映画「キャプテン・フィリップス」あらすじ結末ネタバレ

キャプテン・フィリップス

原題:CAPTAIN PHILLIPS
制作年:2013年
本編時間:134分
制作国:アメリカ
監督:ポール・グリーングラス
脚本:ビリー・レイ
原作:ノンフィクション小説/リチャード・フィリップス『キャプテンの責務』

キャプテンの責務[ リチャード・フィリップス ]

キャプテン・フィリップス|出演者・キャスト

リチャード・フィリップス/アラバマ号船長(トム・ハンクス) アンドレア・フィリップス/リチャードの妻(キャサリン・キーナー) アブディワリ・ムセ/海賊リーダー(バーカッド・アブディ) アダン・ビラル/海賊一員(バーカッド・アブディラマン) ノール・ナジェ/海賊一員(ファイサル・アメッド) ワリド・エルミ/海賊一員(マハト・M・アリ) シェーン・マーフィー/アラバマ号一等航海士(マイケル・チャーナス) マイク・ペリー/アラバマ号機関長(デヴィッド・ウォーショフスキー) ケン・クイン/アラバマ号舵手(コーリイ・ジョンソン) ジョン・クローナン/アラバマ号の三等機関士(クリス・マルケイ) フランク・カステラーノ/ベインブリッジ号艦長(ユル・ヴァスケス) SEAL指揮官(マックス・マーティーニ) ネモ/アラビア語通訳(オマール・バードゥーニ) アサド/海賊(モハメド・アリ) ほか

キャプテン・フィリップス|あらすじ紹介

ソマリアの海沿いの村では、村の最高指導者が村の男たちに海賊行為を強要し、海賊のリーダーには村の漁師のムセが選ばれた。連れていく仲間を3人選び、海に出る準備を始めた。
フィリップス船長(トム・ハンクス)はその時、中東の海で巨大なコンテナ船マークス・アラバマ号の舵を取っていた。近頃治安の悪いソマリア海域を進んでいた時、アラバマ号は海賊のムセたちに襲われ、1日目はムセの乗るボートのエンジンの故障で事なきを得るも、翌日、ボートのエンジンを交換して再びアラバマ号を襲い、隙をつかれて海賊4人に乗り込まれてしまった。
リーダーのムセはフィリップス船長に金を要求し、船長は金庫にある金をすべて渡すことで帰ってもらおうとしたが、ムセは金庫の金だけでは満足しなかった。

キャプテン・フィリップス|見どころ

・トム・ハンクスの安定の演技力

・細やかに描かれる海賊ムセ達の様子:悪役となる海賊たちのことも描かれており、彼らの事情が垣間見えます。

・最初から最後までハラハラドキドキ

以降はあらすじ詳細でネタバレ含みます。
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あらすじ詳細①起

2009年3月 バーモント州アンダーヒルに自宅をかまえるリチャード・フィリップス船長(トム・ハンクス)は真面目にコツコツ仕事をして船長になった男だった。彼は中東、オマーンのサラーラ港からケニアのモンバサ港までコンテナ船を運ぶ仕事を控えていた。
荷物を車に積み、妻アンドレア(キャサリン・キーナー)と一緒に自宅を出発した。アンドレアはリチャード見送りと、彼が出発した後の車を自宅に戻すために同乗していた。
リチャードは妻に「年を取るたび留守番が辛くなるわ」と言われながら空港に着き、オマーンへ出発した。

同じころ、ケニアの隣国にあるソマリアの海沿いの村では、最高指導者の命令で村の男たちは海賊行為を強要されていた。男たちから”痩せ男”と呼ばれる村の漁師のアブディワリ・ムセ(バーカッド・アブディ)がリーダーに選ばれ、同じ村に住み、自らムセについていきたいと志願した少年のアダン・ビラル(バーカッド・アブディラマン)、救命ボートの操縦ができるワリド・エルミ(マハト・M・アリ)、隣町に住む力が自慢のノール・ナジェ(ファイサル・アメッド)を引き連れて海に出る準備を始めた。

