた引き出しに『ダニー・マクドナルド』と『ゴードン・モーズリー』の身元調査の報告書が入っていました。
そこには、ゴードンが過去に何度か不法侵入で逮捕されたことなどが書かれていました。

ロビンはサイモンの旧友グレッグにアポを取り、ゴードンの件を尋ねます。
すると、当時サイモンはゴードンをいじめていて『レイプ被害』の通報もでっち上げで、ゴードンがゲイだと噂を立てたのも全部サイモンだったと渋々白状しました。
さらに、ゴードンの父は噂を耳にした直後、怒り狂ってゴードンを殺そうとして逮捕されたそうです。

 

あらすじ⑥:二度目の夫婦喧嘩

ロビンが帰ると、サイモンは上司ケヴィンを自宅に呼んで昇進について話し合っていました。
この時ロビンは、サイモンのライバルだったダニー・マクドナルドに不正が見つかったと聞き、これもサイモンのでっち上げではないかと内心疑いました。

ケヴィンが帰った後、ロビンは「グレッグから高校時代のことを聞いた」と打ち明けると、サイモンは「あいつが困難に立ち向かわなかっただけだ 俺のせいじゃない」と開き直ります。
ロビンは改めて「私のためにゴードンに謝罪してほしい」と言いますが、サイモンは「連絡先を知らない」とまた嘘をつきました。
ロビンは呆れ、ゴードンの身辺調査書(連絡先も書いてある)を叩き付けて自室に閉じこもりました。

数時間後、サイモンはロビンに釈明を始めます。
「最後の手紙をもらった後、弁護士に依頼して接近禁止命令を出してもらった。身辺調査はそのために必要だっただけで深い意味は無い」「奴とのことは俺だけが背負う罪だと思ったから君に言いたくなかった」と訴えました。
ロビンは「ウソばかりつかれると何も信じられなくなる」とドア越しに答えました。

翌日、サイモンはロビンとの関係修復のため仕方なくゴードンに会いに行きます。
サイモンは謝罪とは思えない高圧的な態度で謝罪の意思を述べてから「受け入れるか?」と聞きました。
ゴードンは「手遅れだ。君が過去を忘れても、過去は君を忘れない」と答えて帰ろうとします。
カッとなったサイモンはゴードンの頭を掴んで地面に押し付け「お前の不幸を俺のせいにするな!」と凄みますが、それでもゴードンは謝罪を受け入れないので諦めて立ち去りました。

その後、サイモンはロビンに「彼は謝罪を受け入れてくれた」と報告し、2人は形式的に仲直りしますが、ロビンはウソを見抜いていました。

 

あらすじ⑦:結末

サイモンは無事に昇進が確定し、自宅に職場の友人を招いてお祝いパーティを開きました。
パーティーの最中、窓ガラスに石が投げ込まれます。
ロビンが警察に通報し、サイモンの同僚たちが物陰から飛び出てきた犯人を捕まえると、それはダニー・マクドナルドでした。
ダニーは「俺は無実だ!こいつが不正をでっち上げた!」と大声でわめきます。
警察は来たものの、最終的にサイモンがダニーを見逃がしたので、職場の人々は不思議そうにしました。

その直後にロビンが産気づき、数時間後には無事に元気な男の子が生まれました。
赤ちゃんが保育室に入れられたのを見届けたサイモンに、上司ケヴィンから電話が入りました。
不審に思ったケヴィンがサイモンのパソコンを調べてダニー・マクドナルドの不正は偽装だったことがわかり、サイモンは解雇されるという辞令でした。
「俺の顔に泥を塗りやがって」と怒るケヴィンに、サイモンは慌てて「釈明したい。後で連絡する」と言って電話を切りました。

サイモンはどう挽回するか考えるため一度自宅に戻ろうとすると、ロビンは帰り際のサイモンに離婚の意思を伝えました。
サイモンが自宅に着くと、玄関に怪しげな大きめのプレゼントボックスが置かれていました。
箱の中身はベビーカーで、その中にも包みが3つ入っていて、それぞれ『1』『2』『3』と番号が振られています。


(サイモンと玄関に置かれたプレゼント 引用:https://scotscoop.com

サイモンが1つ目の包みを開けると、中身はサイモンの自宅の合鍵でした。
2つ目の包みにはCDが入っていて、内容はサイモンがゴードンを罵倒する発言の録音でした。
3つ目の箱の中身はDVDでした。
再生すると、誰かがロビンの飲み物に薬を盛り、それを飲んだロビンが倒れると、不気味なサルのかぶり物をかぶった男が家に侵入し、廊下で倒れているロビンの身体に触った所で映像は終わりました。
サイモンは怒り狂い、大急ぎで病院に舞い戻ります。

同じ頃、うたた寝から目覚めたロビンは、ゴードンがお見舞いに来てくれたことに気付いて驚きました。
ゴードンが頭を怪我しているのを見て、ロビンはサイモンの仕業だとすぐわかりました。
ゴードンは「良い人には、良いことがなきゃね。出産おめでとう」と言って病室を去りました。

