「クラッシュ」(2004)ネタバレ解説|キャラ別にストーリーをまとめました | 映画の解説考察ブログ - Part 3

「クラッシュ」(2004)ネタバレ解説|キャラ別にストーリーをまとめました

※この記事にはPRが含まれています。
※この記事にはPRが含まれています。
クライムドラマ

解説・考察など

轢かれた中国人が小切手を換金しようとしたのはなぜ?

アンソニーとピーターの車に轢かれた中国人チョイは、病院で手当てを受けた後、妻に小切手を渡して換金を頼みました。
ちなみにこの妻は、冒頭でグラハムとリアの車と事故を起こしていた人物です。

チョイは人身売買の売人なので、あの小切手は恐らく買い手から前金としてもらっていたものと思われます。
チョイはアジア人たちを買い手に渡しに行こうとしたタイミングで事故にあったためまだ売買は完了していませんが、チョイは病院から動けず、約束した時間に引き渡し場所には行けません。

なので、買い手側は約束の時間と場所にチョイが来なければ取引不成立で小切手を換金できなくしてしまうと思われるので、チョイはとりあえずお金だけでも確保しようと思い、妻に急ぎで小切手の換金を頼んだのでしょう。

妻が小切手を見て驚いたのは、恐らく妻はチョイが人身売買していることを知らず、小切手の金額に驚いていたと思われます。

ある面では被害者であっても、別の面では加害者であることが描かれているような話です。

 

グラハムが持ちかけられた交渉は?

ドン・チードル演じる黒人刑事のグラハムは、ウィリアム・フィクナー演じる白人の刑事フラナガンから交渉を持ちかけられていました。
1度見ただけでは、私にはあの交渉の意味が良くわからなかったので整理します。

まず、グラハムは白人警官が黒人警官を射殺した事件の担当になっていましたが、調べれば調べるほど不審な点が沢山出てきました。
不審な点と言うのは、白人刑事は同業者を殺したのに落ち着いた様子だったことや、黒人刑事が乗っていた車の名義が本人ではなかったこと、さらにその車から大量のキャッシュが出てきたことなどです。
明らかに複雑な事情がありそうな状況でした。

グラハムがこれらのことを世間に公表して捜査を始めようとした時に現れたのがフラナガンです。
本編の会話は回りくどかったですが、要約するとフラナガンはグラハムに「怪しい証拠は全て見なかったことにして、ただ白人刑事を犯人にして刑務所送りにしてほしい」と言いました。
つまりこの事件には何か裏があり、フラナガンが動くということはどこぞの権力者も関わっているということになります。

フラナガンはグラハムの弟ピーターに出ている逮捕状を破棄するという約束でグラハムに捜査を終了させました。
しかしそのピーターが死んでしまったので、恐らくグラハムは黒人刑事の件も、ピーターが誰に殺されたのかもこれから捜査するのでしょう。

以上です。読んでいただきありがとうございました。
この記事がお役に立てていたらハートマークを押してもらえると嬉しいです(^^)




感想などお気軽に(^^)

タイトルとURLをコピーしました