オマーンに到着したリチャードはコンテナ船、マークス・アラバマ号に乗り込む際、防護柵の鍵が開きっぱなしになっていることに気が付いた。
操縦室に入り、船員たちと挨拶を交わすと、副船長で※一等航海士のシェーン・マーフィ(マイケル・チャーナス)と航路の確認をした後、リチャードはシェーンに防護柵のことを告げ、警戒への注意喚起をした。
※航海士:船の見張りや操船を行う
船はジブチに寄ってからソコトラの南で水路を出て、そのまま南下してソマリア海盆を通りケニアのモンバサ港に到着する予定だった。
何十トンものコンテナを船に積んだ後、15時に船は出港した。
リチャードは船内の様子を見て回った後、食卓のある部屋に入り、シェーンに勤務表の提出を指示し、ずっとお喋りしている船員たちを「仕事に戻れ」と叱り、自身も仕事に戻った。怒られた船員たちは「厳しいね」とぼやいた。

ムセたちは母船のレーダーで襲う船を選んでいた。群れている船は返り討ちにあう可能性が高いことから避けて、単独でケニアに向かってきている船を見付けた彼らはこの船を襲うことに決めた。

その日の夜、リチャードはソマリア海域で海賊に襲われる事件が多発していることをネットで知った。
翌朝、操縦室に入ったリチャードは、予告なしで緊急時訓練を行うことをシェーンに告げた。リチャードは”武装した男たちが船に接近中”と設定し、汽笛を鳴らして訓練が始まった。
船員たちが訓練を行うなか、リチャードはレーダーに2隻の船が近づいていることに気が付いた。
リチャードは※機関長のマイク(デヴィッド・ウォーショフスキー)にスピードを上げるように頼んだ後、※海事局に電話するようシェーンに指示した。双眼鏡で覗いてみるとこっちに小型のボートが近づいているのが見えた。
※機関士:船内底にある機関室でエンジンなどの管理を行う
※海事局:海に関する事業の全てを担当する国営の部局。

海事局とはつながらず、次に連絡した英国MTO(海運貿易オペレーション)と繋がってオペレーターに小型船の接近を伝えたが、オペレーターは「厳重警戒してください。おそらく漁船でしょう」と言うだけだった。呑気な対応にリチャードは怒って電話をガチャ切りした。

2隻のボートはムセたちが乗るエンジン付きのボートで、1隻はムセたち、もう1隻はムセたちと同じように他の村から連れてこられた男たちが乗っていた。
男たちは興奮作用のある葉っぱを噛みながら、狙った船が巨大なコンテナ船だったことを喜んだ。声をかけ合い士気を高め、ボートのスピードを速めた。

ボートはどんどん近づいて来て、リチャードにボートの男たちが武装しているのが確認できた。距離は約2キロに迫っている。
リチャードは無線が盗聴されていることを見越し、無線で海事局とやり取りしているように自演して「5分で応援をよこす」と言い無線を切り、様子を見た。

無線を傍受していたムセたちは、1隻が諦めて母船に戻っていった。ムセたちは恐れず、そのままマークス・アラバマ号に近づき、距離は約1キロまで近づいた。
リチャードはわざと波を立たせてボートを追い払おうとした。距離が500メートルまで縮まった時、ムセたちはスピードの上げ過ぎと波の影響でエンジンが壊れ、ボートは停止した。ムセはエンジンを直せと命じて双眼鏡で船を見た。
リチャードも様子をうかがっていたため、2人はお互いに双眼鏡越しに目が合った。

リチャードは船員を全員集めて、今日の対処の仕方を完璧だったと褒めた。襲われたことを海事局に報告したので、じきに公安機関が対処してくれるだろうと説明した。副船長のシェーンからは、ソマリア海域を過ぎるまで勤務時間を2倍にして警戒態勢を続けるよう指示を出した。
「海賊と戦うほどの給料はもらってない」と騒ぐ船員たちに、船から逃げても海賊はそこら中に居り、到着予定のモンサバ港まで逃げ道がないことを説明し、船員たちを黙らせた。
自室に戻ったリチャードは、妻のアンドレアに『新人が多くて大変だが何事もなかった』とメールを送った。

