映画「ターミネーター4」あらすじネタバレ・解説|タイムスリップしない編

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審判の日を迎えてから十数年後の2018年、人類抹殺をもくろむAI スカイネットvs人類の戦争は佳境を迎えていた。
ジョン・コナー殺害に失敗してきたスカイネットは、今度の標的を現在まだ10代の少年で、将来ジョンの父親となる人物カイル・リースに定めていた。

原題:TERMINSTOR SALVATION
制作年:2009年
本編時間:114分
制作国:アメリカ
監督:マックG
脚本:ジョン・D・ブランケート、マイケル・フェリス、デヴィッド・キャンベル・ウィルソン
原作:ジェームズ・キャメロン監督「ターミネーター」シリーズ

ターミネーター4|出演者・キャスト&キャラクター紹介

ジョン・コナークリスチャン・ベイル

ジョン・コナーを演じるクリスチャン・ベイル

(出典:https://robot.watch.impress.co.jp

”審判の日”を生き延びて人類抵抗軍の部隊長になった、人類を救うことになる男。
この頃になるとジョンの噂は上層部にも届いており、多方面から期待される存在となっている。
どこかで生きている仲間たちのために、時間があれば短波ラジオで励ましの言葉やターミネーターの倒し方を語り掛けている。

スカイネットの基地に侵入してコンピュータ内のデータを奪取していた際、スカイネットが人間を捕らえて人間の細胞を生成しようとしていることや、T-800の開発に取り組んでいることを知る。
一方、人類抵抗軍の本部ではスカイネットがマシン同士で交信している短波シグナルの解析に成功して”マシンの動きを制御するシグナル”を発見し、4日以内にスカイネットに総攻撃を仕掛ける計画をしていた。
ジョンは本部でその計画を知らされると共に、スカイネットの『暗殺リスト』のトップにカイル・リース、自身が2番目にあげられていることを知った。
スカイネット攻撃の際に最大の要となるシグナルのマシンへのテスト実験の仕事を自分から買って出た。

数日後にテストが成功すると、抵抗軍司令本部はスカイネット中枢部への攻撃を明日にするとし、捕らえられている人間たちの救出はしないまま爆撃すると言い切ったので、ジョンは憤りを感じていた。

同じ時、部下のブレアが基地に連れて来た謎の男マーカスが、ジョン自身も今までに見たことのないほど精巧なターミネーターであるのを見て驚き、マーカスが自身を人間だと信じきっている様子に戸惑うと同時に、カイルがスカイネットに捕らえられていることを知る。
その日の夜、基地から逃げ出そうとしたマーカスに、スカイネットに潜入してカイルの居場所を教えることを条件に黙認した。
アシュダウン将軍に事情を話してカイルを救うまでスカイネットに対する総攻撃を遅らせてほしいと頼んだが、拒否された上に部隊長の任を解かれてしまう。

 

マーカス・ライトサム・ワーシントン

マーカス・ライトを演じるサム・ワーシントン(出典:https://robot.watch.impress.co.jp

実の兄と警察官殺害の罪でロングヴュー刑務所に投獄されていた死刑囚。
2003年”サイバーダイン社献体同意書”にサインしたのちに薬物による刑の執行がなされ、その後サイバーダイン社に引き取られて蘇生された後、RIPというターミネーターに改造された。
RIPは”Resistance Infiltrator Prototype”の略称で、意味は”抵抗軍潜入型プロトタイプ”。
献体にされた自覚がなく、目覚めてからしばらくは自身が改造されたことに気づいていない。
脳や見た目、性格などは元のまま、骨格は全て金属に、後頭部に情報発信用のチップが埋め込まれ、心臓と回復能力の強化、神経組織は人間とマシンのハイブリッドになっている。
心臓は元々の生身の心臓を強化したものになっている。

ジョンの部隊がスカイネットの基地に来るまで眠らされていたが、基地が破壊された際に自由の身になるとともに15年ぶりに意識を取り戻し、以前とは世界がまるで違うのを見て驚くばかりだった。
当てもなく歩き続けてLAにたどり着き、※T-600に襲われたところをカイルとスターに助けられた。※T-600:T-800の改良前のターミネーター。
壊れていた車を修理してカイルとスターと別れようとしていた際に敵に追われ、人間捕獲用のターミネーター(ハーヴェスター)に捕まってしまったカイルとスターを助けようとしたが、振り落とされて川に落ちた。
無傷で生還し、カイルたちを追いかけようとしていた時にジョンの部下ブレアと出会い、ジョンに助言を求めるためにブレアに同行した。
道中 地雷を踏み負傷したことで、自身がターミネーターに改造されていたことを知る。
人間だと認められずそのままジョンの基地で監禁されたが、ブレアに助けられて脱出を図ったが追ってきたジョンに追い詰められ、カイルの居場所を教えることを条件に見逃してもらいスカイネット中枢があるサンフランシスコへ向かった。

