映画「ちはやふる 下の句」あらすじ結末ネタバレ・句の解説・感想評価

ちはやふる 下の句DVDパッケージ

大ヒット漫画原作の映画『ちはやふる 上の句』に続く第2作目。
千早(広瀬すず)は高校で再会した太一(野村周平)と共に、5人のメンバーを集め”かるた部”を立ち上げ、都大会の団体戦で優勝を収めた千早たちは全国大会の出場権を手に入れた。
その後、千早と太一は2人にかるたの楽しさを教えてくれた新(真剣佑)がかるたをやめたことを知りショックを受けたが、強くなって新が帰ってくるのを待つことにした。
全国大会に向け練習に励む中、千早は同級生で現かるたクイーンの若宮詩暢(松岡茉優)の存在を知る。
千早は新に見てもらいたい一心で”打倒クイーン”に燃えた。

制作年:2016年
本編時間:102分
制作国:日本
監督:小泉徳宏
脚本:小泉徳宏
原作:漫画/末次由紀『ちはやふる

ちはやふる 下の句|出演者・キャスト

広瀬すず(綾瀬千早) 野村周平(真島太一) 真剣佑(綿谷新) 上白石萌音(大江奏) 矢本悠馬(西田優征) 森永悠希(駒野勉) 國村隼(原田 秀雄) 松田美由紀(宮内妙子) 津嘉山正種(綿谷始) 清水尋也(須藤暁人) 松岡茉優(若宮詩暢) 坂口涼太郎(木梨浩/ヒョロ) 久家心(幼い千早) 山田瑛瑠(幼い太一) 加部亜門(幼い新) ほか

 

ちはやふる 下の句|みんなの感想・評価(5点満点)

 

たくやの感想・評価|3.8
前編のほうが感動できたけども、2部作として話が上手くまとまっていた。たまに雑なシーンもあるけど、やはり百人一首のシーンは好き。
次回作も期待!! (出典:Filmarks

 

Kamesukeの感想・評価|4.1
上の句に続いて面白かった。ザ・スポコン青春映画って感じがたまらんです
なんといってもクイーン役の松岡茉優の存在感と演技が素晴らしすぎてそれだけでお腹一杯。
いつの間にあんなに綺麗になったんだってくらいもう画面に釘付けでしたね。
個人的には感動が強かった上の句のほうが好きだけど、下の句も最高でした (出典:Filmarks

 

アンナの感想・評価|4.5
上の句が 動 なら 、下の句は 静 だな
勢いは上の句よりはないけど丁寧さがあって私はこっちのほうが好きかも ○
須藤さんが安定にかっこよかった〜〜北央〜〜( ; ; )
松岡茉優ちゃんがとってもいい役してて続編もたのしみだなぁ。。ラストシーンにドキッときた (出典:Filmarks

 

以降はあらすじ詳細でネタバレ含みます。

 

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あらすじ詳細①起

新(真剣佑)がかるたをやめたことを知った千早(広瀬すず)と太一(野村周平)は、新に会うため、福井行きの電車に乗っていた。
新の家の最寄り駅に到着し、そこから歩いて新の家へ向かう途中、千早は「新に会うのが怖い」と言い始めた。
ためらう千早が可愛くて、太一は「俺はどっちでもいいよ」と千早の手を握ろうか悩んでいたとき、新が偶然 自転車で2人の横を通り過ぎた。
お互いに気が付いて、新は自転車がふらついて土手から滑り落ちてしまった。
千早が新を追いかけたが、千早も土手に滑り落ちた。
土手の下でお互いの顔がちゃんと見れた瞬間、千早は「会いたかった」と泣き出した。

土手に落ちた時、千早は新の携帯を壊してしまった。
千早は弁償すると申し出るが、新は「使わないから」と断り、さらに2人に早く帰るよう促した。
それでも千早は部屋にあったかるたを見付け、「かるたやろうよ」と畳に広げた。
見かねた太一が帰ろうとして千早が嫌がっていた時、母親が奥のふすまから顔を出した。

母親「2人ともわざわざ遠いところから、お線香あげに来てくれたんね?ありがとう」

そのとき千早と太一は気がついた。
奥の部屋の仏壇に新の祖父(津嘉山正種)の写真が立ててあることに。
新の祖父は亡くなっていた。
千早と太一がいた部屋も、もう片付けられてしまっているが、新の祖父の部屋だった。