母船に戻ったムセたちは機械に詳しいエルミにエンジンを交換させて、明日もう一度船を襲いに行こうとしていた。相談中、リチャードの自演の無線に騙されて逃げ出したボートのリーダーがムセに突っかかってきて、ムセは男を殴って怪我させた。

翌朝。直したボートで再びムセたちはアラバマ号に近づいた。リチャードは海事局に連絡し、汽笛を鳴らして船員たちに緊急時態勢につくよう指示し、マイクに頼んで速度を上げた。
海事局と無線がつながり、海事局はすぐに軍事機関に連絡した。
ムセはアラバマ号に無線で「ソマリアの沿岸警備隊だ。検査のため乗船するから船を停止しろ」と嘘の呼び掛けをした。リチャードは無視して船員にホースを準備させた。
ムセは警告に応じないアラバマ号に銃を発砲し、アラバマ号は船の周りに取り付けたホースから水を一気に噴射して、船に近づけないようにした。
ムセたちはホースが一か所外れていることに気が付き、そちらに船を近づけてきた。副船長のシェーンが急いでホースを直しに向かった。ホースは直せたが、ムセたちは船にはしごをかけてしまい、リチャードは※舵手のケン(コーリィ・ジョンソン)に舵を切らせて船を揺らしたが、ボートに乗っていた4人はがアラバマ号に乗り込んでしまった。
※舵手:船のかじをとる人

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あらすじ詳細②承

リチャード・フィリップス船長は船員全員を機関室に集めて”夕食”という合言葉が出るまで機関室に散らばって隠れるように、機関長のマイクには船を停止させるよう指示した。
操縦室には船長のリチャードと舵手のケン、三等機関士のジョン(クリス・マルケイ)が残った。
海賊ムセたち4人は銃で次々にカギを壊し、操縦室に侵入した。銃をリチャードたちに向けて「金を渡せば大人しく帰る」と脅した。ムセたちはアラバマ号がアメリカの船だと知り、大喜びした。
ムセは積み荷の中身が金になりそうなものかを聞いたが、今日の積み荷は飲料や食品が大半だった。
リチャードは「金庫に3万ドルあるからそれを持って行け」と言って交渉しようとしたが、ムセは「俺たちがバカに見えるか?もっとあるだろう」と応じなかった。
そうこうしているうちにマイクが船を停止させ、ムセたちは突然のことに慌てた。
リチャードは「無茶な操縦をしたから船が故障した。この船は動かない」と船のことをよく知らないムセたちを諦めさせようとしたが、ムセは自分で船を直そうとして仲間のアダンに止められた。
ムセは「今から俺が船長だ。他の船員を呼べ」とリチャードに命じた。リチャードは「船長の私がいれば十分じゃないか」と言ったが、ムセは無線で船内に「今から全員、操縦室に上がってこい。上がってこなければ1分に1人ずつ殺す」と言った。
ナジェは舵手のケンを立たせて銃を頭に押し付けた。
リチャードは必死で「金を出せば殺さないと言っただろう。ビジネスじゃないのか?話し合おう」と説得すると、ムセは銃を下ろさせ、船内をくまなく調べるため案内するようリチャードに命じた。
リチャードは無線をつけっぱなしにしたまま「上から回って下に降りていこう。予備の電気が切れたら終わりだ。私が案内する。」と船員たちに聞こえるように話した。
海賊が降りて来たとき電気がついていたら見つかるため、船員の1人が電気を消しに行き、副船長のシェーンが食堂に水を取りに行った。

リチャードは案内を始め、ムセとムセと同郷のアダンが付いてきた。残りの海賊2人は操縦室に残ってケンジョンの見張りをした。
リチャードは上の階にある貨物室の扉を開けようとした。ムセは船の地図が壁にあるのを見付け「機関室が怪しい。先にそちらを見る」と言った。ムセの勘は当たっていた。
リチャードは「上から見る方が無駄がない」と言ったが、ムセは聞かず、リチャードは少しでも時間を稼ぐため「機関室は暑いから、食堂で水を準備してからにしよう」と言った。
ムセは食堂に寄ることを許し、食堂に向かった。
リチャードは喋りながらムセたちを案内して、食堂に居たシェーンはとっさに冷凍室に身を隠した。リチャードは水とメロンをムセたちに勧めたが、ムセは食べずに機関室への案内を命じた。
リチャードたちが機関室へ向かった直後、シェーンは機関室の船員たちに「海賊の1人が裸足だから、床にガラスをまけ」と指示した。

