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ジョンが生きのびようとする理由
ジョンは愛する妻に先立たれて生きる意味を失った雰囲気が漂っているのに、ここまで生きることに執着する理由はなんでしょうか。
ジョンは死にたくない理由について「妻ヘレンを忘れたくないから」と語っています。
恐らくジョンは「自分も最愛の人のところに行きたい(死にたい)」と考えてしまう状態からはすでに乗り越えていて、ヘレンとの思い出を糧にヘレンの分まで全力で生きてやろうと決めたのではないかと思われます。
ジョンがウィンストン殺しを命じられた理由
ジョンはエルダーから「追放処分を撤回してほしかったらウィンストンを殺せ」と命じられます。
エルダーがウィンストン殺しを命じた理由は、仕事のために友人を殺せるかどうかでジョンの忠誠心を試しているからです。
主席連合がウィンストンを戦力外認定した理由は彼が忠誠心よりも友情を優先したからで、ジョンがもしウィンストンと同類(友人を殺せない)なら、連合にとってジョンは危険因子となるので殺すべきという結論になります。
ジョンがウィンストンを撃たなかった理由
ジョンはウィンストンを殺すことに疑問を持ちながらコンチネンタルNYに戻りますが、ウィンストンと話して彼を撃つのをやめました。
ジョンは孤高な殺し屋でありながら、実は信じた人からの影響をとても受けやすいタイプです。
ウィンストンはジョンの性格を知っているので、ヘレンの名前を出して感情に訴えればジョンは敵ではなく味方になってくれるとわかってあの言い方をしたのでしょう。
ジョンはあわよくば追放処分をやめてもらおうとエルダーに直談判しに行き、忠誠を誓うとは言ったものの、友人(ウィンストン)殺害を依頼され、薬指と指輪を取られた時点で恐らくエルダー(主席連合)の非情さに疑問を感じたと思われます。
それがわかるのは、エルダーが指輪をしまう様子を鋭い眼光で見ていたことと、エルダーが別れ際に言った「よく戻った」に対し険しい顔で返事もしなかったことです。
そして恐らくジョンが感じた疑問をウィンストンが理解して口にしてくれた(殺し屋として死ぬか、ヘレンが愛した男として死ぬか選べること)のもウィンストンを殺さなかった大きな理由です。
ウィンストンはジョンを裏切った?
ウィンストンは裁定人と協議した結果、コンチネンタルNYの支配人を続行させてもらう代わりにジョンを殺すと言って銃で撃ち、ジョンは屋上から落ちました。
この直後にシャロンが「お見事でした」と言ったのが大きなポイントで、恐らくウィンストンは主席連合に忠誠を誓うフリをして演出としてジョンを撃ち、実は急所を外してジョンを体良く逃がしたと思われます。
なのでシャロンが褒めたのはウィンストンの判断力と演技力と銃の腕前です。
裁定人は騙されてウィンストンに権力を戻しますが、ジョンが死んでいないのを見て違和感を感じたかもしれません。
地味にまだ気になっているのがジョン・ウィック2でウィンストンがジョンに渡していた血の誓印のメダルです。
あれはウィンストンとジョンの間に貸し借り契約があるということなのでしょうか?
渡した理由も謎ですし、本作では使われないままだったので気になってます。
ジョンとバワリー・キング
コンチネンタルNYの屋上から落ちたジョンは、バワリーキングのところに運ばれます。
この時迷わずソファに座っちゃうピットブルちゃんが可愛いです。
ジョンとバワリーは主席連合から受けた仕打ちに激怒して復讐を誓います。
バワリーは瀕死に追い込まれ、ジョンは指も結婚指輪も奪われた上に追放処分もそのままというひどい状態なので怒るのも当然です。
次作の「ジョン・ウィック4:コンセクエンス」がめちゃくちゃ楽しみです。
劇場で見たいですが見れなさそうで、悔しいですが配信待ちの可能性が濃厚です(ToT)
以上です。読んでいただきありがとうございました。
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※このページの情報は2023年10月時点のものです。最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
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