映画「イン・ハー・シューズ」あらすじ結末ネタバレ・感想

イン・ハー・シューズパッケージ

硬派な映画監督で知られるカーティス・ハンソン監督が、何もかも対照的な姉妹の絆を繊細に綴る。
登場人物たちの心情を代弁するように演出するジミーチュウなどの高級靴にも注目。
弁護士として成功するも、容姿に自信が持てない姉ローズ。
難読症を患って定職にも就けず、美貌とスタイルしか取り柄がない妹マギー。
2人の唯一の共通点は靴のサイズが同じなこと位。
そんなある日、マギーがローズの家に転がり込んでくる。
しかし、マギーのだらしない生活態度にローズは怒り、逆切れしたマギーがローズの恋人を寝取って大喧嘩に。
アパートを追い出されたマギーはフロリダに住む祖母エラのもとへ向かう。

原題:In Her SHOES
制作年:2005年
本編時間:131分
制作国:アメリカ
監督:カーティス・ハンソン
脚本:スザンナ・グラント
原作:小説/ジェニファー・ウェイナー「イン・ハー・シューズ

イン・ハー・シューズ|出演者・キャスト

キャメロン・ディアス(マギー・フェラー) トニ・コレット(ローズ・フェラー) シャーリー・マクレーン(エラ・ハーシュ) マーク・フォイアスタイン(サイモン・スタイン) キャンディス・アザラ(サイデル・フェラー) ケン・ハワード(マイケル・フェラー) フランシーン・ビアーズ(レフコウィッツ夫人) リチャード・バージ(ジム・ダンヴァーズ) ジェリー・アドラー(ルイス) ブルック・スミス(エイミー) ノーマン・ロイド(教授) アンソン・マウント(トッド) エリック・バルフォー(グラント) アンディ・パワーズ(ティム) ほか

イン・ハー・シューズ|みんなの感想・評価(5点満点)

 

hitomi❤の感想・評価|3.6 (出典:Filmarks
靴はプレゼント出来ない 本当に相手にピッタリか分からないから
ピッタリだとしてもヒールの高さや形 その人の好み… 靴はその人を端的に表す 全く違う二人の姉妹 自分にあう生き方に辿りつけるのか 人の靴ではなく 自分にぴったりの
シャーリーマクレーンのおばぁちゃん 欲しい!
難読症なのに詩の朗読をする場面、またその詩’ONE ART’心に残ります

 

Sawasawatoの感想・評価|3.8 (出典:Filmarks
姉妹だったらより感じるものが多いのかな? アメリカ映画の中でも結構ゆっくり考えさせられる内容で面白かった。
ただ、もう少し靴の話しが欲しかったかな〜
主演の二人も、良かったけど脇役のじぃさんばぁさんが良かった。 特に良かったよ。教授

 

uoianの感想・評価|3.5 (出典:Filmarks
お姉さんが魅力的。また、靴を集めてしまう気持ちもよくわかる。

 

ちなみの感想・評価|3.5 (出典:Filmarks
ラストは涙がほろり。ハッピーエンドで綺麗に終わる映画。
キャメロンは綺麗で可愛いかったけれど、わたしはあんな妹嫌だなあ〜笑
イン・ハー・シューズってタイトルだけど、そんなに靴に焦点が当たってなかったような…

 

以降はあらすじ詳細でネタバレ含みます。

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あらすじ詳細①起

弁護士として働いていたローズ(トニ・コレット)は、太りやすい体質でいつも食事には気を使っているものの太ってしまい、いつも美人な妹マギー(キャメロン・ディアス)と自分を比べていて容姿に自信が持てなかった。
子どもの頃から勉強に専念し、現在は弁護士として仕事に専念する日々を送っていた。
趣味は高価な靴を買い集めて眺めること。履いたことはなかった。

ローズはある時から、職場の上司であるジム(リチャード・バージ)と恋愛関係になり、彼と結ばれた夜のこと。
ローズは憧れだった上司と結ばれたという事実が信じられず、また職業柄、今夜の証拠写真を撮ろうと奮闘していた。
その時、急に電話が鳴り『妹を預かっているので引き取りに来てほしい』と連絡が来た。