機関室に入り、裸足だったアダンがガラスを踏んで怪我をした。ムセは構わずに「くまなく調べろ」と言いアダンを歩かせ機関室を調べた。
誰も見つからず、アダンは「もういい。誰もいない」と言ったが、ムセは用心深く「船底も調べる」と言った。

電気を切りに外に出た一人の船員は、危険を冒してなんとか電気系統を遮断した。
電気は消えて真っ暗になり、懐中電灯しか明かりが無くなると、アダンは「もう歩けない」と座り込み、リチャードは「手当するために操縦室へ行こう」と言った。ムセは機関室に残って船員探しを続け、船員たちに捕まった。ムセは手を怪我した。
リチャードアダンを連れて操縦室に戻り、手当てをしようとしたとき、無線が鳴り『海賊のリーダーを捕らえた』と全員に伝えた。
リチャードムセと交渉し、”救命艇と3万ドル”を渡すことで話はついた。海賊は3万ドルを受けとり、ムセが来るのを待つ間、海賊のメンバーで気性の荒いナジェが、「ムセが来るまで救命艇に乗れ」とリチャードを脅した。
リチャードは救命艇に乗り、操縦の仕方を海賊メンバーのエルミに教えた。ムセは連れてこられ、救命艇に乗った。リチャードが交代で降りようとした時、ムセの指示でリチャードは捕らえられ、そのまま救命艇は海に落下。
リチャードは人質として海賊に捕らえられてしまった。

あらすじ詳細③転

その頃、米駆逐艦ベインブリッジ号の艦長フランク・カステラーノ(ユル・ヴァスケス)は対海賊作戦本部からの通達でアラバマ号の船長がソマリアの海賊に人質に取られたことを知った。フランクは無人偵察機の準備を指示してリチャード救出に向かった。
アラバマ号は船長を助けようと救命艇について行きながら応援の到着を待った。

ムセは最高指導者の部下フーファンに連絡したがつながらず、リチャードに「あと2日もあれば港に着く。会社が金を払えばすぐに開放してやるし、手出しはしない」と言った。救命艇に食料は一切なく、海賊たちは葉っぱを噛んでやり過ごしていた。
リチャードは足の傷で苦しむアダンを見て「手当てしよう」と進み出て、ムセは許可した。リチャードは船の底から救急キットを取り出して、アダンの足の消毒をした。包帯を切ろうとしてリチャードがポケットからナイフを取り出すと、見ていた気性の荒いナジャが騒いでリチャードからナイフを取り上げた。

フィリップス船長が人質になったことはアメリカでも騒がれており、海軍本部は海賊たちが陸に到着するまでに人質を救出したがっていた。
船長の救出には海軍特殊部隊SEALも動き始め、ベインブリッジ号のフランク艦長は無人偵察機からの映像と海賊グループの情報を確認した後、上司の提督から「救出が難しそうであればすぐにSEALに引き継ぐように」と指示した。
フランク艦長はSEALの指揮官に「SEALが到着次第、すぐに指揮官へ全権をゆずる」と連絡した。

救命艇内では、ナジャが巻きたばこを巻こうとして船が揺れ、葉っぱが全部落ちてしまいナジャは操縦しているエルミに怒った。
リチャードは喉が渇き、水を要求した。ナジェは無視し、アダンが水をリチャードに差し出した。
だがリチャードが少し飲んだだけでナジャは「飲み過ぎだ」と言いリチャードから水を取り上げ、アダンに「お前にももう水はやらない」と言った。
ムセフーファンと連絡が取れず、船の進みも遅いためイライラしていた。気性の荒いナジャにうんざりして「誰かあいつを何とかしろ」とぼやいた。
やがて無線が鳴り、フーファンは「もっと金をとれないならもう戻って来なくていい」と言った。

