映画「ザ・ギフト」あらすじネタバレ・感想評価・解説

ザ・ギフト

仲睦まじい夫婦のサイモン(ジェイソン・ベイトマン)とロビン(レベッカ・ホール)はサイモンの地元のカリフォルニアで広い一軒家を購入し、引っ越した。
夫婦が買い物をしているとき、サイモンの高校の同級生だと言うゴードン(ジョエル・エドガートン)と出会い、それからゴードンは突然家に来たり、贈り物(ギフト)を玄関先に置くようになった。
ロビンは贈り物を喜んだが、サイモンは親しくしようとしてくるゴードンに不快感をあらわにした。ロビンはサイモンの態度に疑問を持ち、2人の関係を調べることにした。

原題:The Gift
制作年:2015年
本編時間:108分
制作国:アメリカ
監督:ジョエル・エドガートン
脚本:ジョエル・エドガートン

ザ・ギフト|出演者

サイモン・キャレム(ジェイソン・ベイトマン) ロビン・キャレム(レベッカ・ホール) ゴードン・モーズリー(ジョエル・エドガートン) ルーシー/隣人(アリソン・トルマン) ケヴィン・“KK”・ケラー/サイモンの同僚(ティム・グリフィン) ダフィー/ケビンの妻(ビジー・フィリップス) ロン/ルーシーの夫(アダム・ラザール=ホワイト) ウォーカー刑事(ボー・ナップ) ミルズ刑事(ウェンデル・ピアース) ウェンディ・デール/サイモンの会社の経営者の妻(ミラー・フォークス) フランク・デール/サイモンの会社の経営者(ナッシュ・エドガートン) グレッグ/サイモンの同級生(デヴィッド・デンマン) ジョーン/サイモンの姉(ケイティ・アセルトン) ダニー(P・J・バーン)

以降はあらすじ詳細でネタバレ含みます。
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あらすじ詳細①起

サイモン(ジェイソン・ベイトマン)とロビン(レベッカ・ホール)夫妻は40代の夫婦で、アメリカのカリフォルニアで一軒家を購入した。庭は広く、池もある立派な家だった。以前は妻ロビンの地元近くのシカゴに住んでいたが、カリフォルニアに引っ越しを決めた。引っ越した場所はサイモンの地元の近くだった。


サイモンは家具を買いに行った店で、サイモンの高校の同級生ゴードン・モーズリー(ジョエル・エドガートン)と再会した。サイモンは顔を見ても思い出せなかったが、ゴードンと言う名前を聞いて、ゴードと呼んでいたことを思い出した。
別れ際、ゴードンに自宅の電話番号を渡し「これから交流を深めよう」と言って別れた。帰宅途中、サイモンはロビンに「全然変わってて名前を聞くまでわからなかった。」と話した。

ロビンは荷ほどきをして赤ちゃんのおもちゃを出した。だが夫婦に子どもはいない。外に出てゴミ出しをしたロビンは、車の中から赤ちゃんの声が聞こえたので車に近づくと、車の持ち主であるお隣さんのルーシー(アリソン・トルマン)とロン(アダム・ラザール=ホワイト)夫婦に声をかけられた。
ルーシーはロビンに「いつでも居るから声をかけに来て」と親し気に話した。ロビンは感謝しつつ、複雑な表情で家へ戻った。

※ロビンが赤ちゃんに強い思いがあるのがわかる

ロビンが家でシャワーを浴びていると、玄関をノックする音が聞こえた。ロビンは慌ててシャワーから出てドアを開けるが、玄関には誰もおらず、リボンのついたワインが1本置かれていた。

サイモンが帰宅すると、部屋はすっかり出来上がっていた。ロビンは置かれていたワインと添えられていたカードを見せた。ゴードンからの贈り物だった。
サイモンは飼い犬のバーニーズマウンテンドッグ(筆者の憶測)をなでながら「家は教えてないのに」と不思議がったが、ロビンは気にせず「お礼言わなきゃね」と言った。

ロビンはお隣さんのルーシーの家に遊びに行った。ルーシーがロビンに子どもを抱かせて「子供は?」と聞くと、ロビンは去年妊娠したが、流産していたことをルーシーに明かした。
ルーシーが深刻な顔をしたのを察したロビンは「この話はまた今度ね」と明るく振舞った。