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カイル・リースアントン・イェルチェン

カイル・リースを演じるアントン・イェルチェン(出典:https://robot.watch.impress.co.jp

将来ジョンの父親となる人物で、数年後にジョン自身が過去のサラ(ジョンの母親)の元へ送り込むことになる。
2018年現在は10代後半で、ロサンゼルスの廃ビルに拠点を置いてスターと共に生活していた。
スカイネットの暗殺リストの最優先人物になっていることは知らない。

人類抵抗軍への入隊を熱望しており、マーカスが直した短波ラジオでジョンの言葉を聞き、ジョンの所へ行くことを決めた。
1人で車で出発しようとしたマーカスとモメていたところに、偵察用小型機のターミネーター(エアロスタット)が現れて存在を認識され、多くのターミネーターに追われた末に捕らえられてスカイネット中枢に移送された。

スタージェイダグレイス・ベリー
カイルと行動を共にしている口がきけない少女。
耳は聞こえており、必要な時はジェスチャーで会話している。
ターミネーターが近づいてくるのをカイルやマーカスよりも早く察知する能力を持っている。
とにかくよく気が付き、周囲に配慮ができる。
カイルと一緒に捕まり、スカイネット中枢に移送された。

ケイト・コナーブライス・ダラス・ハワード
ジョンの妻、人類抵抗軍の副リーダーで医者の役目をしている。
彼女の名前から、本作が『ターミネーター3』の続編ということになる。
お腹にはジョンとの子どもを宿している。

ブレア・ウィリアムズムーン・ブラッドグッド
ジョンの部下で、マーカスをジョンの所に連れて来た人物。
マーカスがターミネーターだとわかっても、助けてもらったことなどからマーカスを人間だと信じる。
ジョンやケイトがマーカスを解剖しようとしているのを知ってマーカスを逃がそうとする。

セレーナ博士ヘレナ・ボナム・カーター
獄中のマーカスにサイバーダイン社の献体になることを頼みこみ、キスと引き換えにサインさせた科学者。
彼女が熱心に献体を頼んでいたのがなぜなのかは語られていない。
末期がんにおかされており、マーカスの刑の執行後まもなく死亡している。

・その他のキャスト

アシュダウン将軍…マイケル・アイアンサイド
ロシェンコ将軍…イヴァン・グヴェラ
バーンズ(ジョンの部下)…コモン
バージニア(カイルとスターに食べ物を分けた初老の婦人)…ジェーン・アレクサンダー
サラ・コナー(音声のみの出演)…リンダ・ハミルトン
T-800の身体…ローランド・キッキンガー ほか

以降はあらすじ詳細でネタバレ含みます。
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ターミネーター4|結末

抵抗軍司令部はジョンの言い分を無視してスカイネット中枢への爆撃を明日の朝4時と決定した。
部隊長の任を解かれてしまったジョンは、短波ラジオで仲間たちに呼びかけた。
『抵抗軍の仲間たちに告ぐ。司令部から爆撃の命令が出ても爆撃しないでほしい。爆撃すれば、人類に未來は無い』

その直後、ジョンは1人でスカイネットに乗り込むことを妻ケイトだけに伝え、スカイネットに向けて出発した。

スカイネット中枢にたどり着いたマーカスは、マシンに襲われることなく北ゲートから難なく侵入して巨大コンピュータの前に立つと、スカイネットと同期して北ゲートの監視を解除し、ジョンにカイルの居場所を送信した後、コンピュータ内の様々な情報から自分が処刑さた後のことや、核戦争の経緯などを知り、やっと今の状況を理解することが出来た。
その直後、マーカスはスカイネットによって気絶させられた。

スカイネットの診察台の上で目覚めたマーカスは、スカイネットからプログラム通りに目的(カイルを見つけ出し、ジョンをここに連れてくること)を果たして戻ってきたのだと告げられ、人類はスカイネットが仕掛けた罠にはまって負けるのだと知らされた。
抵抗軍が手にした”マシンの動きを制御する短波シグナル”は、抵抗軍本部の居場所を突き止めるためにスカイネットが撒いた罠だったのだ。
居場所を突き止められた人類抵抗軍本部はジョンの助言が正しかったことを知ると同時に、スカイネットによって消されてしまった。
マーカスは自分がジョンやカイルを罠に陥れる手伝いをしてしまったことにショックを受け、後頭部に埋め込まれていたチップを破壊して自分は人間だと宣言した後、ジョンとカイルを助けに向かった。

マーカスの情報を元にスカイネット中枢内に侵入していたジョンは、捕らえられていた人間たちを解放して逃げ道を指示しながら、逃げようとしていたカイルとスターと出会った。
ほぼ同時に、ジョンはスカイネットが完成させたばかりの、人間の姿のT-800と対峙することとなる。
3人はターミネーターを生産している工場内に逃げ込み、そこでT-800の動力源となる核電池を発見した。
ジョンは核電池を爆破させることを告げて先にカイルとスターを逃がし、核電池の所へ向かった。
途中T-800に襲われるが、マーカスに助けられたジョンは急いで爆弾を仕掛けた。
T-800と戦ったマーカスは時間稼ぎは出来たものの力負けしてしまい、心臓に打撃を受けて倒れた。