妹のマギーは、姉のローズとは正反対で、職が定まらず転々としていて現在は無職。
難読症を患っており、そのことが原因で勉強することを自分から遠ざけてきてしまった。
しかしそのことでコンプレックスを抱えており、人からバカにされるのが大嫌いだった。
マギーのルックスとスタイルは抜群で、それだけが彼女の自慢であり取り柄だった。

ローズはしぶしぶ酔っているマギーを車に乗せて実家まで送ったが、待ち構えていた父親マイケル(ケン・ハワード)の再婚相手の後妻サイデル(キャンディス・アザラ)と酔った勢いで口論が始まり、しまいにマギーは家を追い出されてしまった。

サイデルはこの姉妹のことを娘と思っておらず、いつも意地悪で冷たい態度で、口に出すことと言えば、自分の実の娘マーシャのことばかりだった。
ローズは無職で、しかも宿無しになってしまう妹を放っておけず、仕方なく仕事が見つかるまで自宅に住まわせることにした。

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あらすじ詳細②承

翌日。マギーが起きて冷蔵庫を開けると、印の書かれた求人広告が入っていた。ローズが用意したのだ。
マギーは悩んだ末、広告の中からMTV司会者の求人を選び、姉の高価な靴がいくつも置かれたクローゼットから勝手に一足選んで履いて面接へ行った。
一次予選のカメラテストを通過し、喜んでローズに報告するマギー。
だが二次予選では画面に流れる文字を読むテストだった。
マギーは文字がうまく読めず、二次予選で落ちてしまった。
マギーは落ち込んでローズの家に帰宅した。

ローズは妹に化粧をしてもらって2人でバーに行った。
そこでマギーは自慢の美貌で男性を惹き付け、お酒をおごってもらうことに成功した。
バーから出た後、レストランで継母サイデルのモノマネをしたりと盛り上がっていた2人だったが、男におごってもらえたことで自慢気にするマギーが癪にさわったローズは「色気を使わなくてもお金がもらえる仕事はいくらでもある。若さは短いし、中年のあばずれは醜いわよ。」とマギーに厳しく現実を突きつけると、マギーは怒ってレストランから飛び出した。

翌日。マギーは、姉に散々なことを言われた悔しさから、本格的に職探しを始めていた。
気になるお店を次々に回り、やっと一軒トリマー募集をしているペットのトリミング兼ホテルの店を見つけ、そこで雇ってもらえることになった。

研修中に電話が鳴った。継母サイデルからだった。
実家へ行ってみると、要件はマギーの部屋をサイデルの孫の部屋にするから片付けて欲しいとのことだった。
マギーが出て行ってたった2.3日でこの言われよう。
しかも聞いてみると、マーシャはまだ妊娠すらしていない。
そこにマギーの父マイケルが現れ、マギーは父親に「この家から追い出されるの」と言ってみるが、父親は困った顔をしただけで、サイデルと出かけてしまった。

夫婦が出て行った後、腹いせもかねてマギーは部屋を物色し、お金を見つけてはポケットに入れていった。
父親の書斎の引き出しを開けていると、手紙の束がどっさり出てきた。
その中身は、姉妹の祖父母からの手紙で「7歳の誕生日おめでとう」と書かれ、お小遣いも挟まれたままだった。
恐らくマイケルが姉妹に見せずにずっとしまい込んでいたんだろう。マギーはショックを受けた。

翌日。マギーが仕事を終えて店から出ると、勝手に出勤に使っていた姉の車がなくなっていた。
マギーが困っていると、2人の男性グラント(エリック・バルフォー)とティム(アンディ・パワーズ)が、車がレッカー移動されてしまったことを教えてくれた。
マギーは2人に誘われるまま、彼らの車に乗って車を取りに行くことにした。
バーにも寄って夜になり、ようやく車の場所までたどり着いた。
マギーはお礼だけ言いそのまま帰ろうとしたが、グラントに引き留められて襲われかけたので、殴り飛ばして急いで車に乗って帰宅した。