深夜になり、水もほとんどなくなり、アダンは「足の感覚がない」と訴えた。ムセは皆に落ち着くように言い、リチャードに「村に着いたら何万本もボトルを飲ませてやる。俺は昔、ギリシャ船から600万ドル奪ったことがある」と話した。
リチャードは「それは誰の懐に入ったんだ?」と聞くとムセは悔しそうな顔をした。
ムセが目を離した隙にナジャがリチャードに銃を向けて「生意気だ」と殺そうとした。ナジャ以外の全員が「やめろ」と言ったが、ナジャは興奮しており、ムセとナジャが喧嘩になった。

その時、ベインブリッジ号が救命ボートのすぐ近くに到着しており、警報を鳴らした。ムセたちが警戒すると、無線が鳴り、ソマリア語の話せる通訳係の隊員ネモ(オマール・バードゥーニ)がフランク艦長に代わり交渉しようとした。
ムセは身代金1000万ドルを要求すると、ネモは「難しいだろうが頑張ってみる。とりあえずそちらに食料と水を送る」と言った。

日が昇り、ベインブリッジ号からボートが2隻出発し、通訳のネモがムセたちに「食料と水を持ってきた。船長の姿を見せろ」と言った。ムセは救命艇の外に出て船長を見せ金を要求した。
リチャードは自分の座っている座席の番号をボートの隊員に伝えると、救命艇の中に戻され、ナジャは「会話の許可は出してない」と銃を向けた。ナジャは興奮してリチャードの耳元で発砲し、銃声を聞いたボートは食料を渡さず母船に戻っていった。
救命艇内に戻ったムセナジャに「いい加減にしろ」と怒ったが、ナジャも「お前はなぜ話すばかりなんだ。もっと強気でいけ」と怒鳴った。
ベインブリッジ号のフランク艦長からムセの救命艇に無線で「発砲は誰がした?船長の声を聞かせろ」と要求した。ムセはリチャードに無線で喋らせて、誰も怪我はしていないと答えた。
フランク艦長は「船員をちゃんとコントロールしろ。一緒に上手く解決出来る方法を探ろう」と言い無線を切った。

しばらく経ち、ムセはリチャードに「これが終われば俺はアメリカに行くんだ。アメリカで車を買う」と話した。ムセの手は震え、体調が悪そうだった。
その時、再びベインブリッジ号からボートが2隻、ムセの救命艇に近づいてきた。リチャードはムセを説得しようと試みたが、ムセは「今更降参なんてできない」と交渉を拒否した。
夜になり、SEALが現場に到着した。飛行機から飛びベインブリッジ号に降り立った。

リチャードは小便がしたいと言い、アダンを見張りに付けて救命艇の外に出した。リチャードは外に出ると、隙をついてアダンを海に突き落とし、自身も海に飛び込んだ。
ベインブリッジ号は2名海に落ちたことは確認できたが、暗くて誰が落ちたのか確認できなかった。フランク艦長は「照明を上げろ」と指示し、泳いでいるのが誰かを見ようとした。
ナジャはムセが止めるのも聞かず、「逃がすより殺す!」とリチャードに向けて銃を撃った。人質が殺されたら交渉が出来なくなることを危惧したムセは海に飛び込み、リチャードは再び捕まってしまった。
救命艇に戻るとリチャードはナジャに殴られた。ナジャはリチャードの首を絞め、ムセに止められた。

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あらすじ詳細④結

SEALのヘリコプターが現れてムセの救命艇を照らし、隊員が無線で「降伏しろ。降伏しなければ後のことは保証しない」と伝えた。
ムセは銃を持ちリチャードを救命艇の外に出し、喚き散らしてヘリコプターに向かって銃を発砲した。
救命艇の中に戻ったムセは無線でベインブリッジ号に「アメリカ人を殺して袋詰めにする」と言い、アダンに袋を用意させた。無線に向かって何か話せと言われ、リチャードは「のどに銃を突きつけられている。救命着を死体袋にするつもりだ」と喋った。