新「俺はもうかるたやる意味がないんや。全国大会出るんやろ、頑張ってな」

千早はショックを受け、大事にしていた限定品のタオルを忘れて帰っていった。
太一は「待ってるから!」と新に言い、勝手に帰っていく千早を追った。
かるたの名人であった祖父が、新にとってかるたそのものだった。
その祖父を失って、新は目標を失っていたのだ。

帰りの電車の中で太一が千早に話した。
太一「新は1人になろうとしてる。
あいつが望むなら、今はそうさせてやろう。
俺たちは強くなって、あいつを待とう」

千早は小学生の頃に新たに言われた言葉を思い出していた。

千早「新なら一位になれるよ!」
新「なら、綾瀬さんはクイーンやな」

千早は1人で東京に戻り、かるた部部員の西田(矢本悠馬)、(かなで/上白石萌音)、駒野(森永悠希)に帰って来たことを報告した。
太一は現在B級選手で、ランクを上げるには大会で勝つ必要がある。
早くA級に上がりたかった太一は、東京に帰る途中で開かれている大会に出るため途中下車していた。

そこに顧問の宮内先生(松田美由紀)が扇風機を持ってやって来た。
宮内先生はかるた部の顧問だがテニス部と兼任で、今までかるた部は放置されていたが、都大会で優勝してから目をかけてくれるようになった。
部屋はクーラーが壊れていて、窓を開けると吹奏楽部の演奏のせいで練習にならないが、窓を閉めると暑くて集中できなかった。
千早と西田が喜んで扇風機をつけようとしている間、先生は「吹奏楽部のことで相談がある」と奏と駒野に言った。
やっとコンセントに繋いで電源を付けたが、扇風機は壊れており、千早と西田は落胆した。

原田先生(國村隼)「全国大会に来るのは、全員が※北央学園のようなレベルか、それ以上のやつらばかりだ。
だから5人全員勝つ意気込みで行かないとだめだ。
そのためには、机くん(駒野)とかなちゃん(奏)のスキルアップは必須だ」※北央学園:競技かるたの強豪校で、今年の都大会で千早たち瑞沢高校が決勝で当たった相手。
千早「攻めて攻めて攻めまくる※”府中白波会”の教えを徹底的に叩き込むから!」府中白波会:千早と太一が所属している一般のかるた会

原田「団体戦の後には階級別個人戦が開かれるから、2人ともD級取得目指して頑張るように」
奏と駒野はかるた初心者で、まだ階級を持っていないため、D級取得目指して練習することになった。
続いて原田先生から、今年の大会には現在のクイーン若宮詩暢(わかみやしのぶ/松岡茉優)がエントリーしていることを知らされた。
詩暢は史上最年少でクイーンになった凄腕の持ち主で、”音の無いかるた”を取ることで有名だった。
千早が詩暢を知らなかったので皆で動画を見てみると、普通は早く札を取るため、はじいた札が周りの札に当たって散らかるのだが、詩暢はとても綺麗に取るべき札だけを指で触って、周りの札を動かすことなく取っていった。
詩暢はどこの会にも所属しておらず、小さい頃から1人でかるたをしていたのだそうだ。
西田から「若宮と綿谷は大会の序盤の試合で必ず当たっていて、毎回綿谷が勝っていた」と補足し、今まで彼女が上位入賞出来ていなかった理由を説明した。
それを知った千早は「クイーンに勝つ!」と1人、闘志を燃やした。
千早の言葉に、原田先生は「それはすぐには難しいかもな。クイーンは左利きなんだ」と言った。

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あらすじ詳細②承

新が本屋でのアルバイト中、本屋の電話が鳴った。
店主から出るよう頼まれた新が電話に出ると、電話をかけていたのは試合に負けてしまった太一だった。
新は驚いて電話を切ろうとしたが、太一は構わず聞いた。

太一「試合の流れが読めなくて負けそうなとき、どうしてた?…新にはそんな時ないか。ごめん、またかけるわ」
新「…イメージ。かるたが一番楽しかった時のことを思い出すんや」