ローズはその日、楽しみにしていた出張の日だった。
ジムから「付き添いで来てほしい」と頼まれたのだ。
だがフタを開けるとジムは急用で来れなくなっており、代理の同僚サイモン(マーク・フォイアスタイン)が同乗するタクシーに乗っていた。
ジムがいないと知ってローズはげんなり。
あからさまにがっかりしながらタクシーに乗り込んだ。

その日の夜。ローズはジムが出張に来ず、事前に連絡が何もなかったことで不貞腐れ、ホテルで1人恋愛映画を見ながら夜を過ごしていた。
そこに、一緒に出張に来ていたサイモンから、近所にある有名店へディナーに誘われた。
ローズはサイモンが自分に気があることに気付いていたが、全く眼中になかったため、二つ返事で断ってまた部屋に閉じこもった。

翌朝。出張を終えたローズが自宅に戻ると、部屋は散らかり放題でベッドにはマギーと犬が一匹いた。
マギーは昨日が嫌な日だったので1人で寝るのが寂しく、職場で預かっていた犬を勝手に持ってきてしまったのだ。
今日は仕事で法廷に出廷する日なのに、帰りの飛行機が遅れて急いでいたローズは、マギーに片付けを言いつけて急いで家を出たが、車のタイヤにレッカーされたマークが残ったままだった。
男を振り切るために罰金を払わずに飛び出してきてしまったからだ。
これでは法廷へ行けない。
ローズは怒ってマギーに「私が仕事から帰るまでに家から出ていって!」と怒鳴り、タクシーで法廷へ向かった。

その後、職場でジムに会ったローズはすぐにジムから謝られた。
だがローズはイライラしていて優しくなれず、事前に連絡もなしにサイモンを寄こしたことを怒り、そのままデスクにこもって仕事をした。

夜になり、まだ姉の家に居たマギーが片づけをしているとドアベルが鳴った。
マギーが下着が見えてしまうような姿のままドアを開けると、ローズの彼氏のジムが立っていた。
彼はローズにちゃんと謝ろうとして来たが、ローズはまだ職場にいた。
ローズはマギーのことがあり、出来るだけ遅く帰ろうとしていたからだ。
マギーは嫌がらせを思いつき、ジムを部屋に招き入れた。

ローズは妹がいなくなっていることを願いながら部屋に入ったが、犬がまだいたので嫌な予感がした。
寝室を開けてみると、マギーとジムはまさに行為の最中だった。
驚いたローズが寝室を出ると、ジムは急いで追いかけて来た。
だがジムの言い訳を聞く前に、ローズはキレてマギーを難読症のことをあげ、もう縁を切っても良い覚悟で罵った。
マギーも負けじと言い返して激しい言い争いの末、マギーとジムは一緒に外に放り出された。

マギーはジムから”お相手代”としてお金をもらい、実家へは戻りたくなく空港へ行った。
当てもなくニューヨーク行きの飛行機に乗ろうとしたが、実家から持ってきた祖父母の手紙を見て、送り元がフロリダ州だったので、行き先をマイアミへ変更して祖父母に会いに行くことにした。

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あらすじ詳細③転

姉妹の祖母のエラ(シャーリー・マクレーン)は、老人ホームの手伝いをして生活しており、夫は既に亡くなっていた。
ホームでは良き相談相手のレフコウィッツ夫人(フランシーン・ビアーズ)と、エラに好意を寄せている老紳士のルイス(ジェリー・アドラー)とよく一緒にいた。
そんな時、突然 孫のマギーから電話があった。
エラは驚きつつも喜んで迎えたが、マギーの様子は始終暗く、とげとげしい態度だった。
大人になってから初めてマギーと会うエラは、とりあえず様子を見るしかなかった。

翌日。マギーはエラに、母親の葬式以来会ってくれなかったのはなぜか聞いた。
「毎年お誕生日にはカードを送ったのに、返信は一度も無かったじゃない」と言うエラに、マギーは手紙をくれていたことを最近知ったんだと伝えた。
始めはマギーの態度に我慢して優しく振舞っていたエラも、家族のことを話し始めてだんだんと素が出てきた。
その後、マギーは水着姿でプールへ向かい、老人紳士たちの注目を集めた。

