『ルパン三世 カリオストロの城』解説|ラスト考察、原作小説紹介、伯爵は実在した? | 映画の解説考察ブログ - Part 2

『ルパン三世 カリオストロの城』解説|ラスト考察、原作小説紹介、伯爵は実在した?

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ルパン三世 カリオストロの城 ミステリー
原作:モンキーパンチ©TMS

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地下室の河上源之助の死体、王冠の死体の意味は?

ルパン三世 カリオストロの城

原作:モンキーパンチ©TMS

ルパンと銭形が落とされた地下牢には日本人の死体も眠っていました。
壁には『1904 3 14 日本國軍 偵 河上源之助 ここに果つ 仇』と記されています。

かつて、日本もカリオストロに密偵を派遣してゴート札の秘密を探ろうとしたものの、見つかって地下室に落とされ口封じされてしまったのです。
この日本人の死体で伝えたいのは、ゴート札作りも暗殺も、カリオストロでは昔から行われていたことであり、伯爵は家業を継いだだけに過ぎないということです。

また、ルパンが見た『エメラルド付きの金の王冠』をかぶっていた人骨は、クラリス(本家)が持っていたのが『エメラルド付きの銀の王冠』だったことから、伯爵側(分家)の血筋の人物ではないかと想像しています。
ゴート札の秘密を守るためならカリオストロ家の人間も殺されていたようです。
この王冠の死体は、伯爵もまたゴート札のために家族を奪われた被害者であることを意味しているのかもしれません。




カリオストロに隠されていた宝とは?

ルパン三世 カリオストロの城

原作:モンキーパンチ©TMS

光と影 再びひとつとなりて蘇らん 1517年
光と影を結び 時告ぐる高き山羊の陽の向かいし眼に我を収めよ

カリオストロに隠されていたのは歴史的に非常に価値のある古代遺跡でした。
先人たちは古代遺跡を水に沈め、その上にお城を建てて守り続けていたのです。

カリオストロ家を本家と分家に分けたのはゴート札業務を分家の人間に任せるためでもありますが、遺跡のカギとなる指輪も簡単に他人に取られないように分けて保管するためでもあったのです。
ルパンは宝の正体を見て「俺のポケットには大き過ぎる」と盗むのを諦めました。

 

ラスト考察:インターポールはなぜ来た?

カリオストロの城が壊れて古代遺跡が出て来た後、インターポールが派遣した部隊が現れます。
彼らは恐らく銭形がニセ札を暴露し、さらにカリオストロ城が壊れたと聞きつけてニセ札に関する証拠を回収しに来たのです。
インターポールはニセ札の原版も回収しようとしていたのでしょうが、不二子がちゃっかり盗んでいきました。

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