ロビンは家でひとり、在宅での仕事をしていた。サイモンは仕事で外に出ている。仕事と料理をしながら過ごしていると、突然ゴードンが家にやってきた。
ロビンは明るくワインのお礼を言い、ゴードンは庭師などの使えそうな業者の連絡先リストと、彼自身の電話番号、それにガラスクリーナーをプレゼントした。
ロビンはドアを閉めようとしたが、ゴードンが帰ろうとしないので、家の中を案内した。案内している時、ゴードンは段ボールに入っていた子供用のおもちゃを見て「子供がいるの?」と聞いた。ロビンは「いないわ」とだけ答え、「犬の名前はボージャングルっていうの」と話をそらした。その後ゴードンを夕食に誘い、サイモンに電話で連絡した。

サイモンが帰宅して3人で夕食をとった。ゴードンは「高校の頃から、君は絶対に成功すると思ってた」とサイモンを絶賛した。サイモンは始終警戒した態度でゴードンに接した。
ゴードンはサイモンの高校時代のことを細かく喋り続け、サイモンはロビンに小声で「あまり飲ませるな」と言った。
ゴードンはサイモンが高校時代に生徒会長だったことも細かく話し「サイモンは何でも実現してきたんだ。子供もすぐに出来るさ」と言い、夫妻が黙ってしまうと、ゴードンは「飲み過ぎた」と謝った。
サイモンは切り替えようと、ゴードンに卒業後どうしていたか聞いた。彼は高校卒業後はすぐに軍隊に入り、海外駐留のあと除隊して、後は職を転々としていると話した。
ゴードンは夫妻に「良いことの多くは悪いことから生まれる。悪い出来事も自分への贈り物(ギフト)になる」と話し、ロビンはうなずいた。

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食事の後片付けをしながらサイモンはロビンに「彼が可哀そうに見える。俺と友達だと錯覚してるんだ。とても気まずいよ」と打ち明けた。高校の頃、サイモンはゴードンと親しくしていた覚えがないようだ。
ロビンは「きっと人と接するのが苦手なのよ、私にも覚えがある。もう彼を夕食に呼ばないわ」とゴードンをフォローしつつ、サイモンを気遣った。

サイモンロビンは、サイモンの会社のパーティーに出席した。ロビンはそこでサイモンの勤める会社の経営者である兄弟とその妻たちに挨拶し、妻たちはロビンの仕事を聞いた。ロビンは「デザイナーで、今は在宅で会社のコンサルティングをしている」と控えめに話した。
サイモンは「謙遜しすぎだ。シカゴに居た時は妻は会社を経営していたんですよ。今は新しい家族を作ろうと2人で奮闘中です」と妻を自慢して、夫婦の仲をアピールした。

※サイモンが見栄っ張りなのがわかる
パーティの後、サイモンはロビンに自身の個室のオフィスを見せた。ロビンは「すごく良い部屋ね」とほめたが、サイモンは「さっきの2人のオフィスはもっとすごい。いつかは俺があの部屋に座る」と言った。

ロビンはそこでサイモンに仕事に完全復帰していいか相談した。サイモンは「君がしたいならいつでもすればいい。でもストレスがかからないようにね」と優しく言い、2人はキスを交わした。

※サイモンは出世欲が強く、また子供を強く欲しがっているのがわかる

自宅に戻って来ると、玄関前の地面に包装された小箱が置かれていた。添えられていたカードを開けてみると『夕食をありがとう。お礼に受け取ってほしい』と書いてあった。ゴードンからだ。中身は魚のエサだった。
ロビンがまさかと思い庭の池を見てみると、池にはコイが泳いでいた。これもゴードンからだった。サイモンは家に勝手に入られたことを気味悪がって怒ったが、ロビンは親切心からで悪気はないはずだから問題ないと、サイモンに「またお礼しなくちゃね」と言った。
サイモンは「ゴードは高校の頃、皆から気味悪がられて”不気味なゴード”と呼ばれてた。僕は”間抜けなサイモン”。子どもは残酷で正直だ」と話し、ホワイトボードに”不気味なゴード”、”間抜けなサイモン”と書いた。
ロビンは「みんな誤解してたのよ」と言った。