病院に着いたサイモンはゴードンを見付けて追いかけますが、結局見失ってしまいます。
サイモンが病院の外でゴードンを探していると、ゴードンから電話が入りました。
ゴードンは建物の上の階からサイモンを見下ろしながら電話しています。
ゴードンは、あのDVD映像の後でロビンをレイプしたかどうかはあえて明かさずに「今の君が『もてあそばれる側』だ。父親が誰かは子どもの顔を見ればわかるだろう」と言って電話を切りました。

サイモンが赤ちゃんのいる病室に行くと、ロビンが笑顔で赤ちゃんを抱いています。
サイモンは部屋の外から赤ちゃんの目の色を確認しようとしましたが、ロビンはうつむいてカーテンを閉めてしまいました。
とうとうしゃがみこんで泣き出したサイモンを、ゴードンは少し離れた場所から満足そうに眺めると、病院から姿を消しました。

 

解説・考察や感想など

ゴードンを演じたジョエル・エドガートン氏が初監督・脚本を手掛けた作品。
初監督とは思えない手の込んだ良い作品だったと思います。
前半から後半にかけて、キャラクターの見方が変わっていくところや、仄めかすだけという新しい復讐方法も面白かったです!
ゴードンの何を考えているのかよくわからない雰囲気と、喜怒哀楽のわかりやすいサイモンの対照的な感じも良かったです。

 

地獄の黙示禄


(引用:https://www.amazon.co.jp)

ゴードンはサイモンに映画『地獄の黙示禄』のDVDをプレゼントします。
『地獄』という文字からも何となく意図は伝わりますが、ざっくりとあらすじは、ベトナム戦争を背景に、アメリカ軍大尉のウィラードが、米軍から脱走してカンボジアのジャングルで自分の王国を築いたアメリカ軍大佐カーツの暗殺を命じられる話です。
カーツのジャングルに行く途中、ウィラードは戦争により倫理観がおかしくなった人間たちが起こす地獄の光景を目の当たりにして、次第に精神のバランスを崩していきます。

ゴードンは、サイモンが築いた王国を壊すという暗示のためにこのDVDをプレゼントしたのではないかと推測しています。

 

ロビンと精神安定剤

ザ・ギフト
(引用:https://unsplash.com

ロビンは鯉の死やボージャングルの失踪、時折感じる侵入者の気配に過度のストレスを感じ、ルーシーの自宅から精神安定剤を盗んでサイモンに内緒で服用していました。
サイモンの「薬はやめたはずだろ」という発言から、ロビンは恐らく流産が原因で、抗精神薬に依存していた時期があることがわかります。

「薬を混ぜる」などの発言から、もしかしたらオーバードーズで自殺を図ったこともあるのかもしれません。
善良なはずの彼女が衝動的に盗みをはたらいたのは、病院に行っても過去のオーバードーズが原因で精神安定剤を処方してもらえない可能性が高かったからか、今すぐ薬を飲みたい精神状態にあったからか、その両方だったのでしょう。

サイモンがロビンに薬のことで厳しくするのは、新しく授かる子どもに健康に生まれて欲しかったこともあると思いますが、彼女の自制心の足りなさを咎めていただけのようにも見えます。

次のページに続きます!




感想などお気軽に(^^)

  1. せい より:

    初めまして!こちらのブログのあらすじ、映画を鑑賞する上で、とても参考になりました。いじめられっ子がいじめっ子に復讐を果たすという話だったんですね。

    ゴードンは鯉を殺した以外は暴力的な行為はしなかった点がホッとさせられました。ジャングルも無事に返したし。

    むしろ怖かったのは、だんだんロビンがサイモンの日頃の行動から次第に嫌悪感と疑惑を抱いていく過程でしょう。ゴードンに「謝罪して」と頼んだのに、徹底的に嘘をつき倒そうとするサイモン。ロビンが最後にカーテンの間から、サイモンを冷たくて見つめるシーンは最高に美しく怖かったです。
    結論としては復讐というより、いじめっ子の自滅。ザマァ、スッキリ。
    (私も、子どもは多分サイモンの実子じゃないか、と思います)

  2. 匿名 より:

    こんばんは。
    鯉が死んでた件とボージャングルがいなくなった件はゴードの仕業なんですかね?
    意図がいまいち分からなくて。
    ご意見を聞かせていただきたいです。

    • mofumuchi より:

      匿名さん
      こんにちは、管理人です。
      個人的な解釈ですが、、、コイとボージャングルの件もゴードの仕業だと思います。
      全てゴードの計算通りに事が進んだ前提で考えると、コイを殺してボージャングルを誘拐したのは
      ロビンを精神不安定にするための行動だった(不安の種をまいた)のではないかと解釈しています。
      ゴードは不安の種まきをすることで、ロビンが自ら精神安定剤に手を出すように仕向けたのです。
      ロビンが薬を飲んだことにサイモンが気づいて怒れば、この後に起こる『ロビンが薬を盛られて襲われた件』を、サイモンはゴードの仕業だとは思いもせず、ロビンの話も聞きません。
      サイモンが「生まれた子はゴードの子かもしれない」と知るタイミングを『ビデオを見た時(子どもが産まれた後)』にしたかったで、犯行直後に気付かれないための細工が『コイとボージャングルの事件』だったのではないでしょうか。

      長々とすみません(汗)コメントありがとうございました(^^)

      • 匿名 より:

        なるほど「不安の種をまいた」ですか。
        確かに冷静に考えてみればそれで納得できますね。
        ありがとうございます。

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