エラは、マギーが衣類を片付けなかったり、飲み物をこぼしたりする子どものような態度にイライラしていた。
「休暇はいつまでなの?」と嫌味っぽく聞いてみても、マギーは「なぜ私たちの前から消えたの?」と質問返し。
エラは「娘の葬式の日、姉妹の父親マイケルから、ローズとマギーともう会わないでくれと遠ざけられたから」と言った。
マギーは「それでも会いに来てほしかった。おばあちゃんに甘えられたら少しはマシだったかもしれない」と、エラの言い分に納得しなかった。

老人ホームのレフコウィッツ夫人は、マギーのことを「したたかなバカ娘だ」と言った。
だがエラは、マギーの言った通りだったと感じ、孫たちが本当にエラのことを求めていたことを知っていた。
それは、娘が死んだのは事故だと言っていたが、本当は自殺であり”娘たちをよろしく”と、娘からメッセージが残されていたからだった。
でも孫たちの面倒を見ず娘を失った悲しみに暮れ、マイケルから遠ざけられるがままにしていた。
レフコウィッツ夫人は「今からでも面倒みてやればいい」と励まし、エラは泣きながら、今までの溝を埋めようと決意した。

ある時、マギーはエラの引き出しを漁りお金を盗もうとしていたところをエラに見つかってしまった。
エラはマギーが一文無しだと知り、マギーに老人ホームで働かせ、お給料はエラが払うという約束をして働いてもらうことにした。
マギーはエラの母親のような態度に従うように、渋々働き始めた。
マギーが部屋を担当することになったご老人(ノーマン・ロイド)がいた。
彼は、意識はしっかりしているが目は見えず、ほとんど寝た切りだった。
老人に本を読んでくれと頼まれたが、文字がうまく読めないマギーは「忙しいから」と逃げるように立ち去った。

エラは友人のルイスの勧めで、マギーとの関係をより円滑にするためにケーブルテレビを契約した。
半信半疑のエラだったが、いつもなら帰ってくるなり自室へこもってしまうマギーが、テレビを見て「このドラマ好きよ」と見始めた。
先輩たちの言うことは信じてみるものだ。
レフコウィッツ夫人とルイスが帰宅した後、マギーはすかさず「ルイスとどうなの?」とエラに聞いた。
そういうことはしっかり見ているのだ。
はぐらかそうとするエラに「性についてもっとフランクになるべき」とマギーは言ったが、そんな相手はエラに出来たことはなかった。
ルイスのことは置いといて、マギーに姉のローズのことを聞いた。
マギーは「とてもうまくやっている」と嘘をついた。
エラは「ローズにも会いたいからここへ呼ぼう」と提案するが、マギーは「姉は弁護士で忙しいから来ないと思う」とやんわり断った。

マギーは担当しているご老人から今日も本の朗読を頼まれた。
このご老人は元大学教授だった。
「読むのが遅いから」としり込みするマギーに、老人は「私も聞くのが遅いから大丈夫」と、優しく読むよう促した。
マギーが渡されたのは詩の本で、読んでみたがすぐにつっかえてしまい、本を閉じて仕事に戻ろうとした。
だが老人はマギーに障害があることを見抜き、励ましてくれた。
勇気づけられたマギーはもう一度挑戦し、ゆっくりと一節読み上げることができた。
老人から「何についての詩かわかるかい?」と聞かれ、マギーは「友人を失うことについて書かれている」と答えた。
マギーの答えに老人は優しく笑い「君はとても賢いようだ」と言った。
マギーは初めて自分の知性を認められ、とてもうれしくなった。

数日後。エラはマギーに、ローズはいつ来るのかと訊ねた。
マギーは改めて断ったが、かたくなに断るマギーの様子を不審に思い、エラは「何かあったの?」と聞いた。
マギーは本当のことを言おうか迷ったが、言えなかった。