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あらすじ詳細②承

翌日、ジョギングをして家に戻ったロビンの元に再びゴードンがやってきた。「近くに来たからついでに寄った。サイモンはいる?」と聞いた。
ロビンは「仕事で居ないわ」と返し、コイのお礼を言った。ゴードンはまた帰ろうとせず、ロビンはお茶を飲んでいくよう勧めた。
ゴードンは家でテレビの接続と設定をしてくれた。ロビンは感謝した後「もう仕事に戻らなきゃ」とゴードンに帰るよう促した。ゴードンは帰り際に、親切にもテレビのゴミを片付けようとしてくれてゴミ置き場のある台所に入って、冷蔵庫に”不気味なゴード”と書かれているのを見てしまった。
ゴードンが無言で立ち去ったのを見て、ロビンは冷蔵庫の落書きを確認してからゴードンを追ったが、帰ってしまいフォローもできなかった。

サイモンロビンは隣人ルーシー夫妻たちと夕食を食べ、その席でゴードンの件を相談した。ルーシーの夫ロンは「家が片づくまで手伝わせてから縁を切ればいい」と冷淡なアドバイスをした。
ロビンはその意見には納得できなかった。ルーシーが「ボードを見たならもう来ないんじゃないの」と言ったが、サイモンが「それが不思議なことに、その件から数時間後に、電話で夕食に招待されたんだ」と明かした。
それは3人だけではなく、他の夫婦も1組誘っていると聞いていた。
食卓では”実は見てないのかも”、”気にしていないことを知らせるためにロビンに気を遣ったのかも”と様々な憶測が飛んだが、ロビンは皆から「ゴードンに優しすぎる」と言われてしまい、サイモンも同意した。
ルーシーは「どの道、丁重に断って次の約束はしない方がいい」と意見し、全員が同意見だった。ロンだけが「行ってみてどうなるのか知りたい」と冗談を言って皆を笑わせ、サイモンは「多分行かない」とロンに返した。
「勝手に家に来続けるなら、いずれ直接対決しなきゃいけなくなる」と皆で話した。

2人は結局、夕食に行くことにした。ギフトや訪問が迷惑であることを直接伝えるつもりだった。教えられた住所に行くと、サイモンたちの家よりもさらに立派な、今まで目にしたゴードンの身なりからはかなり不釣り合いな豪邸だった。

玄関でゴードンが二人を出迎え、サイモンはゴードンにプレゼントを渡した。部屋に入ると、ゴードンはサイモンに”地獄の黙示録”のDVDをプレゼントした。
サイモンはすっかりゴードンが嫌になっており、ゴードンに聞こえないようにこそこそと嫌味をロビンに言った。
来ていたのが自分たちだけだったので、もう1組の夫婦のことを尋ねると「誘っていた夫婦は来られなくなった」とゴードンは答えた。サイモンはゴードンに結婚しているのか聞くと、答えは「話すと長くなるけど、結論だけ言うと結婚していない」だった。
まだ食事も始まらないうちにゴードンの携帯電話が鳴り、電話を切ると「急ぎの用事が出来た。すぐに戻って来るからくつろいでいてくれ」と車で出かけてしまった。
取り残されてサイモンは呆れ、ロビンは戸惑った。サイモンは感情がおさえられなくなり「奴が独身なのは君と結婚したいからだ。いつも君が1人の時に家に来るし。あいつは俺から君を奪おうとしてる」と言い出した。ロビンは止めるが、サイモンは止まらず散々彼をけなした後「他の部屋を見てみよう」と言い出しリビングから出てしまった。ロビンはサイモンを追いかけた。
サイモンは2階の部屋に女性の服があるのと、別の部屋に子ども部屋のような部屋を見付けた。部屋の中をよく見ようとしたとき、車の音が聞こえ、2人は急いでリビングに戻った。