太一が部活に来て、A級昇格試験がダメだったことをさわやかに報告して練習を始めようとしたとき、吹奏楽部の演奏が始まった。
太一が驚いて詳細を聞くと、コンクールが近い吹奏楽部から宮内先生は、”かるた部の上の部屋を使わせてくれ”と頼まれているらしい。
許してしまえばますます練習に響くため、現在先生が突っぱねてくれているとのことだった。
さらに、千早がクイーン対策に夢中になっていて団体戦の練習が全く出来ていないため、部長の太一は部員たちから千早の軌道修正を頼まれた。
しかも今日は、千早は知り合いの左利きの選手の元へ出稽古に行ってしまったという。

千早は左利きの選手で大学生の坪口から、左利きの選手と戦うときの対策を学んでいた。
太一は千早を探しに大学にやってきて、千早にクイーン対策をやめるよう諭したが、千早は全く聞き入れなかった。
「皆に迷惑かけないようにするから」と言う千早に、太一はしびれを切らした。

太一「お前は何のためにかるたやってんだ?何のためにかるた部作った?新のためか?」
千早「わかんない。でも私、太一と新と離れ離れになってから、ずっとさみしかった。
だからまた太一と会えた時はすごく嬉しかった。
何があっても私たちは1人になっちゃだめなんだよ。
仲間が居れば、私はクイーンにだって負けないよって、私が新たに伝えなきゃ。」
千早はしゃがんで泣き出した。
太一「…団体戦が優先だ。皆が許しても、部長の俺が許さない」

泣いている千早を置いて、太一は心を鬼にして帰った。

新の祖父の四十九日の日。その集まりには現クイーンの詩暢も参加していた。
食事の席を外して縁側に行った新を見て、詩暢も縁側へ行き隣に座った。※詩暢は京都出身で京都弁
詩暢「かるたやめたいうんは、本当?あんたが休んどるおかげで、私はこの4年間負け知らずや。
あんたからもそろそろ、勝ちを取らせてもらいたいもんやな」
詩暢は新に辛辣な言葉を投げかけ、千早の忘れていった限定品のタオルに気付いて一瞬興奮した後、かるたを畳に広げ始めた。

詩暢「…私に名人の弔いをさせへんつもりか?」

かるたを読み上げる声が他の客の居る食事の席まで聞こえてきた。
新と詩暢のかるたで、新が取った札は”ひとはいさ”だった。
札を見て、新は祖父の言葉を思い出した。

子ども頃、祖父に「おじいちゃんはなんでそんなに強いんや?」と新は聞いた。
祖父「”ひとはいさ”や。”あなたには帰ってくる場所があるよ”いう意味の句や。
おじいちゃんは、困ったときにいつでも帰ってこれる心のふるさとがあるんや。
新、かるたに行き詰ったときは、イメージや。
かるたが一番楽しかった時はいつやった?」

新は祖父の言葉を思い出していて、詩暢とのかるたに集中できていなかった。
それを見抜いた詩暢は「つまらん。もうやめや」と立ち上がった。

詩暢「新君は1人で強くなったんや思うてたけど、おじいさんのためにかるたしとっただけやったんやな。」
新「…詩暢ちゃんは、何のためにかるたしとるんや?」
詩暢「自分のために決まってるやん」
新「だから強いんやな。知り合いを思い出すわ」
詩暢は千早のタオルを見た。
詩暢「誰のことか知らんけど、このタオルは限定の超レアもんやから、はよ返してあげ」

部活の時間。千早は西田との練習試合中、西田は右利きであるにも関わらず、千早は左利き選手との戦い方で試合をしてしまい、西田に注意された。
練習試合中に再び吹奏楽の演奏で練習が出来なくなり休憩していると、千早は「白波会に行こうかなぁ」と携帯を取り出して電話しに行ってしまった。
千早の言葉にむかついた太一は、千早の電話が終わると「白波会に行ったら、もう帰ってこなくていい。お前はチームに必要ない」と千早を脅した。太一に言われて意地になり、学校から出ようとしている千早を奏が引き留めたが、千早は「私、強くなりたいの。ごめん」と言い残して行ってしまった。
太一は「団体戦には4人で出る」と残った部員たち伝えた。

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あらすじ詳細③転

太一は、千早とのことを原田先生に相談しに行った。
先生「夢中になると周りが見えなくなるのは、子どもの時から変わらないな。
千早ちゃんは、まつ毛くんとメガネ君が居なくなってから、かるた友達が出来なくて、ずっと1人でかるたをしていた。
1人の淋しさを知っているから、メガネ君を放っておけないんだろう。
私も千早のことを考えると止められなかった。」
太一「先生のせいじゃないですから」
先生「千早ちゃんもメガネ君も考え始めてるんだ、かるたをする理由を。」