再びT-800に襲われたジョンは、この時T-800にかぐられて顔に傷を負う。
手足も負傷し、このまま逃げきるのは困難だと判断したジョンは、マーカスに電気ショックをあびせて蘇生するが、その直後にT-800に胸を刺されてしまう。
息を吹き返したマーカスはT-800の首をへし折って倒した後、建物内からジョンを連れ出した。
救助ヘリの中でジョンは爆破スイッチを押し、スカイネットの中枢を跡形もなく爆破した。
これはスカイネットに大打撃を与えたが、スカイネットはまだ滅んでいない。

ジョンは基地に戻って治療を受けたが心臓は衰弱しており、このままではいつ死んでもおかしくない状況だった。
ジョンはカイルに自身の抵抗軍のジャケットとサラの写真を譲り、あとは自然に身を任せようとしていた。
様子を見ていたマーカスは自分の心臓をジョンに提供することを決意し、そのことをジョンの妻ケイトに提案した。
マーカスはブレアと最後のキスを交わし、皆に惜しまれながら2003年の死刑執行と同様に薬品を打たれ、その心臓はジョンに移植された。

主題曲:オリジナルサウンド

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ターミネーター4|解説、考察や感想など

主に見ていて気になった点や、前作との関連性について解説していきます。

 

・セリフやオマージュのシーンについて

本作に登場する、以前の作品のオマージュのシーンやセリフを紹介します。

・T-600が骸骨を踏む

人間を探し歩いていたマーカスが初めて人間らしき影をみかけ、声をかけた相手はスカイネットの殺人マシンT-600でした。
T-600はマーカスを見定めると銃を撃ちながら近づいて行き、その途中で頭骸骨を踏みつけます。
これはT2の冒頭シーンに登場する未来の戦争の場面で、骨格だけのターミネーターが人間の頭蓋骨を踏むシーンのオマージュです。

 

「Come with me if you wanna live.」(生きたければついて来い)

毎回出てくる有名なセリフです。
本作ではT-600に襲われたマーカスをカイルが助けた時に使われています。

 

・マーカスがカイルにマジックを教える

マーカスは、カイルから突きつけられたショットガンを簡単に奪い取ってカイルに向けます。
その日の夜、マーカスはカイルに銃を簡単に奪われないように銃に紐をくくり付けることをマジックだと言って教えます。
銃に紐をつけるのは、T1でカイルがパトカーからライフルを盗んだ後、持ち手を切り落として短くし、持ち運びやすいように紐をくくり付けて肩から掛けるシーンに繋がっています。

 

・マーカスがトラックのフロントガラスを割る

マーカスがカイルとスターを連れてマシンから逃げていた際、ひび割れて視界が悪くなったフロントガラスを突き破ります。
T2でジョン抹殺が任務だったT-1000がトラックでジョンを追いかけた際に、ボロボロになったフロントガラスを割って視界を確保するシーンのオマージュです。

 

「I’ll be back.(すぐ戻る)」

カイルを救出するために単独でスカイネットに乗り込むことにしたジョンは、部下たちに内緒で出発します。
出発直前、妻のケイトが「部下たちにはなんて言う?」と聞いたとき、ジョンはこのセリフで答えています。

 

・モトターミネーターを捕まえる際の音楽

ジョンはスカイネットに行くために、ラジカセで音楽を流してバイク型のモトターミネーターをおびき寄せて捕まえ、AIの部分を取り除いた後、操縦してスカイネットに向かいます。
おびき寄せるために流していた曲は、T2でジョンが友達とショッピングセンターに向かう途中に聴いていたのと同じ曲です。

・Guns N’Roses『You Could Be Mine』

 

・ジョンとT-800の戦闘シーン

T-800に追われたジョンはT-800に冷気のガスを浴びせ、凍らせて動きを止めます。
これはT2でT-800がT-1000を停止さめるために使った方法と同じです。

 

・ジョンの顔に傷がつく

T-800に冷気を浴びせたジョンは、凍っていくT-800が伸ばした手に顔をかぐられ、傷を負います。
これはT2の冒頭シーンに登場する、大人になったジョンの顔に傷があることに繋がっています。

 

「There is no fate but what we make for ourselves.(運命は自分で作る)」

このセリフもシリーズの中で毎回出てくる言葉です。
本作では本編の一番最後にジョンがこの言葉を語っています。

 

以上です。他にも気が付いたことがあれば随時追加していきます。

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・参考記事一覧

・Robot Watch
https://robot.watch.impress.co.jp

・ターミネーターマニア
http://www.terminator-mania.net

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