ゴードンが戻って来るなり、サイモンゴードンに仕事は何をしているのか聞いた。するとゴードンは「実はウソをついた。今のは仕事じゃなくて、元妻と話してたんだ。君たちと出会う数日前に子ども2人を連れて出ていったんだ。まだ心の整理が付いていなくて、君たちには黙ってた」と打ち明けた。
さらに「この家も妻の実家で僕に金があるわけじゃない。カードなんかも全部元妻の名義だから、僕はずっと彼女の言いなりになってて、それで今もめてる」と補足した。謝るゴードンの言葉をサイモンは黙って聞いていて、ロビンは「気にしてないわ」と返した。
ゴードンは仕切りなおすように「食事しよう」と言ったが、サイモンは「その前に2人だけで話をしよう」と遮り、ロビンに車で待ってるように言った。ロビンは止めたが、サイモンは聞かなかった。
ロビンは出ていくフリをしてリビングのそばで聞いていた。サイモンは丁寧に「もう俺たちの家に来ないでほしい。今は自分の問題に取り組んだ方がいい。難しい問題みたいだから」と言った。
サイモンはロビンが聞いていることに気が付いていて、再度ロビンに席を外すように言い、ロビンは車に向かった。壁は全面ガラス張りで、外からはサイモンが話し、ゴードンが聞いているのが見えた。
サイモンは一方的に話したようでそのまま出てきて、ゴードンは見ているロビンに気が付き、ロビンを見つめた。ロビンは申し訳なさそうにした。サイモンは「荒治療が必要なときもある」と話し、帰路についた。

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数日後、サイモンは会社のオフィスで昇進をかけた面接をしていた。面接は終わり、面接に同席していた仕事仲間のケビン(ティム・グリフィン)が「だいぶ好印象だったぞ」とほめた。サイモンは自分にライバルがいるのかどうか聞くと、ケビンは「ダニー・マクドナルドだ」と教えた。サイモンはダニー・マクドナルドの名前をメモした。
直後、サイモンはロビンからの電話を受けて自宅に戻って来ると、池の鯉が全部死んでいて、ペットのボージャングルも居なくなっていた。
この頃から、ロビンは”常に家に誰かがいるような感覚”に襲われ精神的に不安定になり、夜ちゃんと眠れなくなった。
サイモンはゴードンの仕業だと決めつけて、その足でゴードンに話をしに行った。先日招かれた豪邸に着きドアを叩くと、全く知らない夫婦が玄関に出て「ゴードンのことは知らないし、家を間違えてる」と言った。

2人はこのことを警察に通報した。ウォーカー刑事(ボー・ナップ)は夫婦の話を聞いて犬の名前を確認した。もう一人のミルズ刑事(ウェンデル・ピアース)が電話を終えて部屋に入り、「豪邸の持ち主だったライアン夫妻に話を聞いたら、ライアン氏は車のリース会社を経営しておりゴードン・モーズリーにも貸したことがあった。モーズリーは利用者が使えるガレージの鍵を持っており、館への出入りが自由だったそうだ。恐らく夫妻の旅行中にガレージから忍び込んだんだろう」と話した。
犬も鯉もゴードンの仕業だと決めつけるサイモンに、刑事は「彼の住所を調べて家宅捜索することもできるが、それには令状が要ります。それには彼がやったと言う証拠がないと」と言った。今のところ、証拠になるようなものは何もなかった。

ロビンが部屋でボージャングルの張り紙を印刷しているとき、家の中で物音がした。ロビンは気になり居間に出てみると、誰も居なかったが水道の水が出っぱなしになっていた。

隣人のルーシーに相談に行くと、ルーシーは「心配ならいつでも様子を見に行く」と言ってくれた。ロビンがお礼だけ言うと、ルーシーはゴードンが犯人だと思うか聞いた。ロビンは「そんな人だと思いたくない」と答えた。

※ロビンがどこまでも良い人なのがわかる
ロビンはその後ルーシーの家でトイレを借り、洗面台に精神安定剤があるのを見付けた。

その日の夜。ロビンはサイモンが寝ているのを確認して、ベッドから出てピルケースの薬を飲んだ。ロビンはルーシーの家から精神安定剤を拝借していた。

※薬をあえて盗んだことからも、ロビンは薬のことをサイモンにばれたくないと思っているのがわかる
ピルケースをしまい、ベッドに戻ろうとしたとき、外で物音がした。ロビンは気になって窓の様子を見ようとしたとき、犬がガラスに飛び掛かった。ボージャングルだった。安心して家に入れてご飯をあげると、ボージャングルはがつがつ食べた。サイモンは「絶対にあいつが犯人だ」と呟いてベッドに戻っていった。
ロビンは彼女を見つめるボージャングルに「どこに行ってたの?」とささやいた。