翌日。千早はかるた部員たちと接するのを気まずく感じ、部員たちと会いそうになるたびに隠れ、放課後も部室の近くまでは来たが、どうすればいいのかわからずそのまま帰ってしまった。
千早が寄らなかった部室では、太一が奏と駒野に戦い方を教えていた。
その時、太一は西田から「全部ひとりでしょい込もうとするな」と指摘され、駒野、奏から「もっと自分たちを頼ってほしい」と言われた。
太一はやっと”仲間”の意味を理解して、千早に言ってしまったことを反省した。

その週末、千早は北央学園の練習に参加していた。
参加させてもらった練習試合では、当たった全員に負けてしまったが、その時に部長の須藤(清水尋也)から、千早は”仲間の大切さ”を教わった。
千早は北央学園の部員たち全員に感謝して、その足で太一の元へ走った。

千早は雨の中、真島家の前で太一を待ち、太一が帰って来たと同時に謝った。
太一はその日、A級昇格をかけた水戸大会で見事優勝し、A級に昇格していた。
「3人でかるたのチームを作った時のことを思い出して、勝てたんだ」と太一は嬉しそうに千早に話した。
千早は太一が怒ってないのもA級になったのも嬉しくて、太一に抱き着いて泣きじゃくった。

翌日。千早は西田、奏、駒野にきちんと謝った。
3人は怒っておらず、千早にクイーンの※配列表を渡した。
※配列表:選手が自分の手元の札をどのように置いたのかを記録して、相手の癖を知る参考にするもの。

3人は千早のために何かできないかと、3人で協力してこれを作ったのだ。
駒野が千早に「仲間がいることがこんなに楽しいって、教えてくれたのは綾瀬だよ」と笑顔で明かした。
千早は嬉しくてまた泣いた。

職員室で、千早と太一は宮内先生に「吹奏楽部は上の部屋を使ってもいい」と伝えに行った。
「持ちつ持たれつ」と話す成長した千早に宮内先生は驚き、保健室に連れていこうとした。
その後、部室で練習していたかるた部の前に吹奏楽部の部員たちが来て、上の部屋を使わせてくれたお礼にと演奏(威風堂々)を披露してくれた。

全国大会団体戦当日。近江神宮にやって来た5人は、大会が始まる前に神宮にお参りをして勝利を祈願した。

一回戦の試合直前、千早は珍しく大人しくしていて、西田に「じっとしてると可愛く見えるから、お前は動いとけ」と注意(?)された。
初戦の対戦相手は、千早たちと実力は同じ位だった。
オーダー表を書くとき、駒野は自ら「自分を強い相手と当ててくれ」と提案した。
皆はためらったが、「この5人で優勝したいんだ」と素直に話した駒野の気持ちを汲み、皆で本気で勝ちに行くという決意を固くした。
だが試合が始まると、すぐに千早は体調が悪くなり、途中で倒れてしまった。
雨に打たれたせいで、千早は風邪を引いてしまったのだ。

同日の福井。新がバイトから帰ってくると、携帯が修理を終えて戻ってきていた。
母親が修理に出していたのだ。
新が携帯を開くと伝言メッセージが山ほど届いており、そのほとんどが千早からだった。
新が伝言を聞いてみると、内容はかるた部の様子や、部員たちのことだった。

千早が目を覚ますと、ホテルの部屋だった。
千早は自分がどこにいるかわからず、とりあえず部屋から出てみると、ちょうど太一たちが千早の様子を見にエレベータで上がって来たところだった。
途中で倒れてしまったことを千早が土下座して謝ったが、部員たちの表情は明るかった。
試合自体は3回戦目で負けてしまったが、駒野が初めて試合で勝つことが出来たりと、全員が納得のいく試合が出来たようだった。

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あらすじ詳細④結

新は祖父のお墓の前に立っていた。
そして、”自分のかるた”を見つけるために大会を見に行くことを決意した。

個人戦の日。5人はクイーンの詩暢が会場に入ってくるのを目にした。
詩暢は、上はキャラクターもののTシャツに、下は赤いジャージで、ジャージにTシャツをインし、肩からは赤い水筒を下げていた。
その姿(服のセンス)はとても微妙で、それが彼女の独特な雰囲気をより一層際立たせていた。
詩暢は新がエントリーしていないことを確認し、会場へ入っていった。
その後、5人は原田先生に「個人戦こそ、本当の団体戦だ」という言葉をもらい、それぞれ会場に向かった。