エラは自身の娘でありマギーの母親のことを訊ねてみた。どんな母親だったのか。
マギーにとって、ママは他の母親とは違っていて、子どもの頃、お弁当の中に食べ物ではなくティアラが入っていたと笑いながら語った。
それを聞いてエラも笑ったが、自分はだめな母親だったともマギーに打ち明けた。

ある日。エラはマギーがシャワーを浴びている間にカバンの中をのぞき見し、マギーがローズに謝罪の手紙を書こうとしている便箋を見付けた。
だが便箋はくしゃくしゃにしてあり、難航しているようだ。
エラはマギーの手帳を手に取って目を通した。

マギーは「娘の結婚式に着ていく服がない」と困っていたレフコウィッツ夫人にスーツを見立ててやり、夫人がスーツをとても気に入って感謝された。
自分のファッションセンスが活かせてマギーも喜んだ。

それから、マギーはエラに「買い物代行を仕事にしたい」と相談した。
エラはすぐに賛成し、計算の苦手なマギーのフォローをしてくれることになった。

マギーの買い物代行の仕事は好評で、予約が殺到していた。
予約受付をするエラの元にご夫人たちが集まる中、ルイスがひょっこり現れてエラをデートに誘った。
エラは迷ったが、ご夫人たちの”行け”という暗黙のプレッシャーに負けてルイスの誘いを受けることにした。

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マギーと喧嘩別れした後、ローズはジムと会うのが嫌で職場に長期休暇を申請し、友人のエイミー(ブルック・スミス)を家に呼んで泣きまくった。
エイミーに「あんな人たちのために涙を流す価値はない」と慰めてもらい、とりあえず気持ちが落ち着いた。

今後どうしようか考えながら、マギーが置いて行った犬を散歩させていたとき、犬を知っている人たちに声をかけられてしまった。
飼い主のことを聞かれてローズはとっさに”フリーの散歩代行人”と嘘をついた。
マギーの働いていた店を知らなかったローズは、他の飼い主たちの会話から犬の居た店を突き止めて返しに行った。
そこでマギーが、犬を盗んだ次の日から無断欠勤していることを聞いた。
マギーの姉だということを知らない店員から謝礼を渡されたが受け取れず、その代わりに自分が散歩代行人をしていることを宣伝してくれと店に頼んだ。

ローズは父マイケルに会い、仕事を休んでいることを伝えた。
マイケルは心配する素振りを見せつつも「相談したいならお金は出すぞ」と言っただけだった。
父との会話からマギーが実家にも帰っていないことを知り、父には「マギーは私の家に居る」と嘘をつき、心配になったローズは父親と別れた後、すぐにマギーに電話したが、マギーの携帯は解約されていた。

犬の散歩代理人として新しい生活を始めていたローズは、道端でばったりサイモンに会った。
ローズはサイモンからランチに誘われても気乗りしなかったが、職場での噂が気になって寿司ランチに行くことにした。
彼から、職場では自分が突然休暇を出した理由を、病気だとか、男とこじれたとか言われていると聞いて笑いながら、ローズはサイモンの料理を選ぶセンスが天才的だと知り、今まで気にも留めていなかった相手だったが、良いところが見えた気がした。
別れ際、サイモンから半ば強引に次の約束を言われ、ローズは押されて許可してしまった。

後日、ローズは再びサイモンと食事に来ていた。
ローズはサイモンに「自分の日常は仕事だけだった」と語る。
ずっと職場に居たのは元カレの上司のことも少しは関係あるが、今の仕事がなくなれば生きていけなくなる気がして、ただ働いていた。
「仕事を辞めても君は生きていたね」とサイモンは励まし「美味しいものが食べたくなったり、どこかに行きたくなったらいつでも電話して」と、ローズに連絡先を渡した。

それから、ローズはサイモンとデートを重ねるようになった。
バスケの試合観戦に行けば、サイモンは試合後に他のバスケファンと語り合うほど熱中したり、食事へ行けば彼のチョイスは最高で、ローズはサイモンのひたむきな姿に少しずつ惹かれていった。