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あらすじ詳細③転

ゴードンは現れなくなり、後日、サイモンとロビンの家に謝罪の手紙が届いた。手紙には『君たちを困らせるつもりはなかった。君たちの意思を尊重して、この手紙を最後に二度と連絡はしない。ほんとうにすまなかった。 追伸:夕食の件をお詫びしたい。詳細は省くが、僕の本当の暮らしはとても見せられない。成功してる君たちの足元にも及ばない。僕はバカだ。 追追伸:過去のことは水に流そうと心から思っていた。悪意はなかったんだ』と書かれていた。

ロビンは書かれていた”過去のこと”をサイモンに聞いたが、サイモンは「知らない。見当もつかない」と答えた。ロビンは信じられなかった。サイモンは「とにかく彼は納得したようだから、ゴードンのことは忘れて生活を楽しもう」と言った。
その日から、ロビンはゴードンが夢に現れるようになった。

ある日、ロビンはまた家に誰かが居るような気がして侵入者を探していたとき、めまいに襲われ倒れてしまった。

気が付くと翌日の朝になっていて、ロビンはベッドに寝ていた。
リビングに出ていくとサイモンがいたが、サイモンはロビンの体調を気遣う様子もなく、仕事の話を始めた。倒れていたことに気付いていないようにも見えた。

今の会社の経営者の兄弟がサイモンと同じ高校だったらしく面接は好印象で、昇進が確実なものになりそうだとロビンに報告した。サイモンは「昨日の夜、感動を分かち合いたかったけど、君はぐっすり寝てたから」と言い、「俺に何か言うことはない?」と言ってピルケースの薬を机に出した。
サイモンは「克服したはずだろ」と怒っている。

※恐らくロビンは精神安定剤に依存していた時期があり、子どものためにももう薬はやめたはずだった。なのにロビンがまた薬を飲んでいるのを見付けてサイモンは怒っていたのだ。
言われてしまったロビンは、電話を取り出して机の上に置き、自分の不安感の原因であるゴードンに和解の電話をするようサイモンに求めた。ロビンは「家に1人でいると、突然彼が現れそうで怖い」と正直にサイモンに話した。
サイモンは「奴は関係ない。なぜ気にする?」と電話するのを嫌がった。ロビンは精神不安定が原因で倒れたことと「本当に不安で気が変になりそうだ」と話したが、サイモンはそれを薬のせいにして「大量に飲んだり、何かと混ぜたりしたろ」と言った。
ロビンは「彼に謝ればすべて上手くいく気がする」とサイモンに頼んだが、それでもサイモンはゴードに連絡することをかたくなに拒否した。ロビンはサイモンが怪しくなり、手紙の内容や、ボージャングルが居なくなったのを真っ先にゴードンのせいにした理由を「なにか心当たりがあるからじゃないの?」と食って掛かった。サイモンは「その話は二度とするな!」と怒鳴り、ロビンは黙ったが、何かあったんだと確信した。
サイモンはロビンに「今、争っているのはやつのせいだ。時間が解決してくれるのを待とう」と言い、薬を流しに捨てて仲直りした。

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その後、穏やかに時は流れ、ゴードンも現れず、ロビンは少しずつ不安から解放された。やがてロビンとサイモンは待望の赤ちゃんを授かり、家に子ども部屋も準備して楽しい日々が過ぎていき、ロビンのお腹は大きくなっていった。