新が会場に着くと、”瑞沢高校”と書かれたTシャツを着ている生徒を見かけた。
駒野だった。駒野と奏はD級戦で、会場は保育園だ。
新が部屋をのぞいてみると、とても楽しそうに試合をしている駒野と奏が目に入った。
新は千早のメッセージを思い出しながら、2人の試合をしばらく観戦した。

新がA級の会場に来ると、千早が戦っているのが見えた。
千早は新に気付くことなく試合に集中している。
部屋の奥には太一も詩暢もいた。詩暢の対戦相手は西田だ。
原田先生が新に気付き、2人は久しぶりに再会した。
詩暢相手にも全く動じず、1枚とる度に雄叫びを上げている西田を見て、原田先生は「負けるとわかっていても、次に当たるかもしれない仲間のために、少しでもクイーンの気力を削っているんだ」と解説した。
西田以外は全員試合に勝ち進んだ。
3回戦の対戦相手が公表され、次は千早が詩暢と当たることになった。
そこに奏と駒野が現れて、千早は奏から「メガネの人から」と、千早が新の家に置いてきてしまったタオルを渡された。

新が神宮にお参りをしていると、詩暢が制服姿で現れた。
詩暢は試合がつまらなくて帰ろうとしていたところだった。
新が「皆、前日の団体戦で出し切ってしまっとるんやろ」と言うと、詩暢は「団体戦なんて、ただみんなで何かがしたい人の集まりや。
かるたがしたいんじゃない。
個人でかるたをする方が、かるたに純粋や」と言った。
詩暢の考えを新が否定すると、詩暢は怒って「団体戦なんてお遊びやって、私が全員に思い知らしたるわ!」と試合に戻っていった。

3回戦目が始まった。太一は、千早と詩暢が挨拶したところを見届けていると、太一の相手が前に座った。
北央学園の須藤だった。
試合開始直前、詩暢は千早の持っていたタオルを見て色々と気が付いた。
詩暢は「あんたか。」と言い、千早に不気味な笑みを向けた。
試合では、千早は詩暢に全くついて行けずどんどん札を取られていき、千早は力の差に呆然とした。
試合を見ていた駒野は「次元が違う」と呟いた。
そこに、太一が千早の肩をポンと叩いたのがきっかけで千早は落ち着くことができ、楽しかった時のことを思い出した。
そして集中モードに突入し、どんどん巻き返していった。
試合中に通り過ぎさまハイタッチを交わした千早と太一を見て「個人戦なのに、離れてるのに、心がつながってる」と呟いた新に、原田先生は「皆、励ましあってやって来たんだ。だったらそれはもう、団体戦だろ。千早ちゃんもまつ毛くんも、新をチームだと思ってるよ」とささやいた。

新「千早、なんであんなに楽しそうなんやろ」
原田「メガネ君にとって、おじいさんが大きい存在だったのは良くわかる。でもかるたをする理由は1つじゃなくてもいいだろう?」

新は涙が止まらなくなった。

千早は後半巻き返すも追いつかず、試合に負けた。
そして、受付に勝ちを報告に行った詩暢の腕を千早は掴み、次はクイーン戦で戦おうと約束した。

大会が終わり、帰ろうとしていた詩暢に新が声をかけた。
新「どっちが純粋か俺にはわからんけど、皆でかるたをやっている人たちが、かるたの世界を豊かにしてるって思わんか?」
詩暢「お説教やったら、あの子がうちに勝ってから言ってや。
あの子に伝えてや、『はよ上がって来い』って」

2人に黙って帰ろうとしていた新を太一が追ってきた。

太一「挨拶もせず帰るのかよ!」
新「…俺、ずっと千早は太一のもんだって、勝手に思ってた。
でも違った。
千早は誰のもんでもないよな」
太一「忘れてねぇよな。俺たち府中白波会は”攻めがるた”だってこと」
新「気が向いたら、また3人でかるたしような」
2人は笑った。

次作の予告編が流れ、エンドロールに入る。

 

主題歌:perfume『FLASH』

 

前作:映画「ちはやふる 上の句」あらすじ結末ネタバレ・句の解説

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