ある夜。ローズはサイモンを部屋に入れることを許し、キッチンでワインを空けていた。
その間にサイモンが、ローズの趣味の少々きわどい恋愛小説を見付け、ワインを飲みながらローズに読み聞かせた。
そしてお互いに気分が盛り上がり、一夜を共にすることになった。
その翌朝、ローズとサイモンは付き合うことになった。

ローズは友人のエイミーに近況を報告していた。
散歩代行人の仕事はうまくいっているし、ボーイフレンドが出来たし、仕事を変えてから自由な時間は格段に増え、ローズの人生はやっとうまく回り始めた。

やがてローズはサイモンと婚約し、報告をしに実家に食事に来ていた。
そこで父親マイケルからマギーの様子を聞かれ、ローズはマギーと喧嘩してから会っていないことを打ち明けた。
詳しいことを話そうか迷っていると、継母サイデルは「あの子の話なんか聞きたくない」と不機嫌になったので、話を中断して食事の席に着いた。
実家から帰る途中、サイモンはマギーとまだ一度も会っていないため、妹に会いたがった。
だがローズは妹の居場所を知らないし、男を寝取られたことが喧嘩の原因だったため、正直な気持ちは会わせたくなかった。

後日、ローズの実家で婚約パーティが開かれた。
参加者は女性だけというのがルールのため、ローズとエミリーだけがパーティに参加したが、そこは知らない人だらけで、男性も混ざっていた。
サイデルの仕業だった。
その場には、サイデルが溺愛しているサイデルの娘マーシャもいた。
父マイケルは、ローズに「何も言うな」と言うだけだった。
メンバーがそろった所で、サイデルがテレビにローズの写真を映して披露しながら、ローズの生い立ちなどを話し始めた。
サイデルは「ローズは昔から太っていて、昔もこれからも食欲はとどまるところを知らない」、「学生時代は男が出来ても続いたことがなかった」などとローズをバカにして客を笑わせるような劇を始めた。
我慢できなくなったローズは席を外してキッチンへ逃げた。
エミリーもローズを追いかけて慰めていると、怒ったサイデルがローズの元にやってきて「私に恥をかかせて最低だ!」と罵った。
キレたローズは、サイデルを追い返すべく包丁を手に取って脅すと、サイデルは叫んでキッチンから逃げていった。
最悪の婚前パーティだった。
こんな時に妹がいれば、サイデルをもっとこらしめるようなことをしてくれたに違いなかった。

別の日。ローズは弁護士時代の知り合いの結婚披露宴にサイモンと一緒に参加しようと車に乗っていた。
もうすぐ会場に着こうというとき、履こうとして持ってきたジミーチュウのヒールが折れていたことに気が付いて、妹の仕業だとわかり憎しみが倍増した。
サイモンに「誰も気づかないよ」と言われて片方のヒールが無いまま履いて会場入りすると、すぐに花嫁にバレてしまった。
ローズが会場の隅に引っ込んで1人お酒を飲んでいると、披露宴に来ていた元カレのジムと再会してしまった。
ジムは改めてローズへ謝罪した。
ローズは「あなたのおかげで妹と喧嘩になり、今では妹の居場所も分からず、妹は私が婚約したことすら知らないわ」とジムを責めた。
ジムは泣き出してしまったローズを慰めようとして、その場面をサイモンは目撃していた。

帰りの車の中で、サイモンは嫉妬で怒ってしまった。
ローズは彼の気を沈めようととりつくろったが、サイモンの怒りは収まらなかった。
ローズは諦めて車から降りて歩いて帰ることにすると、サイモンは車から降りてきて「心の中を素直に僕に見せてくれ」と頼んだ。
返す言葉が出てこなかったローズに、サイモンは「これじゃ結婚は無理だ」と車に乗って行ってしまった。

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あらすじ詳細④結

ローズは自宅にたまっていた郵便物の整理をしていて一通の封筒を開けた。
中には祖母からの手紙とフロリダ行きのチケットが入っていた。
マギー同様、祖母の存在を知らなかったローズは、すぐに父親に会いに行った。