ある日、ロビンはお隣さんのルーシーとショッピングに来ていて、ルーシーが「あなたを見ている男がいる」とロビンにささやいた。ロビンが確かめると、ゴードンだった。ロビンは驚き、彼と話そうと急いで追いかけたが、ゴードンは逃げるように立ち去ってしまった。
※ゴードンのことを思い出し、また彼と話せなかったことから、ロビンに再び不安の影が差し込んできた。
ある時、サイモンの家族のサイモンのが妊娠のお祝いをしに家にきた。まだ心が晴れなかったロビンは、姉のジョーン(ケイティ・アセルトン)にゴードンについて何か覚えていないか聞いてみた。
ジョーンは彼のことを覚えていて「高校を退学になった子だ」と言った。ロビンが聞くと

「年上の男の子から車の中で性的虐待を受けたと警察に通報があったの。小さい町だったから大変な騒ぎになってね。それが原因で他の子たちから”ゲイだ”とか言われていじめられたと聞いたわ。可哀そうに」と話した。
ロビンは「サイモンはそのことを知ってたの?」と聞くとジョーンは「警察に通報したのはサイモングレッグよ。事件の発見者だったの。詳しいことはサイモンに聞いて」と言った。

サイモンに直接聞いても真相が聞き出せないだろうと判断したロビンは、サイモンが出勤した後、サイモンの部屋を調べた。

※サイモンに対して不信感があるのがわかる机の引き出しにカギがかかっていたので、探し出して引き出しを開けると、中にはたくさんの資料が入っていた。
その中には”ダニー・マクドナルド”と書かれた封筒と”ゴードン・モーズリー”と書かれたA4サイズの封筒があり、ロビンは迷わずゴードンの封筒の中身を見た。それはゴードンの身元調査書だった。
そこにはゴードンが過去にも他人の家に不法侵入した過去や、軍隊を除隊した後は厚生施設に収容されていたことが書かれていた。

ロビンはなぜ夫であるサイモンがこのことを自分に隠していたのかがわからず、ルーシーに相談した。ルーシーは「直接聞けば?」と言ったが、ロビンはそれは無駄だと思った。
ロビンは、サイモンの姉から名前が出ていたグレッグと言う男性に会ってみることにした。

グレッグ(デヴィッド・デンマン)は整体師として働いているようで、ロビンは客としてグレッグの店に行き、施術を受ける前にゴードンの話を切り出した。
ロビンはグレッグに、ゴードンから届いた手紙も見せて、過去に何があったのか教えてもらおうとしたが、グレッグは「夫に聞け」と言った。ロビンが「教えてくれなかったからここに来た」と食い下がると、渋々話してくれた。

当時、サイモンの地元で噂になっていたというゴードンの性的虐待事件は、実際には起きていなかった。すべてサイモンがでっち上げたことで、ゲイだと噂を立てたのもサイモンだ。「ゴードンは可哀そうだった」とグレッグは言った。
ロビンは理解できず、なぜウソをついたのか聞くと、グレッグは「あいつはそういう奴だ。昔からいじめっ子で、当時はゴードンを標的にしてた。サイモンは真実を話すこともできたのに、しなかった。あいつが周りに植え付けた偏見でゴードンの人生は破滅した。ゴードンの父親も可哀そうなことになった」と明かしてくれた。

ゴードンの父親は噂が立った後、ゴードン焼き殺そうとして警察に殺人未遂で逮捕されたらしい。

ロビンが自宅に戻ると、サイモンは仲間のケビンを家に呼んで昇進のことについて話していた。ケビンが「ダニー・マクドナルドに不正があったらしくて今調査中らしい。これはチャンスだ」と言った。

※ロビンは引き出しにマクドナルドの資料もあったことを思い出し、この”不正”もサイモンの仕業なんじゃないかと疑ってしまった。

ケビンが帰ったあと、ロビンはサイモンに、グレッグに会いに行ったことを話すとサイモンは「勝手なことをするな」と怒った。ロビンは「あなたが話してくれないからよ。何があったのか話して!」とサイモンを問い詰めた。
それでもサイモンは話そうとせず、ロビンはしびれを切らした。
ロビン「あなたのウソのせいでゴードンは父親に焼き殺されかけた。あなたが彼らの人生を変えた。父親は殺人未遂で捕まって逮捕されたのよ」