ムセがリチャードを撃とうとしたとき、交渉人から「金の話をしよう」と無線が入った。交渉人はムセたちのことを調べ上げ、全員身元がわれていた。
交渉人は「君たちの部族の長老がここにきて、金と人質を交換する」とムセに訴え、リチャードはひとまず助かった。
交渉人は救命艇の燃料が残り少ないことを見越し、『港まで救命艇をけん引する。長老と会うために海賊は1人外に出てきてほしい」と訴えた。ナジャは「ウソだ」と言ったが、ムセは交渉人の話に応じることを伝えた。
ムセはリチャードを席に戻し、つぶやいた。
ムセ「簡単なはずだった。船を奪い、誰も死なず平和に終わってるはずだった」
リチャード「3万ドルですぐに終わった話だったのに、お前が欲を出したからだ」
ムセ「俺たちのボスは厳しいんだ」
リチャード「漁師がこんなことしなくても、他にいくらでも道はあるだろう」
ムセ「・・・アメリカならな」

SEALのボート2隻がムセたちの救命艇に近づき、メンバーの1人に出てくることと、船長を見せるように要求した。ムセがリチャードを出すと、隊員はリチャードに新しい服を渡して「これを来て”座っていた座席に”座ってください。」と言った。
隊員がけん引するためのロープを救命艇に取付け、一緒に盗聴器も取り付けた。
ムセは銃を置いてSEALのボートに移動した。

ベインブリッジ号内では、ムセがSEALのボートに乗ったことを確認し、指揮官の掛け声で”ハイスピード作戦”を開始した。
ムセはベインブリッジ号の船内に連れていかれ、隊員たちに取り囲まれて待機させられた。救命艇はSEALによるけん引が始まり、同時に救命艇はライトアップされ、中にいる者はまぶしくて外が見えなくなった。

やがて作戦による波が起きて救命艇の揺れが激しくなり、ナジャが何度も無線で話しかけると、交渉人は「波の少ない場所までけん引する」と応答した。
リチャードは、ナジャが見ていない隙をついてペンと紙を拾い、家族に手紙を書き始めた。アダンはナジャに見られたらまずいと思い、リチャードに小声で話しかけやめさせようとしたが、リチャードは無視して涙を流しながら手紙を書き続けた。
ナジャがリチャードに気が付き、手紙を取り上げ「何を書いた!」と叫んだ。怒ったリチャードはナジャに殴りかかり、アダンが銃でリチャードの背中を殴った。リチャードがうめいている隙に海賊3人がリチャードを取り押さえ、ロープで縛りあげた。
ざわつく艇内の様子に交渉人は「船長に危害を加えれば交渉は中止だ」と何度も呼び掛けた。
ナジャは興奮して聞いておらず、リチャードは目隠しされた。ナジャはリチャードを殺そうと銃を準備した。アダンは止めたが、ナジャは聞いていない。
リチャードはパニックになり「もう限界だ!聞こえているなら家族に伝えてくれ!アンドレア愛してる!愛してる!子どもたちも愛してる!」と叫んだ。
SEAL隊員はエルミとアダンが射程内に入り、残りの1人であるナジャが射程内に入るのを待った。ナジャがリチャードを撃とうとしたとき、船は突然けん引をやめて、ナジャが動いたときに3人ともが射程圏内に入った。
次の瞬間、同時に発砲して3人は同時に倒れた。リチャードに血しぶきが飛び、パニックになりながら目隠しをずらすと、ナジャが死んでいるのが見えた。リチャードはショックで叫んだ。

隊員がリチャードを助け出すと同時にムセは逮捕され、ムセに、仲間が全員死んだこと、海賊行為の容疑者で逮捕されたこと、アメリカの裁判所で裁かれるため、アメリカに引き渡されることの説明を受けた。ムセは呆然としていた。

リチャードは傷の手当てを受けて、看護師長に話せるかどうか聞かれたが、ショック状態で時々嗚咽し、普通に喋ることは出来なかった。
看護師長はリチャードが血まみれなのを見て「これはあなたの血?」と聞いた。リチャードは「私の血じゃない」と答えた。
リチャードはベッドに横にさせられ、手当てが済んだら家族に電話していいと看護師長に言われた。リチャードは涙を流した。

フィリップス船長は2009年4月に家族との再会を果たした。
ムセは33年の懲役刑に処せられ、現在もインディアナ州の刑務所に服役中だ。
フィリップス船長はその後の2010年7月、海上勤務に戻った。

終わり。

主題歌:オリジナルサウンド

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