夜。実家へ行くと、サイデルに迷惑がられて帰るように言われたが、さすがのマイケルも「2人にしてくれ」と真剣に言ったので、サイデルは仕方なく引き下がった
ローズが祖母のエラのことを聞くと、父親はエラとのことを話してくれた。
姉妹の母親は、若いころからエラに薬を飲まさせられていたが、妊娠を機に薬をやめた。
マイケルはもう薬を飲ませたくなかったし、元気そうだったのでそのままやめさせていたが、ある日突然、母親は自殺してしまった。
エラはそれをマイケルのせいだと話したので、マイケルはエラに、ローズとマギーと接触することを禁じたという。

ローズは「その件と、私たちと祖母を引き離すのは関係ない」と父親を非難した。

ローズがエラの家にやって来た。
ノックしたドアを開けたのはマギーで、突然の再会に姉妹は混乱した。
ローズが久しぶりに会うマギーにねちねちと罵声を浴びせている間にエラが帰ってきた。
祖母と孫は無事に再会を果たし、エラはローズの婚約指輪に気が付き、マギーもそのことを知らなかったので驚いた。
さらにローズが弁護士事務所をやめたことも知り、姉の変化をマギーは不思議がった。
その日の夜は寝室が足りず、姉妹が同じベッドに寝ることになり、マギーはローズに改めて自分がしたことを謝った。
ローズはマギーの謝罪を聞いてはいたが、まだ許せなかったので反応しなかった。

翌日。エラは姉妹が幼いころのアルバムを出して2人に見せ、そこには母親もたくさん写っていた。
写真を見て、ローズは自分が覚えていた母親に関する記憶をマギーとエラに話し始めた。
それは、母親が自殺する数日前の出来事だった。
母親は姉妹に学校を無断で休ませて3人で買い物に出かけ、学校から電話を受けたマイケルがひどく怒り、母親を強制入院させようとしたという話だった。
母親は入院をかたくなに拒否し、その数日後、母親は自殺した。

真相を知った2人はお互いに悲しみ、励ましあった。
その時ローズは、気が付いたら自然とマギーを許せてしまった。
自分でもなぜ許せたのかわからなかった。2人は抱き合い、姉妹の絆を取り戻した。
そこでローズは、婚約者のサイモンと喧嘩して、婚約解消されそうだと泣きながらマギーに話した。

翌日。マギーは老人ホームのご婦人たちから「姉のために彼氏に電話してやれ、理由は何でもいいからここに連れてこさせろ」とアドバイスされた。

その後、マギーは元教授の老人の部屋を訪れたが、彼はベッドに居なかった。
部屋の書類を取りに来た男性に老人のことを聞くと、彼は今朝亡くなったとのことだった。
マギーにとって理想の父親のような存在だった老人が突然いなくなり、マギーは悲しくなった。

エラルイスのパーティデートの日になり、2人は楽しそうに踊っていた。
ローズとマギーもパーティに参加して2人を見守っていた。
ルイスは踊りながらエラにキスをし、驚くエラとはしゃぐ姉妹。
すっかり姉妹は元の関係に戻っていた。
はしゃいでいる姉妹の元に、突然サイモンが現れた。
マギーは「ローズが妊娠した」と嘘をついてサイモンを呼んだのだ。
2人がちゃんと話し合うと、すぐに誤解は解けて晴れて仲直りすることが出来た。

ローズとサイモンの結婚式の日、エラとマイケルも久しぶりに再会した。
エラは、ローズに”サムシングブルー”である、靴底に青いドット模様の入った白い靴を貸した。
ローズは、マギーからプレゼントされたドレスを着て、エラに借りた靴を履き、式が始まった。
式の途中、サイデルはつまらなかったのか席を外し、マイケルの隣にエラが並んだ。
そこでエラとマイケルはお互いに今までのことを謝り合い、何十年も経ってやっと打ち解けることが出来た。

式の途中、マギーはローズに詩のプレゼントをした。
マギーは教授のおかげで障害を乗り越えることが出来た。
式は楽しく終わり、ローズとサイモンは車に乗り、それを見送るマギー。
姉妹は再び固いきずなで結ばれていた。

エンディングテーマ:Richard ‘Jah’ Ace & Sons of Ace『I Got You Babe』

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