サイモン「そうさ、俺はクソヤローだよ。これで満足か?俺も親父にひどい扱いを受けたが、もう過去は乗り越えた。過去のことは忘れて前進するべきなのに、負け犬どもはグチるばかりで何もしてないだけだ。だから俺には一切関係ない」
ロビン「あなたが嘘をついた責任は?」
サイモン「何かあるたびにいちいち謝る必要はない。君は昔いじめていた相手に謝ってほしいか?”あの時はごめんね”って」
ロビンはサイモンにビンタした。
ロビン「いじめっ子ね。昔も今も」
ロビンは再度、夫婦のためにゴードンへ謝罪するようサイモンにするよう頼んだ。話し続けていたロビンをサイモンは遮って、「連絡先を知らない」と言った。
ロビンは呆れながらサイモンにゴードンの調査書を叩き付け、自室に入った。サイモンは調査書を見てうなだれた。

サイモンはロビンの部屋の前に来て

謝罪の手紙が来た日、車に聖書の引用を書いた付箋が貼ってあり、それで身辺調査をし、その後、弁護士を通じて接見禁止命令を出した。理由は妻を守りたかったから。これは自分だけが背負うべき罪で、ゴードンの父親のことは知らなかったと静かに話した。
ロビンは「ウソばかりつかれると何も信じられなくなる。あなたは何者なの?」と答えた。

サイモンはロビンとの関係修復のため、ゴードンに会いに行く決意をした。ゴードンの仕事場へ行き、仕事が終わるのを待って、ゴードンが駐車場で車に荷物を積んでいる時、声をかけた。
サイモンはとても強気な態度で謝り最後に「受け入れるか?」と聞いたが、ゴードンは「手遅れだ」と答え「君が過去を忘れても、過去は君を忘れない」と言い、再び荷物を車に乗せ始めた。サイモンは言葉の意味を聞いたがゴードンは「格言だ」と答えただけで意味は言おうとしなかった。
頭に血が上ったサイモンはゴードンの荷物を地面に叩きつけ、威嚇し、もう一度「謝罪を受け入れろ」と言った。

ゴードンは荷物を拾おうとしゃがみこみ、もう一度はっきりと「手遅れだ」と言うと、サイモンはゴードンの頭を地面に押し付けて「お前の不幸を俺のせいにするな」と言って、散らばったゴードンの荷物を蹴って立ち去った。

サイモンは自宅に戻るとロビンが待ち構えていた。サイモンは「彼はわかってくれたようだ」と言い、ロビンに謝ってハグをした。ロビンも謝り、喧嘩は終わった。

※形式的に終わらせただけで、ロビンはサイモンの言葉を信じきっていない

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あらすじ詳細④結

サイモンは見事昇進が確定し、自宅に友人を招いて昇進お祝いパーティを開いていた。
サイモンがスピーチを求められて話していた時、外で物音がして、全面がラス張りの面に石が投げ込まれた。ロビンが警察に通報し、男性陣が犯人を捜すと、陰から男性が飛び出してきて、そのまま逃げようとしたところを男性陣が捕まえた。
犯人は知らない男に見えたが、ケビン「ダニー!」と言った。犯人は、サイモンが資料を持っていたもう一人の人物、ダニー・マクドナルドだった。ダニーはサイモンに始終悪態をつき「お前のメールを見た。不正をでっち上げて自分のポストを奪った」と大声でわめいた。
やがてパトカーの音が聞こえるとダニーは「警察だけはやめてくれ」と言った。サイモンは考え込み、ダニーを掴んでいた男性に「離してやれ」と言ってダニーを逃がした。

※サイモンがダニーを逃がしたことで、その場にいた全員にサイモンに対する不信感が生まれた

ダニーが逃げた直後、ロビンは産気づきすぐに病院に運ばれて、無事に元気な赤ちゃんを産んだ。

赤ちゃんが部屋に入れられたのを見届けたサイモンケビンから電話があった。ダニー・マクドナルドの不正の偽造が発覚し、昇進するのはダニーに決まったという連絡だった。ケビンは「俺の顔に泥を塗りやがって。これで終わりだ。お前のデスクは片づけておけ」とカンカンだった。サイモンは「後で電話する」と言い電話を切った。

サイモンロビンの病室に入り「一度家に戻る」と伝えると、ロビンは決意したように「私はもうあの家に帰りたくない。あなたとは一緒にいたくない」と言った。
サイモンは「すぐに戻って来るから話そう」と言い、ため息をつきながら車を走らせた。サイモンが自宅に着くと、玄関には大きめのプレゼントボックスがおかれていた。
カードには『お祝い』と書かれていた。サイモンが警戒しながら箱を開けてみると、中身はベビーカーだった。よく見るとベビーカーの中にも包みが3つ入っており、それぞれ1.2.3と番号が書かれていた。

サイモンが1つ目の包みを開けると、中身はカギだった。サイモンはこのカギの形に見覚えがあり、自宅の玄関にさしてみると合っていた。サイモンの自宅の合いカギだった。
2つ目の包みにはCDが入っていた。プレーヤーに入れてかけると、以前、サイモンとロビンがゴードンに招待されて豪邸へ行き、ゴードンが家を出ていた間に、サイモンがゴードンをバカにしていた時の言葉が録音されていた。
サイモンはCDをかけっぱなしにして3つ目の箱を開けた。中身はDVDだった。再生すると、ロビンを盗撮した映像が映っていて、ロビンが倒れた日の様子も映っていた。
ロビンが飲んでいた飲み物も映っていた。ゴードンが薬を盛ったのだ。ゴードンは気持ち悪いお面をかぶり、ハンディカメラで撮影しながら合鍵で家の中に入り、廊下で倒れているロビンに近づき、ロビンにまたがって身体にさわったところで映像は消えていた。
サイモンは涙をにじませて怒り狂い、急いで病院へ向かった。

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同じころ、ゴードンは病院に来ており、寝ているロビンをベッドのそばで見つめていた。やがてロビンは目を覚まし、ゴードンが病室に居たので驚いた。
ゴードンは花束を出して「お祝いしにきた」と言った。ロビンは彼の頭のけがを見てどうしたのか聞いた。口ごもるゴードンにロビンは「サイモンなの?」と聞くと、ゴードンは「急に暴れだして」と言った。
ゴードンは赤ちゃんが男の子か女の子か聞き、ロビンは「男の子よ」と答えた。ゴードンは「良い人には良いことがないとね」と言った。

サイモンは病院へ戻ってきた。病室にはロビンもゴードンもおらず、病室から出るとゴードンがエレベータに乗り込むのが見えた。サイモンはゴードンを追いかけたが、見失った。
サイモンが病院の外に出たところで携帯が鳴った。ゴードンからだった。ゴードンは病院の中から電話をしており、サイモンをひとしきりからかった後、あの途切れた映像の後、ロビンを犯したかどうかは明かさずに「今の君がもてあそばれる側だよ。誰の子かは顔や目を見ればわかるだろう」と言って電話を切った。
※サイモンの目はブルー、ゴードンの目はブラウンだった。だがロビンの目もブラウンなので、ブラウンであればどちらの子かはわからないだろう。
サイモンが赤ちゃんのいる病室に行くと、ロビンが笑顔で赤ちゃんを抱いていた。サイモンは部屋の外から赤ちゃんの目の色を見ようとしたが、サイモンに気が付いたロビンはうつむき、部屋のカーテンは看護師によって閉められ、彼女に近づいて確認することはできなかった。
何も知らないロビンは幸せそうに赤ちゃんを抱いてあやしていた。
その場でしゃがみこみ泣き出したサイモンを、少し離れた場所からゴードンは満足そうに見つめ、ゆっくりと立ち去った。

※ゴードンはサイモンに性的な内容で嫌がらせ(性的虐待で警察に通報して町をさわがせた)を受け、さらに彼がゲイという”偏見”をサイモンが周囲に植え付けたせいでいじめられたことから、サイモンに”妻がレイプされたかもしれず、子どももサイモン自身の子じゃないかもしれない”という”疑いの心、偏見”を植え付けた。しかもサイモンは勝手に自爆して会社での立場もなくなり、妻ロビンからの信用も完全に失い、本人が予測していた以上に危機的状況なサイモンの姿をながめることができたゴードンの復讐は完璧に果たされた。

主題歌:Eric Bolvin『romantic interrude』

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